
LINEで申し込みフォームを作る方法!申し込み受付にLINEを活用するメリットや注意点を解説
近年、企業の申し込み受付にLINEを活用するケースが増えています。
日常的に使われているLINEを窓口とすることで、ユーザーは煩雑なフォーム入力や別サイトへの遷移なしに、スムーズに申し込みを完了できます。企業側にとっても、申し込み率の向上や業務負担の軽減といったメリットがあり、導入の価値は十分にあります。
本記事では、LINEを申し込み受付に活用するメリットを詳しく解説し、具体的な導入方法や活用のポイントについても紹介します。ぜひ参考にしてください。
Index
1-1. ユーザーが手軽に申し込める
1-2. 高い回答率
1-3. 自動応答・リマインドで業務効率化
1-4. マーケティング活用が可能
2-1. LINE公式アカウント内の機能を使用する
2-2. 外部ツールと連携する
3-1. 個人情報の適切な管理
3-2. 入力項目の最適化
3-3. 自動返信メッセージの設定
3-4. 申し込みデータの活用
4-1. 飲食店での予約受付
4-2. クリニック・美容サロンでの予約管理
4-3. セミナー・イベントの申し込み
4-4. ECサイト・通販の注文受付
5. まとめ
LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。


申し込み受付にLINEを活用するメリット

LINEを通じて申し込み受付ができるようになれば、企業側もユーザー側も多くのメリットを得られます。
ここでは、4つの視点から、LINEを申し込み受付に活用する利点を詳しく解説します。
ユーザーが手軽に申し込める
日常的にLINEを使っているユーザーは「アプリのダウンロード」や「ブラウザでの検索」などをしなくても、トーク画面上から直接申し込みできるため、心理的・時間的なハードルがぐっと低くなります。
煩雑なフォームをいきなり見せるよりも離脱を防ぎやすいメリットがあります。
高い回答率
LINEは、プッシュ通知が届くため、ユーザーがリアルタイムで気づく可能性が高く、開封率や入力率が向上する傾向が見られます。
また、友だち追加と同時に申し込み誘導が可能なので、わざわざ別ページに移らなくてもスムーズに申し込みへ進める点も、回答率の向上につながります。
自動応答・リマインドで業務効率化
申し込み受付の自動化を設定しておけば、スタッフが常時張り付かなくてもいいので、人的コストが削減できるのが大きな利点です。
また、事前にリマインドメッセージを設定しておけば、ユーザーがうっかり予約や申し込み日時を忘れるリスクを減らせます。
マーケティング活用が可能
LINE公式アカウントと申し込みデータを連携することで、取得したユーザー情報をセグメント分けして配信に活かすことができます。
たとえば、申し込みのタイミングや内容をもとにクーポンを送り分けたり、定期的にアンケートを実施してニーズを探ったりと、マーケティング施策の幅が格段に広がるのです。
また、アンケート機能やショップカード機能と組み合わせれば、リピート促進の打ち手を多角的に展開しやすくなり、売上拡大にもつながります。
「LINEマーケティング」を詳しく解説した記事もぜひご覧ください!→https://markecats.co.jp/column/250222/
LINEで申し込みフォームを作成する2つの方法

申し込みフォーの実装方法は大きく
「LINE公式アカウントのみで完結させる」か「外部ツールと連携する」かの2種類に分けられます。
LINE公式アカウント内の機能を使用する
LINE内で申し込みフォームへのリンクを設定しておく
Googleフォームなどへのリンクをリッチメニューやリッチメッセージに設定することで、ユーザーがタップしてそのままフォーム画面に移動できる仕組みを構築できます。
あまり複雑な入力項目を必要としないのであれば、この方法だけでも十分に申し込みを受け付けられます。
ユーザーはわざわざブラウザでページを探す必要がなく、LINE画面からさっと移動するだけなので、離脱が起きにくいでしょう。
LINEのMessagingAPIを活用
より高度な自動化やフロー分岐を実現したいなら、LINEのMessagingAPIを利用し、チャットボットを作成するのがおすすめです。
ユーザーが質問に答える形で申し込み内容を入力し、完了すると自動的に予約システムや管理システムに反映されるような構築が可能となります。
専門的な知識や開発リソースが必要ですが、大量の申し込みや複雑な入力ステップがある場合には、この方法が最も利便性を高められます。
外部ツールと連携する
Lステップ・BOTCHANなどの外部ツール活用
MessagingAPIを直接使わなくても、LステップやBOTCHANなどの外部ツールを導入すれば、開発なしでチャットボットやステップ配信を容易に設定できるのが魅力です。
フォーム入力もガイド付きのチャット形式で行われるため、ユーザーは迷わず回答しやすくなります。
さらにステップ配信を組み合わせれば、申し込み完了後のフォローアップも自動化しやすいです。
CRM・決済システムとの統合
大規模なECサイトや予約サービスを運営している場合には、HubSpotやSalesforceなどのCRMシステムやオンライン決済システムとLINEを統合することで、申し込みから決済、顧客情報の蓄積まですべてを一括で管理できます。
顧客がLINEで申し込みを行った時点でデータがCRMに登録され、後のメールマーケティングや売上分析にも役立ちます。
オンライン決済と連携すれば、申し込みと同時に支払いを完了させるフローを提供できるため、コンバージョン率アップが期待できるでしょう。
【DL資料】LINE公式アカウントの活用方法〜基礎編〜
LINEで申し込みフォームを作成する時の注意点

便利なLINEの申し込みフォームですが、利用者や自社にとって安心・有益な仕組みにするためにも、いくつか注意しておくべきポイントがあります。
個人情報の適切な管理
LINEで取り扱う個人情報(氏名・住所・連絡先など)は、しっかりとプライバシーポリシーを明示して取得する必要があります。
LINEの規約や個人情報保護法に準拠し、データを安全に保管・管理しなければなりません。
アンケートや申し込みの画面に「個人情報の取り扱いについて」のリンクを設置し、ユーザーが疑問を持たないよう周知しましょう。
入力項目の最適化
スマホ画面での入力が面倒だと感じるユーザーは多く、フォームが長くなるほど離脱率が上がる傾向があります。
必要最小限の項目だけを聞くか、ステップ形式で項目を小分けにするなど、ユーザーの負担を減らす工夫が欠かせません。
また、プルダウン選択やラジオボタン形式で回答しやすくすると、入力ミスや離脱を減らせるのでおすすめです。
自動返信メッセージの設定
ユーザーが申し込みを完了した際に、
自動で「申し込みありがとうございます。詳細は○○日までにご連絡いたします」といったメッセージが届くと安心感が高まります。
リマインドメッセージを後日送る設定も行っておけば、ユーザーが予定を忘れにくくなるため、予約やイベント参加のキャンセル率も下げられます。
申し込みデータの活用
申し込みフォームで得たユーザー情報は、その後のマーケティング施策に活かすことができます。
特にリピート促進やアップセルを狙うなら、回答内容を元にメッセージ配信をカスタマイズするなどの工夫が重要。
具体的には「興味のある商品カテゴリ」や「ご利用目的」をタグ管理しておき、後日ピンポイントで関連情報を送ると効果的です。
LINEでの申し込みフォームの活用例

LINEで申し込みフォームを作成し、有効活用している業種や場面はさまざまです。
ここでは代表的な4つの事例を見てみましょう。
飲食店での予約受付
ランチやディナーの予約をLINEで受け付ける形です。
メニューの事前選択や人数入力が可能なフォームを用意し、自動返信で予約内容を確認してもらう流れを作れば、電話対応の手間を軽減できます。
予約日前日のリマインダーを自動送信すれば、無断キャンセルの防止にも繋がります。
クリニック・美容サロンでの予約管理
施術コースや担当者の選択が必要になる場合にも、ステップ形式のフォームを作成すれば直感的に予約を完了できます。
診察やカウンセリング内容を事前にヒアリングし、来店時の待ち時間を短縮できるなど、ユーザー体験を向上させられるケースが多いです。
予約確定後のリマインドはもちろん、施術のアフターフォローをLINEで送ることも容易です。
セミナー・イベントの申し込み
開催日時や参加枠が決まっているイベントの場合、LINEで名前や連絡先を入力してもらい、スムーズに申し込みを受け付けられます。
イベント直前にはリマインドメッセージを、終了後にはお礼メッセージとアンケートフォームへのリンクを送るなど、一連のコミュニケーションをまとめて行えるのが強みです。
ECサイト・通販の注文受付
ユーザーがLINE上で商品を選び、そのまま注文フォームに入力して購入に至る流れを作ることも可能です。
クーポン配信やセール情報をLINEで告知し、そのまま申し込みフォームに誘導すれば、購買率アップが見込めます。
決済を連携すれば、支払いや配送状況の連絡もLINEで完結できて便利です。
【DL資料】ー新規顧客獲得に悩む:美容クリニック・ジムなどの店舗をお持ちの企業様へ―LINE公式アカウント活用事例
まとめ
LINE公式アカウントを使って申し込みフォームを設置すれば、ユーザーはブラウザや別のアプリを開かずに、手軽に申し込みが完了できるという大きなメリットがあります。
自社のニーズに合った形でLINEと外部ツールを活用しつつ、定期的に申し込み率や離脱率を分析してアップデートを繰り返すことで、より多くのユーザーが「LINE申し込みって簡単!」と感じる仕組みを作れるはずです。

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