LINEのショップカードとは?無料で使用できる?メリットや効果的な運用方法を解説します!
LINE公式アカウントを活用している中で、以下のような課題を感じる企業も多いのではないでしょうか。
・紙のポイントカードが煩雑で、デジタル化を検討している
・顧客の来店頻度を増やす施策を見つけたい
こうした悩みを解決するために活用できるのが、LINEのショップカード機能です。紙のカードとは異なり、デジタル化により顧客管理や特典設定が容易になり、再来店を促進する効果が期待できます。
この記事では、LINEのショップカードの基本機能やメリット、成功事例について詳しく解説します。デジタルツールを活用した集客施策を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
Index
1-1. ポイントの付与
1-2. 特典の設定
1-3. リッチメニューへの設定
3-1. 紙より便利で再来店に繋がりやすい
3-2. 公式LINEアカウントの友だちを増やすことができる
3-3. データの分析がしやすい
6-1. 初回獲得ボーナスを設定する
6-3. ゴール前に「途中ポイント」を設ける
7-1. SUZU CAFE
7-2. THE GRUB
8. まとめ
LINE友だち追加計測ツール
LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。
LINEのショップカードとは
LINEのショップカードは、実店舗での買い物やサービス利用時にポイントを付与できるデジタルカード機能です。スマートフォンを使用して簡単にポイント管理ができるため、財布が膨らむ心配もありません。
LINEのショップカードでは独自の設定が可能です。下記ではLINEのショップカードで利用できる機能について紹介します。
ポイントの付与
店舗での購入金額や来店回数に応じて、任意のポイント数を設定できる仕組みとなっています。1000円の買い物で1ポイント、または1回の来店で2ポイントなど、業態に合わせた柔軟な設定が可能です。ポイントの付与条件は店舗側で自由に設定できるため、顧客の来店を高める工夫を取り入れることができます。
特典の設定
貯まったポイントは、商品割引やプレゼントなどの特典と交換することができます。顧客の購買意欲を高める魅力的な特典を用意することで、再来店を促す効果が期待できます。特典の内容は店舗の商品やサービスに合わせて設定できるため、顧客満足度の向上にも繋がります。
リッチメニューへの設定
ショップカード機能は、LINEアカウントのリッチメニューに組み込むことが可能です。顧客はワンタッチでポイント残高の確認や特典の交換ができるため、利便性が高く評価されています。使いやすさは、継続的な利用が期待できる重要な要素となっています。
LINEのショップカード機能は無料で使用できる?
気になる料金についてですが、基本的な機能は無料で利用できます。ただし、LINE公式アカウントの料金プランに応じて、一部の機能に制限がかかる場合があります。無料プランでも十分な機能が利用できるため、初期投資を抑えながらデジタルポイントカードを導入することが可能です。
LINEのショップカード機能を使うメリット
店舗経営者なら誰もが導入を検討したい機能、それがLINEのショップカードです。スマートフォンで管理できる便利さ、LINEを使った販促効果、さらにはデータ分析まで可能な優れものです。長年愛用されてきた紙のポイントカードと比べても、デジタルならではのメリットが豊富に詰まっています。これから、店舗運営に役立つ3つの大きなメリットについて詳しく解説していきます。
紙より便利で再来店に繋がりやすい
従来の紙のポイントカードと比較して、紛失や忘れ物のリスクが大幅に軽減されます。顧客は普段から使用しているLINEアプリで管理できるため、ポイントを貯めやすく、再来店の動機にもなります。また、スマートフォンさえあれば常にポイントカードを持ち歩いている状態となるため、急な来店時でもポイントを逃すことがありません。
公式LINEアカウントの友だちを増やすことができる
ショップカードの利用には、店舗のLINE公式アカウントへの登録が必要です。自然な形でLINEの友だち数を増やすことができるため、マーケティング施策の幅が広がります。友だち登録した顧客に対して、お得な情報や新商品の案内を発信することで、より効果的な集客に役立ちます。
データの分析がしやすい
来店頻度やポイント獲得状況など、顧客の行動データをデジタルで収集・分析することができます。効果的なマーケティング戦略に活用できる点も大きな利点です。データによる改善により、効果的な販促活動を展開することが可能となります。
LINEのショップカードの作成方法
ショップカードの作成はLINE公式アカウントマネージャーから簡単に行えます。
1.LINE公式アカウントマネージャーにログイン
2.「ショップカード」メニューを選択をする
3.「新規作成」をクリック
4.カード名やデザイン、ポイント設定を行う
5.特典内容を設定する
6.プレビューで確認後、公開設定を行う
ランクアップカードの作成方法
ランクアップカードは、顧客のステータスに応じて特典を変えられる機能です。
1.ショップカード設定画面でランクアップを選択する
2.各ランクの達成条件を設定を行う
3.ランクごとの特典内容を登録する
4.デザインのカスタマイズ
5.確認後、公開設定を行う
LINEのショップカードの効果的な運用方法
初回獲得ボーナスを設定する
新規顧客の獲得を増やすためには、初回利用時に通常より多めのポイントを付与することが効果的です。顧客の期待感を高め、継続的な利用を促します。初回特典を魅力的にすることで、新規顧客の獲得率を向上させることができます。
ゴールまでに必要なポイント数を少なめに調整する
特典獲得までのハードルが高すぎると、顧客のモチベーションが低下する可能性があります。達成可能な目標設定を心がけましょう。適度な目標設定により、顧客は継続的にポイントを貯めようとする意欲を維持できます。
ゴール前に「途中ポイント」を設ける
最終目標までの途中で小さな特典を用意することで、顧客の継続利用の意欲を維持できます。5ポイントで小さな特典、10ポイントで大きな特典といった設定により、顧客は段階的な達成感を得ることができます。
LINEのショップカードの事例
LINEのショップカードを導入する店舗が増えています。ポイントの付与方法や特典の設定は業態によって様々です。例えば飲食店では来店回数に応じたポイント付与で再来店を促進し、美容院では予約時間帯に合わせた柔軟なポイント設定で来店を分散化するなど、それぞれの課題解決に活用されています。ここでは、実際に導入して成果を上げている2つの店舗の事例をご紹介します。
SUZU CAFE
主に広島県と東京都に8店舗を展開するカフェチェーン「SUZU CAFE」は、ショップカードを活用した既存ユーザーの集客に力を入れ、リピーター育成に成功しました。
同カフェのショップカードは、ゴールまでのポイントを最大20ptに設定し、5ptごとにインセンティブを用意しています。中には「グループ全員にランチデザートをサービス」など複数人数で利用できるインセンティブもあるほか、来店数が落ち込みすい雨の日には2ptを付与するなどして、リピーター育成と同時に来店客数の平準化を促進。結果、友だち追加した全ユーザーの約半数がショップカードを利用しています。
THE GRUB
東京都渋谷区の代々木上原にあるビアパブ「THE GRUB」は、LINE公式アカウントのショップカードを利用することで、紙のショップカードを制作していた時に比べて材料費や人件費などの運用コストを約5%カットすることにつながりました。
またショップカードを使うことで、安易な割引ではなく、定期的にテイクアウトを利用してもらうことでユーザーとの関係性を構築することにもつながりました。
参考:LINEを使用したモバイルオーダーシステムとは?メリットや導入のポイントを紹介!
まとめ
LINEのショップカードは、デジタル化による便利さと効果的な顧客管理を両立できるツールです。魅力的な特典や適切なポイント数の設定、データ分析による改善、顧客とのコミュニケーション強化など、様々な面で活用できます。初期設定は無料で始められるため、まずは自社の業態に合わせた形で導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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