
LINE公式アカウントは複数作れる!基礎から実践までを完全ガイド
LINE公式アカウントは多くの企業やお店で、活用の幅が広がっています。
現在、国内でのアクティブアカウント数は、約33万アカウント(2021年10月時点)にまで増加しています。
そんなLINE公式アカウントですが、複数作れることをご存知でしょうか。
複数作った場合の運用についても知りたいところです。
そこでこの記事では、LINE公式アカウントの複数運用について、その基礎から実践までを完全にガイドしています。
運用担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
Index
1-1. 複数運用が必要なケースとは
1-2. 複数アカウントの基本ルール
1-3. 運用前に準備すべき3つのこと
2-1. Webでの作成方法
2-2. スマホアプリでの作成方法
2-3. アカウント切り替えの効率的な方法
3. LINE公式アカウントを複数運用するメリットとデメリット
3-1. 複数アカウント運用のメリットとは
3-2. 複数アカウント運用のデメリットとは
4. 料金プランの選び方
5-1. 管理者を追加して効率的な運用をする方法
5-2. メッセージ配信の自動化テクニック
5-3. 店舗別データの分析と活用法
6. まとめ
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LINE公式アカウントの複数運用とは?基礎知識

LINE公式アカウントは複数作ることができます。
だ、すべての利用者が複数運用する必要はなく、やみくもに運用数を増やしても管理が大変になる一方です。
そこでLINE公式アカウントの複数運用について、その基礎知識を次の3点から解説します。
・複数運用が必要なケースとは
・複数アカウントの基本ルール
・運用前に準備すべき3つのこと
LINE公式アカウントの複数運用の前に、基礎編の解説をしています。
併せてご確認ください!
【DL資料】LINE公式アカウントの活用方法〜基礎編〜
複数運用が必要なケースとは
複数運用が必要なケースとは、主に複数の店舗や事業を展開している企業が該当します。
店舗ごとや事業部ごとなど、目的に合わせてアカウントを活用できるからです。
仮に全国展開している飲食店チェーンがあったとして、大坂の店舗情報を都内の人が知っても不要な通知と見なされてブロックされる恐れがあるので気をつけましょう。
複数アカウントの基本ルール
LINE公式アカウントは1つのLINEビジネスIDにつき、未認証・認証済に関わらず、最大100アカウントまで作成可能です。
100アカウントまで運用するケースは少ないかもしれませんが、上限のアカウント数については頭の隅に入れておいてください。
運用前に準備すべき3つのこと
複数のLINE公式アカウントを運用するには、事前に準備すべき3つのことがあります。
・各アカウントの目的とその役割を明確化しておくこと。
・運用担当者を決め、権限を設定すること。
・メッセージ配信のルールを作っておくこと。
これらを準備せずに運用を開始してしまうと、現場もユーザーも大混乱に陥るでしょう。順を追って解説します。
1.各アカウントの目的と役割の明確化
複数のアカウントを運用する際には、各アカウントの目的と役割を明確化しておく必要があります。
各店舗や展開しているブランドごとに分けたり、商品告知や集客など用途に合わせて分ける方法が一般的です。
目的や役割が不明確なままアカウントを分けてしまうと、ユーザーが分散してしまうので管理が困難になります。
ユーザーにとってもフレンドリーではなくなるので、しっかり決めておきましょう。
2.運用担当者の決定と権限の設定
権限については適切な管理が必要となります。
一般の社員にまで管理者の権限を与えてしまうと、パスワードの漏洩やアカウントの削除といった事態が発生する危険があります。
それを防ぐためには運用担当者を決めて、その権限もきちんと設定しておく必要があります。
管理者・運用担当者・運用担当者(配信権限無し)・運用担当者(分析の閲覧権限無し)の4つが設定できますが、
それぞれの権限の範囲については後述します。
3.メッセージ配信のルール作り
メッセージ配信のルール作りも大切なポイントです。
配信頻度や内容の基準を決めて、一貫性のある運用を行いましょう。配信頻度は週に1~2回が一般的です。
ターゲットや内容により調整してください。
タイミングはユーザーがアクティブな時間帯に配信するのが基本です。なお、LINEが混み合う金曜日は避けたほうが無難です。
メッセージは売り込みばかり目立つような内容では、ブロックされる可能性があります。
ユーザー、一人ひとりの属性に合わせたコミュニケーションを図ってください。
LINE公式アカウントの複数アカウント作成と管理方法

LINE公式アカウントの複数アカウント作成と、その管理方法について解説します。
アカウントの作成はWebと、スマホアプリのどちらでも行えます。
注意していただきたいのは、登録済みのLINEアカウントやメールアドレスは、使えないことです。
アカウント切り替えの、効率的な方法についても紹介します。
Webでの作成方法
Webでのアカウントの作成方法は、以下の手順の通りです。
1.「LINE for Business」の画面を開く
2.「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックする
3.「アカウントを作成」をクリックする
4.「LINEアカウントで登録」か「メールアドレスで登録」を選択する
5.「メールアドレスで登録」の場合は、メールに届いたリンクをクリックする
6.必要情報を入力して登録できたら完了
アカウントの追加方法は以下の通りです。
1.「作成」をクリックする
2.必要情報を入力して「確認」をクリックする
以上でアカウントが開設されます。
スマホアプリでの作成方法
スマホアプリでのアカウントの作成方法は、以下の手順の通りです。
1.LINE公式アカウントアプリの左上メニューをタップする
2.「+ アカウントを作成」をタップする
3.アカウント作成画面で必要な情報を入力する
4.「確認」をタップする
以上でアカウントが開設されます。
アカウント切り替えの効率的な方法
アカウントの切り替えも、Webとスマホアプリのどちらでも可能です。それぞれ解説します。
■Webでのアカウント切り替えの手順
1.管理画面にログインする
2.アカウント名をクリックする
3.「すべてのアカウント」をクリックする
4.切り替えたいアカウントをクリックする
■スマホアプリでのアカウント切り替えの手順
1.管理画面にログインする
2.「アカウントリスト」内にアカウントが表示される
3.切り替えたいアカウントをタップする
アカウントの切り替え自体は、簡単な作業といえます。
LINE公式アカウントを複数運用するメリットとデメリット

LINE公式アカウントの複数運用には、メリットとデメリットがあります。それぞれ解説します。
複数アカウント運用のメリットとは
複数アカウント運用のメリットは、顧客に最適な情報を届けられるようになることでしょう。
不要な情報配信が減るので、ブロック率の低下も期待できます。
店舗ごとに運用すれば、顧客とのコミュニケーションが密になり、より濃密な関係構築が可能になります。
複数アカウント運用のデメリットとは
複数アカウント運用のデメリットの第一は、運用にかかる手間が増えることが挙げられます。
また、アカウントを分けるので、友だち数が分散することになります。
さらにスタッフの教育や、引き継ぎにかかる負担などが発生するでしょう。
言い換えれば工数が増えるわけで、社内で対応可能かどうか検討する必要があります。
料金プランの選び方

LINE公式アカウントの料金プランは、コミュニケーションプラン・ライトプラン・スタンダードプランの、3つが用意されています。
無料のコミュニケーションプランと、各有料プランとの違いは次の表の通りです。
■LINE公式アカウント料金プラン
コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|---|
月額固定費(税別) | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数(月) | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
追加メッセージ料金(税別) | 不可 | 不可 | ~3円/通 |
スタンダードプランの追加メッセージの単価は、配信数によって異なるのでご注意ください。
LINE公式アカウントはアカウントごとに料金がかかりますが、ここで注目していただきたいのは、無料で利用できるコミュニケーションプランです。
月200通の無料メッセージ配信が可能なので、アカウントごとにこの枠を活用すれば、広範囲をカバーできるでしょう。
例えば週に1回配信するのなら月に4回の配信となります。月200通の配信でも50人に送れるわけです。
2アカウントなら100人、3アカウントなら150人となるので、まずはコミュニケーションプランから始めましょう。
LINE公式アカウントの複数管理術と運用のコツ

ここからはLINE公式アカウントの複数管理術と、運用のコツについて解説します。
次の3つのポイントを押さえる必要があります。
・管理者を追加して効率的な運用をする方法
・メッセージ配信の自動化テクニック
・店舗別データの分析と活用法
管理者を追加して効率的な運用をする方法
LINE公式アカウントでは1つのアカウントに対して、最大100名まで管理者を追加できます。
権限の種類を振り分けることができるので、運用ルールに合わせて運用担当者を追加するようにしてください。
権限の範囲については、次の表を参考にしてください。
■権限の範囲
権限の種類 | 管理者 | 運用担当者 | 運用担当者(配信権限無し) | 運用担当者(分析の閲覧権限無し) |
---|---|---|---|---|
メッセージ・タイムライン投稿の作成 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
メッセージ・タイムライン投稿 | ◯ | ◯ | ☓ | ◯ |
分析の閲覧 | ◯ | ◯ | ◯ | ☓ |
アカウント設定の変更 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
メンバー管理 | ◯ | ☓ | ☓ | ☓ |
メッセージ配信の自動化テクニック
LINE公式アカウントには、メッセージ配信を自動化できる、ステップ配信という機能が備わっています。
ステップ配信とは、設定した条件に合う友だちに対し、LINE公式アカウントから自動的にメッセージを配信するシステムを指します。
開始条件は友だちになってからの経過日数や、みなし属性に加え作成したオーディエンスなどが設定可能です。
ステップ配信の機能をうまく活用することで、集客や購買の促進とブロック率の低下に繋げられます。
ステップ配信にはテンプレートが用意されているので、まずはそれから試してみるといいでしょう。
店舗別データの分析と活用法
店舗別データの分析とその活用は、LINEマーケティングの要になります。
友だち数の推移やメッセージの開封率、クリック率などの基本的な指標は定期的にチェックしましょう。
クーポンの利用状況や来店数との相関関係を分析することも大切です。
データに基づいて配信内容や頻度を最適化することで、継続的な改善が可能になります。
まとめ
LINE公式アカウントの複数運用について、基礎から解説してきました。
複数のアカウントを運用することで効率的にお客様とのコミニュケーションをとることができ、自社のマーケティングに繋がります。
最初は無料でもスタートできるのでぜひ試してみてください。
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