
LINEの友だち追加広告(CPF)とは?単価や配信面を知って友だち数10倍を目指そう
LINE公式アカウントの運用効果を上げるためには「友だち」を増やしていくことが非常に重要です。
ですが、「友だちがなかなか増えない」「そもそもどうやって友だちを増やせばいいんだ?」と悩んでいるWeb担当者も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、効率的に「友だち」を増やすことができるLINEの友だち追加広告(CPF)について詳しく解説します。
Index
3-1. トークリスト
3-2. LINE NEWS
3-3. LINE VOOM
3-4. ホーム
4-1. 効率よく友だち追加を集めたい時
4-2. ターゲティングしながら質の高いユーザーを集めたい時
4-3. LINE友だち追加広告の最低単価は?
6-1. パッと見て印象に残るクリエイティブ
6-2. 友だち追加のメリットを明示する
6-4. 配信結果を分析する
8. まとめ
LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。


LINE友だち追加広告(CPF)とは?
CPFとは?
LINE広告「CPF」は広告を配信するだけでなく、広告主の「LINEアカウントを友達として追加する」を訴求する方法です。
設定した予算の範囲内で効率的にLINEユーザーの集客ができます。
CostPerFrendの頭文字をとってCPFと一般的に言われており、
友だち追加に対して広告費用を支払うという意味です。
LINE友だち追加広告(CPF)の料金体系
CPFの課金形態は「友だち追加ボタン」クリックの成果保証型になっており、
これにより初めての人でもローリスクで導入することが可能です。
他の配信メニューと比較しても安価に友だち獲得が行えるため低リスクで始めることが可能です。
現在LINE広告での集客を行っていない方にとっては非常に導入ハードルが低いメニューになっています。
LINE友だち追加広告(CPF)の配信面は?
友だち追加広告(CPF)は、LINEアプリ内のさまざまな場所に配信され、ユーザーに広告を効果的に届けます。
ここでは、4つの主要な配信面について見ていきましょう。
トークリスト

トークリストはアクティブユーザーが最も多い配信面です。
友だちとのメッセージのやり取りが表示されるリストに広告が挿入されるため、非常に高い視認性を持っています。
LINEを開いた瞬間に表示されるため、広告のインプレッション数が高く、友だち追加への誘導が期待できます。
LINE NEWS

LINE NEWSは、LINEアプリ内にあるニュース機能で、月間154億PVを超えるNo.1スマートフォン向けニュースサービスです。
ニュースを閲覧する際に自然に目に入るため、広告の違和感を低減させることができることが特徴の一つです。
LINE VOOM

LINE VOOMは動画や画像コンテンツを中心に展開されるフィード形式のコンテンツプラットフォームです。
LINE VOOMの訪問ユーザーは6,800万人以上でそのうち4,900万以上は月に1回以上広告を閲覧しており、多くのユーザーへのリーチが可能です。
ホーム

LINEアプリの「ホーム」タブに広告を掲載します。
「ホーム」タブは、友だちの確認やスタンプショップなど、LINEの様々なコンテンツへの入り口の役割を果たしています。
友だち追加広告(CPF)はどんな時に有効的?
友だち追加広告(CPF)は主に下記2点の時に有効です。
・効率よく友だち追加を集めたい時
・ターゲティングしながら質の高いユーザーを集めたい時
それぞれ解説します。
効率よく友だち追加を集めたい時
友だち追加広告(CPF)は、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加した時点で費用が発生する「成果報酬型」の広告です。
そのため、無駄なコストをかけずに、確実に友だち追加の成果を得たい場合に非常に有効です。
特に、短期間で友だちの数を増やしたいキャンペーン時や、新商品・サービスのプロモーション時に利用することで、効率的に新規顧客を集めることができます。
ターゲティングしながら質の高いユーザーを集めたい時
CPF広告は、年齢や性別、地域、興味・関心に基づいてターゲティングが可能なため、質の高いユーザーを集めたい場合にも効果的です。
例えば、特定の商品に関心を持つ層や、地域限定のサービスにリーチしたい時など、ターゲットを絞り込むことで広告の精度を高め、友だち追加後のエンゲージメントが期待できるユーザーを集めることができます。
LINE友だち追加広告の最低単価は?
管理画面で友だち一人あたりに支払う最大金額を設定し、その入札額に基づいて広告が配信されます。
入札方法は手動入札と自動入札の2パターンがあります。
手動入札の場合、最低入札価格は50円/友だち追加数
自動入札の場合、最低入札価格は75円/友だち追加数となっており、入札金額が高いほど、広告が表示される可能性が高くなります。
配信設定するターゲティング(年齢/性別/地域/オーディエンス等)を過剰に狭めてしまうと、広告配信に必要な入札金額が引きあがってしまうので、ターゲットは狭めすぎないことをおすすめします。
友だち追加広告(CPF)の出稿方法
友だち追加広告の出稿は、LINE Ads Platform(LAP)を使用して行います。
ここでは、出稿方法について合計6つのステップを解説します。
まずは認証済アカウントにする必要があるため、まだ未認証アカウントの場合は認証済アカウントに申請するところから始めましょう。
1.「友だち追加広告」から「利用を開始する」をクリックしてください。

2.次の画面では利用状況や出稿中の広告の管理が可能です。新規で配信を行う場合は「作成」をクリックしてください。

①今月の友だち追加広告による友だち追加数と、利用金額が表示されます。
②作成した友だち追加広告の管理タブです。申請済みと下書きのタブで管理されます。
③申請済みは、配信中、配信停止中、審査中、否認のステータスの広告が表示され、下書きは下書き保存中の広告が表示されます。
すべてのステータスまたは、配信中ステータスの広告の検索が可能です。
④広告のリストです。内容をクリックすると詳細が確認できます。
3.広告を配信するターゲットを設定します。広告を表示したいターゲットや予算にあわせて、配信先の設定を行います。
特に店舗系のアカウントで配信を行う場合は、地域の設定を行いましょう。

①「性別」を選択します。
②「年齢」を選択します。
③「エリア」を選択します。
④「興味・関心」を選択します。
⑤推定オーディエンスが表示されます。
4.広告予算を設定します。

①1日の予算を設定します。ただしシステムの仕組み上、設定された1日の予算を上回る場合があるため注意が必要です。
②予算の総額を設定します。費用が予算の総額に達すると広告の配信が自動的に停止されるため、この金額を超えて広告配信されることはありません。
③友だち追加あたりの上限予算の設定有無を選択します。
上限を設定すると上限予算を超えないように広告の入札が行われるため、1日の予算が消化されない場合があります。
④1日の推定パフォーマンスが表示されます。
5.広告のクリエイティブを設定します。

①画像の設定欄です。
②プレビューが表示されます。
6.設定内容を確認し、審査を申請します。

①「下書き保存」することができます。
②「編集」が可能です。
③審査を申請します。
審査で承認されると自動で広告の配信が開始され、予算に達成すると配信が終了します。
LINE友だち追加広告で成果を出すためには
LINEの友だち追加広告の運用で成功するための4つのコツを紹介します。
成功事例を含めた解説資料も併せてご確認ください↓
【DL資料】成功事例から学ぶ!LINE友だち追加広告の成功方法
パッと見て印象に残るクリエイティブ
伝えたいメッセージの優先順位を意識して、一目でどのような強みやメリットがあるのか理解できるクリエイティブを目指しましょう。
デザインにおいて言葉やビジュアル表現がユーザーに共感しやすい内容になっている事も重要です。
友だち追加のメリットを明示する
ただ「友だち追加」を促すだけでは、ユーザーの警戒心を煽ってしまいます。
なぜ友だち追加をした方が良いのか、そして追加することでいったいユーザーにどんなメリットがあるのかを明確に伝えることで、
ユーザーに警戒心を感じさせないような工夫が必要です。
友だち追加ユーザーに似ているターゲットに配信
LINEの類似配信を使って、類似オーディエンスへの配信をしましょう。
類似配信とはLINE内行動などのデータを活用して友だち追加ユーザーに似ているターゲットを探し出す配信手法です。
類似オーディエンスのサイズは1%から15%で指定可能です。1%の場合、類似度は高まりますが配信母数少なくなります。
類似度の数値を上げていくと配信母数は多くなりリーチするユーザー数を増やすことができます。
配信結果を分析する
LINE公式アカウントの管理画面内での分析は、友だち追加広告(CPF)の効果を最大化するために非常に重要です。
友だち追加の経路、日付と時間帯、媒体ごとの流入順位、クリエイティブのパフォーマンス、ユーザー属性、キャンペーンごとの効果測定など、さまざまなデータを活用して、広告戦略を最適化しましょう。
継続的な分析と改善を行うことで、より効果的な広告運用が可能になります。
LINE友だち追加広告で成果を出した事例
LINE友だち追加広告の成功事例をご紹介します。
<株式会社ロイヤル>
「友だち数が1,000%アップ!LINE広告「友だち追加」で新たなユーザー層にアプローチするECサイトの取り組み」
引用:LINEヤフーforBusiness_株式会社ロイヤル
セレクトショップおよびECサイト「Z-CRAFT」を展開する「株式会社ロイヤル」。
LINE友だち追加広告を活用して大きな成果を上げました。2019年にLINE公式アカウントを開設し、2020年末からLINE広告を開始。
友だち数の増加とECサイトへの誘導を目的に、クリエイティブの改善や入札価格の引き上げを行いました。
その結果、LINE広告の出稿から約1年で友だち数が10倍に増加し、2021年11月時点で35,000人を超えるユーザーが友だち追加されました。
特に、実店舗では30代から40代後半の男性が多い一方、LINE公式アカウントでは40代から50代の女性が多いという新たなユーザー層を獲得したそうです。
また、ECサイトへの誘導広告では、デモグラフィック設定を細かく行い、配信効果を高めました。今後はさらに友だち数を増やし、One to Oneコミュニケーションに取り組む予定のようです。
もっとLINE友だち追加広告での成果事例を知りたい方は、
「LINEの友だち追加広告(CPF)の事例を徹底解説!」でより詳しく紹介させて頂いておりますので、気になる方はご覧ください。
まとめ
友だち追加広告(CPF)は、LINE公式アカウントの友だちを効率的に増やすための成果報酬型広告です。
この広告は、ユーザーが友だち追加を行ったタイミングで費用が発生するため、無駄なコストを抑えながら確実に新規顧客を獲得できる点が大きな魅力です。
CPF広告の配信面は、トークリストやLINE NEWS、LINE VOOM、ホームなど、LINEアプリ内のさまざまな場所で展開されており、ターゲットユーザーに効果的にリーチできます。
また、年齢や地域、興味・関心に基づいたターゲティングが可能で、質の高いユーザーを集めることもできます。
友だち追加広告は、特に短期間での友だち獲得を目指すキャンペーンや、新規プロモーションに最適です。
広告配信の手順も簡単で、ターゲティングの設定や予算管理も柔軟に行えるため、効率的な運用が可能です。
以上のことから、LINE友だちを効率的に集めるためにはLINE友だち追加広告の活用を強くおすすめします。
商品やサービスに興味関心があるユーザーに積極的にアピールして、温度感の高い友だちを効率的に増やしていきましょう。
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