LINE公式アカウントとは?何が実際できるの?

2024年10月30日

LINEは、日本国内で幅広い年代に利用されているメッセージアプリで、ビジネスシーンにおいても顧客との重要なコミュニケーション手段として多くの企業に活用されています。

しかし、LINE公式アカウントを導入しようとしているものの、次のような課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。

LINE公式アカウントの効果的な活用方法がわからない

顧客へのリーチを強化したいが、どの機能をどう使えばよいか迷っている

こうした悩みを解決するために、この記事ではLINE公式アカウントの活用方法やメリットを解説します。

LINE公式アカウントを効果的に活用してビジネスの発展につなげていきましょう。

 

LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。

LINE公式アカウントとは?

LINEは、友だちになっているアカウント間でコミュニケーションを行うことができるアプリであり、全ての年代で最も利用率の高いSNSです。

一方で、LINE公式アカウントとは、ビジネスのために企業や店舗が利用するLINEアカウントのことをいいます。

企業や店舗がLINE上にアカウントを作成し、友だち追加をしてくれたユーザーに対して情報を発信するサービスを行っています。

LINEの法人向けアカウントは複数の種類が用意されており、その種類については「アイコンの色」で見分けることができます。

LINE公式アカウントでできること

メッセージ配信

LINE公式アカウントでは、さまざまなメッセージを配信することができます。

配信できるコンテンツはテキストのみならず下記の内容です。

テキスト

写真

クーポン

リッチメッセージ

カードタイプメッセージ

動画

リッチビデオメッセージ

スタンプ

ボイスメッセージ

リサーチ

LINEはメッセージの開封率が高いアプリであるため、予約状況や限定商品の発売などのリアルタイム情報をユーザーに配信することができます。

また、年齢・性別、住んでいるエリア、友だち追加期間を指定して配信対象を絞り込むこともできるため、リーチしたい層に合ったメッセージ送信が可能となります。

ユーザーとの円滑なコミュニケーション

営業時間外でのチャットを用いてのお問合せなどには自動応答を活用して即時に対応することができます。

一方でチャットではユーザーと一対一でコミュニケーションをとることが可能であるため、個別LINEやLINEコールなどの機能を用いて円滑なコミュニケーションを図ることができます。

ユーザーと一対一でコミュニケーションをとることが実現すれば、ユーザーは企業や店舗をより身近な存在として感じることができるようになります。

クーポンやショップカードを用いて来店を促進

 LINE公式アカウントでは、クーポンやショップカードを簡単に作成してユーザーに配布することができます。

クーポンはメッセージとして友だちに配布することができるほか、LINE VOOMなどを通して配布することもできます。

LINE公式アカウントを用いたクーポンやショップカードなどは従来の紙を用いたクーポンやショップカードに比べて忘れたり紛失したりすることがないため、ユーザーの利便性や再来店率を向上させることができます。

作成したクーポンをQRコードに印刷して店頭に配置すると、LINEの公式アカウントを追加するきっかけにもなるため、QRコードと並行して利用することをお勧めします。

LINE公式アカウントを利用するメリット

日本人口の約70%がLINEを利用しており、SNSの中では各年齢層で一番利用率が高いことが知られています。

約80%のメッセージがその日のうちに開封され、高い開封率を誇っているため、リアルタイムの情報をより確実にお客様に届けることができます。

これらの特徴を持っているLINE公式アカウントをビジネスにおいて利用するメリットをいくつか紹介します。

幅広いユーザーへのリーチ

LINEは日本人口の約70%が利用しているアプリであり、ビジネスにおいて幅広いターゲット層へのリーチが実現できます。

公式アカウントを持つことで、消費者との直接的なコミュニケーションが可能となり、来店を促すきっかけを作ることができます。

ダイレクトなコミュニケーション

LINE公式アカウントは、メッセージを直接ユーザーに送信できるため、販促情報やキャンペーン、クーポンなどを即時に届けることができます。

開封率や返信率が高いのも特徴であるため、リアルタイムの情報をより確実にユーザーに提供することが可能となります。

多機能なコミュニケーションツール

LINEでは、メッセージだけでなく、リッチメニューやリッチメッセージ、クーポン、アンケート機能など、多彩な機能を使ってユーザーとの繋がりを深められます。

用途に合った LINE公式アカウントの機能を活用することにより、ブランド体験の向上や、より効果的なマーケティングが可能となります。

CRM(顧客管理)の効率化

LINE公式アカウントでは、友だち追加してくれたユーザーを顧客として管理し、過去の購買データや行動履歴をもとにパーソナライズされたアプローチができます。

具体的には、それぞれのユーザーに合ったメニューを紹介したり、クーポンを配布したりすることができます。これにより、顧客のニーズに合わせた効果的なコミュニケーションが実現し、再来店や再購入を促すことができます。

LINE公式アカウントの3つのプラン

LINE公式アカウントは無料で始めることができるため、利用しやすいシンプルなプランとなっています。

コミュニケーションプラン、ライトプラン、スタンダードプランの3つのプランが存在し、プランによって内容が異なるため、各プランの特徴を下記にまとめました。

コミュニケーションプラン

月額固定費0円

無料で月200通までメッセージを送信することができる

追加でメッセージの送信を行うのは不可

ライトプラン

月額固定費5,000円

月5,000通までメッセージを送信することができる

追加でメッセージの送信を行うのは不可

スタンダードプラン

月額固定費15,000円

月30,000通までメッセージを送信することができる

追加でメッセージの送信を行いたい場合は〜3/円で可能

 

LINE公式アカウントにはさまざまなメッセージ機能がありますが、全てのメッセージが課金対象として扱われている訳ではありません。

LINEチャットの受送信や自動応答メッセージなどは無料で利用することができます。

 

<課金対象メッセージ>

メッセージ配信(ステップ配信や絞り込みメッセージを含む)

Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」

<課金対象外メッセージ(無料で利用可能)>

LINEチャットの受送信

あいさつメッセージ

自動応答メッセージ

 

LINE公式アカウントの作成ステップ

LINE公式アカウントを作成する際の手順を解説します。手順自体はシンプルなのでぜひ参考にしてみてください。

1. LINE公式アカウントマネージャーにアクセス

LINE公式アカウントマネージャーにアクセスします。ここで公式アカウントを作成することができます。

2. ログインまたは新規登録

LINE公式アカウントを作成するために、既存のLINEアカウントを使用してログインします。

LINEアカウントを持っていない場合は、新規でアカウントを登録することが可能です。

LINEのビジネスアカウントとして使いたい場合は、個人アカウントと分けるために新しくビジネス用のアカウントを作ることを推奨します。

3. アカウント情報の入力

アカウント名: 会社名や店舗名、ブランド名など、ユーザーにわかりやすい名称を入力します。

業種の選択: ビジネスの業種を選びます。業種の選択は後の検索にも影響するため、正確に設定しましょう。

プロフィール情報の入力: プロフィールに店舗の概要やビジネス内容を詳しく記載します。

簡潔でユーザーが理解しやすい情報を入力することが大切です。

4. プランの選択

上記に紹介した通り、LINE公式アカウントには、3つのプランがあります。

必要に応じてプランを選び、ビジネスの規模や戦略に最も合ったプランを選択しましょう。

5. アカウントの設定とカスタマイズ

プロフィール画像の設定: ロゴや店舗写真を設定して、視覚的にブランドをアピールします。

カバー写真の設定: プロフィール画面に表示されるカバー写真も設定可能です。これにより、より魅力的なアカウントに見せることができます。

アカウント説明文の作成: アカウントの概要欄に、ビジネスの強みや提供サービスを分かりやすく記載します。

これはユーザーがアカウントに興味を持つ重要な要素となります。

6. 認証済みアカウントの申請(任意)

認証済みアカウントを取得することで、LINEアプリ内の検索結果に表示されやすくなり、アカウントの信頼性も向上します。

申請はLINE公式アカウントマネージャー内で行います。

認証には数週間かかる場合があり、LINE側の審査を通過するとアカウントが認証済みになります。

 

このように、LINE公式アカウントの作成と運用は、ステップに従って行えば比較的簡単に設定が可能です。

運用を通じて顧客との効果的なコミュニケーションを築くためにも、アカウント設定の細部にこだわり、定期的な改善を行うことが成功の鍵です。

LINE公式アカウントを活用した事例

LINEを活用して3ヶ月で再来店率が5.4%向上

       居酒屋「串カツ田中」の集客戦術とは 〜株式会社串カツ田中〜

全国に300店舗以上を展開する居酒屋チェーン「串カツ田中」は、再来店頻度を経営目標達成指標に掲げ、数々のマーケティング施策を打ち出しています。

その柱となっているのが、モバイルオーダー機能を持つ「ダイニー」のLINEミニアプリを活用した顧客管理システムです。

<目的>

●スタッフ不足が深刻化、オペレーションを効率化したい

●顧客データを分析して再来店を促進、売上アップにつなげたい

<施策>

●モバイルオーダー機能を持つ、LINEミニアプリ「ダイニー」導入

●来店14日後のユーザーにクーポン配信

●ユーザーの来店頻度や注文メニューに応じたメッセージ配信

●リッチメニューに「採用情報」掲載

<効果>

●ダイニー導入から4年で人件費率2.8%改善

●3カ月で再来店率が5.4%向上

●月間100~200件ほどのパート・アルバイト応募

まとめ

ここではLINE公式アカウントの機能や用いるメリットなどについて詳しく紹介しました。

高い利用率を誇るLINEにおいてビジネスを行うのはビジネスの発展に大きく役立ちます。

この記事を参考にして皆さんもぜひ、LINE公式アカウントを用いてビジネスを発展させていきましょう。

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萩原 理香子

編集者 萩原 理香子

CATS株式会社 マーケティング戦略室

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