Case Study
実績・事例
「正しい数字を正しく見る」が全ての起点。3ヶ月でCVR179%改善・CPA82.6%削減を実現した、アンカー株式会社の広告計測戦略。
アンカー株式会社
業種 広告
導入プロダクト
(写真)アンカー株式会社 執行役員 北 哲哉 様
クライアントと共に市場No.1を目指すグロースマーケティング企業、アンカー株式会社。
Googleプレミアパートナー(国内上位3%)やMetaビジネスパートナーへの認定、さらに「ベストベンチャー100」に6年連続選出されるなど、確かな実績と成長を誇るグロースマーケティングのプロ集団です。
同社は単なる運用代行にとどまらず、自社での新規事業開発やエクイティ投資で培った「事業主視点」を強みに、「事業理解×クリエイティブ内製×広告運用×計測環境整備」を一気通貫で支援。3年間で約4,000回に及ぶリード獲得特化のLPO実績を誇ります。
しかし、昨今のITP(Intelligent Tracking Prevention)をはじめとするプライバシー規制の強化により「媒体管理画面と実計測値の乖離が200%に達する」という深刻な課題に直面していました。多くの企業が計測環境の変化に対応しきれない中、アンカー株式会社はいち早く危機感を持ち、クライアントに不利益を与えないよう先手を打ってAFADを全社導入。APIによるサーバーサイド計測環境をインフラとして整備しました。
この結果、データの乖離を解消して広告媒体の機械学習を最適化。わずか3ヶ月でCVR約179%改善・CPA82.6%削減という劇的な成果を実現しました。
今回は執行役員の北 哲哉様(以下、北)に、データへのこだわりと、計測という「土台」を固めることで進化したクライアント支援の質についてお話を伺いました。
(写真)アンカー株式会社 執行役員 北 哲哉 様
目次
- 【事業紹介】クライアントと「いい時も悪い時も」並走する。一気通貫の支援体制がGoogleプレミアパートナー上位3%を支える
- 【事業拡大】ASP事業を新たに立ち上げ。包括的な支援体制でクライアントの要望に応える
- 【課題】ITP環境が生んだ「200%の乖離」。計測のズレが広告運用の再現性を根本から奪っていた
- 【解決・導入】「選択肢がなかった」。環境変化にいち早く危機感を持ち、AFADを全社導入して計測インフラを整備する
- 【定量・定性効果】3ヶ月でCVR179%改善・CPA82.6%削減。計測が整うことで、はじめて本当の改善が始まった
- 【展望】計測というインフラの上に立ち、クライアント事業の「全体最適」を追求し続ける
【事業紹介】クライアントと「いい時も悪い時も」並走する。一気通貫の支援体制がGoogleプレミアパートナー上位3%を支える
CATS:まず、貴社のグロースマーケティング事業の強みと、北様が執行役員として大切にされているミッションについてお聞かせください。
北:当社が大切にしているのは、クライアントと共に市場No.1を目指し、事業成長に深くコミットして「良い時も悪い時も共に走る」姿勢です。
既存の代理店をリプレイスして売上を作るようなスタンスには、あまり価値がないと考えています。弊社では「事業理解×クリエイティブ制作×広告運用×計測環境整備」を一気通貫で支援しており、事業成長に関わるすべての指標を可視化した上で、「課題解決や事業利益に繋がった」という実態にこそ価値があるという考えが根底にあります。
コンバージョン以降を丸投げするのではなく、その後の可視化やROASまで追求し、クライアントと共に走る姿勢を大切にしています。一時的に利益が立たない局面でも継続してコミットする。こうしたスタンスが、長期的な信頼関係につながっています。
CATS:Googleプレミアパートナー(国内上位3%)やMetaビジネスパートナーへの認定は、その継続率の高さが評価されているのでしょうか?
北:はい、まさにクライアントの継続率の高さが評価されている理由だと思っています。
1社あたりのお付き合いが非常に長くなっています。弊社は広告運用にとどまらず、自社での新規事業開発やエクイティ投資も展開しているため、自ずと「事業主・経営者と同じ損益目線・LTV目線」で数字を見る文化が根付いています。短期的なスポット案件をお断りすることもあります。クライアントのLTV(顧客生涯価値)を起点に考えることで、結果として弊社の売上も積み上がっていく好循環が生まれています。
クリエイティブ制作から運用、売上の可視化まで一気通貫で支援しますが、目指すのは広告の「部分最適」ではなく、事業の「全体最適」です。そこへの共感が、高い継続率の理由だと自負しています。
【事業拡大】ASP事業を新たに立ち上げ。包括的な支援体制でクライアントの要望に応える
CATS: 直近では自社ASP事業の立ち上げ・拡大にも取り組まれているとお伺いしました。代理店事業に加えてASP事業を展開された背景・狙いを教えてください。
北:弊社は10年ほどあらゆる手段で集客の支援を行っており、予算運用をメインに行ってきたため、アフィリエイトメディアとの強固なネットワークがあります。クライアント様からの「成果報酬でお願いしたい」という声に応え、ビジネスチャンスを最大化するために立ち上げました。
クライアント様の要望に包括的に応えたいという思いが常々あります。予算運用だけでなく成果報酬の領域も伸ばしたいというニーズを支えることが、立ち上げの大きな動機です。
【課題】ITP環境が生んだ「200%の乖離」。計測のズレが広告運用の再現性を根本から奪っていた
CATS:データの正確性に対して強いこだわりをお持ちとお伺いしています。日々クライアントと向き合う中で、計測環境に関してどのような問題意識をお持ちでしたか?
北:私自身「正しいものを正しく見る」ことが何より大切だと考えています。見栄えの良いデータに整形するのではなく、事実ベースで分析する。良い時も悪い時も数字と向き合うためには、その数字が正確でなければなりません。
代理店に都合の良い数字ではなく、クライアントと同じ「嘘のない一次データ」を見て議論したい——この考えが、日々の計測へのこだわりの根底にあります。
現在、媒体画面と基幹システムの乖離は避けがたい状況です。ITPの影響もあり、ひどい場合は200%ものズレが生じます。これは、もはや「運用が不可能なレベル」の深刻な課題です。
CATS:その乖離は、広告運用にどのような弊害を生んでいたのでしょうか?
北:広告媒体の自動化が進む今、管理画面の数字が最適化のトリガーになります。そのため、正しい数字を返さないと致命的な問題が起きます。
例えば、多重発火があれば入札力が落ちて他社に競り負け、過小発火なら機械学習が遅れます。どちらにせよ大きな弊害です。
特に弊社は、年間1,000回を超えるLPOや内製チームでのクリエイティブ検証を高速で回す運用を得意としています。しかし、計測が不正確では「どのクリエイティブやLPが本当に成果を出しているのか」という正解が見えず、改善の再現性が奪われてしまう。管理画面上のCV数という表面的な数字を追うだけでは、クライアントの本当の利益にはたどり着けないため、正しく計測できていない状態での運用は、本来は広告を止めるべきレベルの問題だと考えています
CATS:そうした乖離がある状態で、クライアントとのミーティングはやりにくさがありましたか?
北:はい、目線が合わなくなり建設的な議論ができない状態だったと思います。クライアントは「取れていない」、管理画面は「取れている」という状況ではどうしても話は平行線になってしまいます。AFAD導入後はこの葛藤が解消されました。
代理店に都合の良い数字ではなく、クライアントと同じ「嘘のない一次データ」で議論する。正確な計測環境はそのための不可欠なインフラです。
【解決・導入】「選択肢がなかった」。環境変化にいち早く危機感を持ち、AFADを全社導入して計測インフラを整備する
CATS:AFADを導入された経緯と、決め手になったポイントを教えてください。
北:正直、他に選択肢がなかったと言えます(笑)。ITPをはじめとする計測環境の変化に対しては、業界内でも様子見をする企業が少なくない中、私たちはいち早く危機感を持ち、クライアントに不利益を与えないよう先手を打ってAFADを導入することを決めました。
パッケージとしての使いやすさに加え、ITP対策への対応が非常に早い。さらに、導入後のフォロー体制が手厚い点も大きな決め手でした。
自社で計測環境を構築すると、想定外のトラブル対応に追われますが、AFADはサポートが整っているため安心して運用に専念できます。
計測環境を整えることは「スタートライン」です。正しく計測できていないのに新しい提案をするのは順序が違います。まずは正しい環境を整えること。これがマーケティングの基本です。
CATS:現在はMeta・Google・TikTok・LINEヤフーなど、主要媒体すべてにAPI連携されているとお伺いしています。媒体が増えても同じ環境を保てる点はいかがですか?
北:運用媒体が増えるたびに計測の問題が発生しますが、AFADは国内の主要媒体とほぼ全てAPI連携が可能です。媒体を増やす際もスムーズに追加対応できるため、事業拡大のスピードを落とさずに済んでいる点は非常に助かっています。

コンバージョンAPI(CAPI)とは?仕組みとメリット、Cookie規制対策のツール導入方法
CATS:社内ではどのように定着・仕組み化を進められましたか?
北:社内マニュアルを作成し、ルールを統一しています。営業担当もAFADのダッシュボードで全案件をモニタリングできるため、チーム全体がAFADを「共通の計測基盤」として活用しています。
こうした設定業務はできる限り仕組み化し、本来注力すべきクリエイティブや戦略立案に時間を使えるようにしています。
【定量・定性効果】3ヶ月でCVR179%改善・CPA82.6%削減。計測が整うことで、はじめて本当の改善が始まった
CATS: 導入後の具体的な成果について教えてください。
北:媒体管理画面とAFADの数値がほぼ一致するようになりました。以前は200%もあったズレがなくなり、運用に支障が出るような乖離は基本的に起きていません。
具体的な成果では、ある案件で3ヶ月間にCVRが約179%改善、CPAが82.6%削減されました。計測が整うことで「なぜそうなったのか」の原因が明確になり、PDCAを高速で回せるようになりました。
CATS:正確な計測が確保されたことで、クライアントとの対話にはどのような変化がありましたか?
北:正しい数字をベースに、クライアントと同じ目線で建設的な議論ができるようになったことが最大の変化です。管理画面上の見栄えの良い数字ではなく、クライアントの本当の利益——売上やLTV、実成約にこだわった議論ができるようになりました。
AFADで土台が固まったことで、複雑な計測設定やデータ照合といった作業時間を大幅に圧縮できました。 その結果、生まれた時間を弊社が得意とする「内製チームによる勝ちクリエイティブの検証」や「LPOの高速PDCA」、さらには「事業全体のLTV最大化に向けた戦略立案」に全投下できるようになりました。作業的な時間を圧縮し「クライアント事業をどう拡大するか」というクリエイティブな思考に、浮いた時間を全投下できるようになりました。これこそが最も大きな価値です。
ツールは手段。生まれた時間でどれだけ事業に深くコミットできるかが重要——この言葉が、弊社のスタンスを一番よく表していると思います。
【展望】計測というインフラの上に立ち、クライアント事業の「全体最適」を追求し続ける
CATS:AFADは今後の事業展開においてどのような位置付けになりますか?
北:AFADは単なるツールではなく、正しいマーケティングを行うための「インフラ」です。ASP事業を運営する上でも、この基盤があるからこそ事業が成立していると言っても過言ではありません。
AFADという武器を得たことで、私たちの「クライアントを勝たせる力」は確実にパワーアップしたと感じています。今後は事業拡大とともに、AFADを基盤として包括的な支援を続けます。開発面では、数値管理の一体化やAIを活用した機能のアップデートにも期待しています。
CATS:最後に、「代理店が提示するデータの正確性に疑問を持っている」「部分最適なレポートばかりで実際の事業利益につながっていない」と感じている代理店・広告主の方々へ、メッセージをいただけますか?
北:正しい数字を見て、正直なマーケティングをすることが全ての起点です。もし計測に課題を感じているなら、専門のサービスに相談することが解決への最短経路だと思います。
正しい計測環境があってはじめて、本当の意味でクライアントに貢献できる。それが私たちの揺るぎない信念です。
CATS:本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!
今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします!
【DL資料】AFADサービス概要資料
■会社情報

会社名:アンカー株式会社
代表者名:千野 奨太
事業内容:グロースマーケティング事業
所在地:【大阪本社】大阪府大阪市北区芝田1-14-8 梅田北プレイス2F・9F
【東京オフィス】東京都港区海岸 1-7-1 WeWork東京ポートシティ竹柴 10F
企業サイト:アンカー株式会社
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