
アフィリエイトにおけるAPI連携とは?主要なASPが提供するAPIも紹介!
アフィリエイト業界では広告主やASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)とアフィリエイターの間でスムーズなデータのやり取りを実現する「API(Application Programming Interface)」の活用が広がっています。
APIを導入することで、アフィリエイト案件の情報取得や報酬管理、広告効果測定などのプロセスが自動化され、運用の効率化や正確なデータ分析が可能になります。
本記事では、APIの基本的な仕組みから、アフィリエイトにおける活用方法、導入のメリットや注意点について詳しく解説していきます。
Index
1. APIとは
3-1. データの自動取得と更新
3-2. 広告効果測定の精度向上
3-3. システム間の統合
4-1. バリューコマース
4-2. afb(アフィリエイトB)
4-3. リンクシェア
5. API連携における注意点
5-1. 技術的知識の必要性
5-2. セキュリティリスク
5-3. 連携先の仕様変更
6. まとめ
アフィリエイトASPシステム

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必要な機能を厳選し、明確かつ低価格な料金を実現。自社アフィリエイトシステムを手軽に導入いただけます。
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APIとは

APIとは「Application Programming Interface」の略称で、ソフトウェア同士が機能やデータをやり取りするための仕組みを指します。
具体的には、あるサービスやアプリケーションが提供する機能を別のプログラムから呼び出して利用できるようにするためのインターフェースのことを指し、外部との連携やデータ交換を容易にする役割を担っています。
APIは近年のウェブサービスやクラウド技術の進化とともに、企業同士のシステム連携やサービス拡張に欠かせない要素になっています。
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アフィリエイトにおけるAPI連携とは

アフィリエイトの分野では、商品やサービスを紹介するアフィリエイターと、それを提供する企業(広告主)やASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)の間で多くのデータがやり取りされています。
具体的には、広告案件の情報や報酬額、コンバージョン数などの成果データが代表的です。
API連携とは、これらのデータをプログラムを通じて自動的に取得したり、更新したりできるようにする手法のことです。
従来、アフィリエイト案件の情報更新や成果確認を行う際にはASPの管理画面にアクセスして手動で作業を行う必要がありましたが、APIを使うことでこの一連の処理を効率化できます。
これにより、アフィリエイターや広告主はリアルタイムで正確なデータを活用しやすくなるメリットがあります。
アフィリエイトにおけるAPI連携でできること

API連携を導入すると、アフィリエイト運用においてさまざまな自動化や改善が期待できます。
以下では、主に三つのポイントを解説します。
データの自動取得と更新
アフィリエイト案件や報酬データ、コンバージョン件数などをAPI経由で自動的に取得し、自社システムやレポートツールに反映できます。
これにより、日々の作業負担が大幅に削減され、タイムリーな情報をもとに素早い意思決定が可能となります。
たとえば、サイト内の広告案件を最新の情報に自動で更新することで、ユーザーに常に正しい情報を提供できるようになります。
広告効果測定の精度向上
APIを介して成果データやクリック数などがリアルタイムで取得できると、広告運用担当者は正確かつ詳細なレポートを作成しやすくなります。
ABテストやキャンペーンごとの成果比較も迅速に行えるため、広告効果測定の精度が高まり、より的確な改善施策を打ち出しやすくなります。
システム間の統合
アフィリエイト案件や成果情報を自社の顧客管理システム(CRM)や在庫管理システム、分析ツールなどと連携することで、運用全体を一括で管理できます。
複数の管理画面を行き来する手間が省け、データの重複や入力ミスも減少します。結果として、作業効率とデータの正確性が向上し、総合的なビジネスのパフォーマンスを高めることが可能です。
主要なASPが提供するAPI

各ASPは、アフィリエイターが効率的にデータを取得し、広告運用を最適化するためのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を提供しています。
以下に、主要なASPが提供する主なAPIについてご紹介します。
バリューコマース
■商品API
バリューコマースが提供する商品APIを利用すると、広告主の商品情報を簡単に検索できます。これにより、異なる広告主が持つ同一商品の価格比較や、売上順ランキングの取得が可能となります。
afb(アフィリエイトB)
■APIを介したデータ取得機能
外部システムからafbのAPIにアクセスし、成果データを取得する機能です。
自社開発のシステムや既存のビジネスツールを利用してafbのAPIに連携することで、成果データの自動取得や分析が行えます。
これにより、マーケティングデータの一元管理が実現し、より精度の高い広告運用が可能となります。
リンクシェア
■イベント通知レポートAPI
提携済みの広告主の成果データを10分以内に、アフィリエイト管理画面を介さず取得できるAPIです。
API連携における注意点

API連携はアフィリエイト運用を効率化する大きなメリットがある一方で、以下のようなリスクや課題も考慮しなければなりません。
技術的知識の必要性
APIを活用するためには、プログラムの基本的な知識やシステム構築の理解が求められます。
外部の開発会社に依頼する場合でも、APIの仕様やエラー時の対応についてある程度の知識を持っておくと、スムーズに運用が進みやすくなります。
セキュリティリスク
APIを通じて外部とデータをやり取りする際には、不正アクセスやデータ漏洩のリスクが伴います。
APIキーの管理や通信の暗号化、アクセス制限など、セキュリティ対策を徹底することで、企業やユーザーの情報を守る必要があります。
連携先の仕様変更
ASPや外部サービスがAPIの仕様を変更した場合、連携が途切れたりエラーが発生したりする可能性があります。
バージョンアップや廃止のアナウンスに注意し、定期的にコードのメンテナンスを行うことで、長期的に安定した運用を維持することが重要です。
まとめ
アフィリエイトにおけるAPI連携は、データの自動取得・更新や広告効果測定の精度向上、さらにはシステム間の統合など、多くのメリットをもたらします。
一方で、APIを扱うためには技術的な知識やセキュリティ対策、さらには連携先の仕様変更への対応が必要です。
これらのリスクを踏まえながら、適切な管理体制と定期的なメンテナンスを行うことで、API連携が持つポテンシャルを最大限に引き出し、アフィリエイト運用をより効果的に進めていくことができます。

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