ライン公式アカウントを削除するには?管理者向けに詳しく解説します

2025年1月18日

ライン公式アカウントを運営していると、新しいアカウントを登録したい、または不要なアカウントを削除したいケースが発生することがあります。

不要なアカウントを放置すると、運営に支障をきたす可能性もあるため、適切な管理が必要です。

ここでは、ライン公式アカウントを削除する理由や削除前に確認すべき事項、実際の削除手順と注意点について詳しく解説します。

アカウント管理者の方はぜひ参考にしてみてください。

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ライン公式アカウントを削除する理由とは?

ライン公式アカウントを削除する理由とは?

ライン公式アカウントを削除する理由はさまざまですが、ここでは利用規約違反や通報によるアカウント凍結ではなく、あくまで自主的な削除を取り上げます。

削除理由を把握しておくと、今後の運営改善にも役立ちます。

一方、アカウントを削除すると生じるリスクやデメリットもあるため、その点についても確認しておきましょう。

削除理由の主なケース

企業が自主的にライン公式アカウントを削除する理由として、まず挙げられるのが「閉店や廃業」です。

特に競争が激しい飲食業界では、毎年多くの店舗が開店する一方で同数近くが閉店するといわれており、それに伴ってアカウントの削除件数も増える傾向があります。

その他の理由には、アカウントの活用頻度が下がったり、コストの削減を図ったり、顧客データやプライバシー管理に不安を感じたりするケースなどがあります。

自社の運用状況をよく検討し、削除が必要かどうか判断しましょう。

削除のリスクとデメリット

ライン公式アカウントを削除する際には、いくつかのリスクやデメリットが伴います。

まず、一度削除するとアカウント復元は不可能であり、友だちやメッセージ履歴を含むすべてのデータが消失してしまいます。

さらに、新しいアカウントを作成しても、友だちリストや過去データの引き継ぎができないため、ゼロからのスタートを余儀なくされる点も見逃せません。

また、削除は利用者に「事業が縮小されたのでは?」といった誤解を与える恐れがあり、誤った情報がLINEやSNSを通じて広まってしまうリスクも存在します。

こうした事情から、アカウント削除には事前準備や慎重な検討が欠かせないと言えます。

ライン公式アカウントを削除する前に

ライン公式アカウントを削除する前に

アカウントを削除すると、一部データは一定期間経過後に完全に消去され、削除後はユーザーに理由を伝える術もなくなります。

関連付けられた外部サービスにも影響が及ぶため、削除前の確認作業が大切です。

削除前に確認すべきデータの保存方法

ライン公式アカウントを削除すると、削除操作から30日間は「分析」や「トーク画面」の閲覧が可能ですが、その後はすべてのデータが消滅します。

ユーザーとのやり取りや重要な顧客データがある場合、事前にCSVなどでエクスポートし、別途保存してください。

また、将来のマーケティングに活かせる情報、たとえばフォロワーリストやアンケート回答、キャンペーン参加者データなどもバックアップを取っておくと便利です。

削除時の通知と顧客への説明

アカウント削除をユーザーが知った際に、「運営終了なのか」「事業が縮小されるのか」といった誤解を与えかねません。

LINEやSNSなどを通じて削除理由と今後の連絡手段をしっかり説明し、誠実な態度を示すことで混乱を防ぎ、信用失墜を回避することが重要です。

関連アカウントやサービスの確認

削除したアカウントが外部サービスと連携している場合、LINE広告などのキャンペーンが停止したり、決済サービスへの影響が出たりする可能性があります。

クーポン配布機能を使っていた場合、未使用のクーポン状況も確認しましょう。

誤って削除すると復旧が難しく、運用に支障をきたします。

ライン公式アカウント削除する方法

ライン公式アカウント削除する方法

ライン公式アカウントの削除はPCとアプリ、いずれからでも操作可能ですが、バックアップやデータのダウンロードを考えるとPCのほうが手順をまとめて行いやすいかもしれません。

PCから削除する

1.管理画面に、削除対象のアカウントでログイン
2.画面右上の「設定」をクリック
3.一番下の「アカウントを削除」をクリック
4.注意事項に同意し、チェックを入れる
5.「アカウントを削除」をクリック

この操作でアカウントが削除されます。

アプリから削除する

1.管理アプリで、削除対象のアカウントにログイン
2.「設定」をタップ
3.「アカウント」をタップ
4.画面下部の「アカウントを削除」をタップ
5.注意事項に同意し、チェックを入れる
6.「アカウントを削除」をタップ

これで削除が完了します。

ライン公式アカウント削除時の注意点

ライン公式アカウント削除時の注意点

アカウントを削除する際、操作のタイミングや復活不可といった点に注意する必要があります。

削除後の影響を把握し、最小限のリスクで運用を終えられるようにしましょう。

削除のタイミングは計画的に

有料プランの場合、月単位で料金がかかります。

削除手続きをすると翌月から反映されるため、削除するタイミングは月末が最適です。また、削除前に追加メッセージなどを送信していた場合、その分の費用が請求される点に留意してください。

iOS版管理アプリで「プレミアムID」を取得している場合、アカウント削除だけではサブスクリプションが解約されません。

App Storeからの手続きが必要になるため、忘れずに解約してください。

公式アカウントの復活は不可能

ライン公式アカウントは、一度削除すると同じアカウントを復活できません。

もし判断に迷うようであれば、有料プランから無料プランに切り替え、運用を続けながら検討を続ける方法もあります。

削除によってデータや友だちリストはすべて失われてしまうため、リスクと必要性を十分に考慮してください。

まとめ

ライン公式アカウントの削除方法と注意点を解説しました。

アカウントを削除すると同じアカウントを復活させることは不可能で、友だちやデータの引き継ぎもできません。

そのため、削除前には必要なデータを保存し、削除理由と今後の連絡手段をユーザーにしっかり伝えるなど、慎重に準備を進めることが大切です。

有料プラン利用中なら月末に削除を実行するなど、料金面のタイミングにも気を配りましょう。

どうしても削除を迷う場合は、無料プランに切り替えて状況を見つつ検討を続けるのもひとつの方法です。

いずれにせよ、適切な手順と誠実な対応で、スムーズにアカウント運用を終了できるようにしてください。

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萩原 理香子

編集者 萩原 理香子

CATS株式会社 マーケティング戦略室

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