LINEマーケティングのメリット・デメリット!マーケティングに活用できるLINEの機能も紹介
LINEを自社のマーケティングに活用する動きが広がりを見せています。従来、主流だったメールからLINEへと軸足を移す今、LINEマーケティングは大きな成果が得られるはずです。
そこでこの記事ではLINEマーケティングの、メリットとデメリットについて詳しく解説しています。
併せてマーケティングに活用できる、LINEの機能も紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
Index
2-1. ユーザー数が多い
2-2. 開封率が高い
2-3. 施策の幅が広い
3-1. 友だちが増えないと効果がでにくい
3-2. アカウント停止のリスクがある
4-1. リッチメニューの表示
4-2. クーポンの配布
4-3. ショップカードの作成
5-1. 焼肉 シンラガーデン
5-2. ビューティー サロン Be+
6. まとめ
LINE友だち追加計測ツール
LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。
LINEマーケティングとは
LINEマーケティングとは、LINEを使って企業がユーザーに情報を発信し、集客や販促などを行うマーケティング活動のことを指します。
LINE公式アカウントから友だち登録をしたユーザーに対し、トーク画面で直接コミュニケーションが取れるといった特徴があります。
そのため他のマーケティング施策に比べ、商品やサービスの購入に繋がりやすいので、導入する企業が増えています。
LINEマーケティングのメリット
LINEマーケティングには多くのメリットがあります。ここでは代表的な次の3つのポイントについて詳しく解説します。
・ユーザー数が多い
・開封率が高い
・施策の幅が広い
ユーザー数が多い
LINEの月間アクティブユーザー数は、2024年3月末時点で9,700万人です。利用者数が多いことから、LINEマーケティングはリーチ力が高いという特徴があります。
LINEのユーザー層は10代から60代以上と幅広いので、若年層のみならず高齢者までアプローチが可能です。あらゆる商品やサービスとマッチするといえます。
開封率が高い
LINE公式アカウントのメッセージは一般的なメールなどよりも開封率が高いという特徴があります。
メールの開封率が高く見積もって10~30%と言われているなか、LINEの開封率は50%以上などと言われています。
これにより、クーポンやキャンペーン情報、重要なお知らせをよりユーザーへ届けることが可能です。高い開封率は、他のSNSやメールマーケティングと比較しても、LINEの大きな優位性と言えるでしょう。
施策の幅が広い
LINE公式アカウントはリッチメニューや画像、動画配信など多彩なコンテンツ表現を利用できます。
それらを活用することでショップカードの発行など、多様なマーケティング施策が展開可能です。
LINE広告やLINEチラシなど、関連サービスと組み合わせれば、集客力や販促力をさらに高められるでしょう。
こうした自由度の高さは、他のSNSでは得られません。LINEならではの特徴といえるでしょう。
LINEマーケティングのデメリット
何事もメリットがあれば、デメリットもあります。LINEマーケティングのデメリットは、次の2つが挙げられます。
・友だちが増えないと効果がでにくい
・アカウント停止のリスクがある
それぞれ解説しましょう。
友だちが増えないと効果がでにくい
LINEマーケティングはユーザーに友だち登録をしてもらわないと、情報が発信できないので何のアプローチもできません。
ですから成果を上げるためには、まず友だちを増やす必要があります。実店舗があるなら店頭POPや掲示物による告知と、店舗スタッフからの声がけが有効な手段です。
公式LINEアカウントのIDや、友だち追加用QRコードを印刷したポスターを掲出したうえで、スタッフが声がけを行います。
実店舗がない場合は、自社サイトのランディングページ(LP)に、友だち追加用QRコードを目立つように配置するなど工夫してください。
アカウント停止のリスクがある
LINE公式アカウントには、アカウント停止のリスクがあります。しかも一度停止すると二度と復活できないので注意してください。
アカウントが停止されると、顧客情報が全て消去されてしまうので、それまで積み上げた苦労が水泡に帰します。
アカウントが停止される主な理由としては、次の3つが挙げられます。
・ガイドラインの禁止事項に抵触した
・アフィリエイト広告を掲載した
・友だちからの通報があった
あらかじめガイドラインや利用規約をよく確認しておきましょう。
マーケティングに活用できるLINEの機能
マーケティングに活用できるLINEの機能としては、次の3つが挙げられます。
・リッチメニューの表示
・クーポンの配布
・ショップカードの作成
それぞれ解説します。
リッチメニューの表示
リッチメニューとはトーク画面下部(キーボードエリア)に、固定で表示されるメニュー機能を指します。
表示する/しないや、メニューの内容などは管理画面で編集することが可能です。LINE公式アカウントの機能に加え、ECサイトや予約サイトなど、外部サイトへのリンクも貼れます。
ユーザーの行動を促進させる効果があるので、積極的に活用したい機能です。なお、リッチメニューはトーク画面内に常設されているので、更新してもユーザーには通知されません。
参考:LINE公式アカウントのリッチメニューのメリットや設定・作り方を徹底解説!
クーポンの配布
プレゼントや割引などのクーポンを配布できます。LINEユーザーの多くが公式アカウントのクーポンを利用しており、大変人気のあるサービスとなっています。
友だち登録のお礼としてクーポンを発行するのもおすすめです。また、クーポンの開封者数や使用者数などを計測して、マーケティング施策に役立てることもできます。
クーポンはLINE公式アカウントの機能から作成が可能です。集客に直結する機能なので上手く活用してください。
ショップカードの作成
ショップカードとは、来店や商品購入の特典として付与するポイントを、LINE公式アカウントで発行・管理できる機能を指します。
ユーザーは獲得ポイントに応じて、企業や店舗側が設定した特典を受け取れます。なお、特典内容は自由に設定可能です。
不正利用防止のためポイント取得を1日1回までにする、あるいは指定時間以内には再取得できないようにするなど、細やかな設定もできます。
LINEマーケティングの成功事例
ここではLINEマーケティングの成功事例を紹介しましょう。LINEマーケティングを用いた成功事例は多様な業界でみられますが、店舗(飲食・小売)と美容室/美容サロンから2つの事例を挙げておきます。
焼肉 シンラガーデン
「焼肉 シンラガーデン」は、埼玉県川越市で2店舗を展開している飲食店です。約5年前からLINE公式アカウントを活用し、接客時に登録を案内するなどして、友だち数を増やす努力を重ねてきました。
新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、2020年4月に店舗の営業自粛を決断します。そして5月からはテイクアウト・デリバリーサービスに切り替えました。
LINEで告知したテイクアウト・デリバリーサービスのみで、前年比売上の121%を達成しています。
ビューティー サロン Be+
「ビューティー サロン Be+」は、茨城県つくば市でフェイシャルエステや、脱毛などのメニューを提供する美容サロンです。
ユーザーからの問い合わせ対応や、キャンペーン情報の拡散などにLINE公式アカウントを活用しています。そして、実質スタッフ1名で250名以上のリピーターを獲得しました。
普段サロンに出勤しているのは店長のみなのですが、応答メッセージの活用でワンオペの課題を克服しています。
まとめ
LINEマーケティングの、メリットとデメリットについて詳しく解説してきました。マーケティングに活用できる、LINEの機能も紹介したので、参考になさってください。
LINEマーケティングといっても、難しく考える必要はありません。成功事例で紹介したように、小規模事業者でも活用は可能です。
LINEの月間アクティブユーザー数は、2024年3月末時点で9,700万人となっています。この母数を利用しない手はありません。
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