自社サイトで友だち追加施策はどう進める?成果につながる工夫を紹介

2025年6月23日

今や多くの企業が、LINEを活用したマーケティング施策に取り組んでいます。

中でも注目すべきなのが「自社サイトを活用したLINEの友だち追加導線の設計」です。

広告に頼らず、訪問ユーザーをそのままLINEの友だちとして取り込むことができれば、継続的な情報配信や販促活動がよりスムーズに行えます。

本記事では、自社サイトでLINEの友だち追加施策を行うべき理由と、その具体的なメリットについて詳しく解説していきます。

LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。

LINEの友だち追加施策を自社サイトで行うべき理由

LINEの友だち追加施策を自社サイトで行うべき理由

現代のマーケティング施策において、LINEの活用は欠かせません。

ここでは、なぜ自社サイトでLINEの友だち追加を行うべきなのか、その具体的なメリットについて掘り下げていきます。

幅広いユーザー層にアプローチできる

LINEは、日本国内で最も利用者数の多いコミュニケーションアプリのひとつであり、10代から60代以上まで幅広い世代に浸透しています。

自社サイトにLINEの友だち追加導線を設けることで、あらゆる年齢層のユーザーにアプローチすることが可能となり、ターゲットの幅が広がります。

SNSの中でも特に「生活インフラ」として活用されているLINEだからこそ、多くの見込み顧客に自然な形で接触することができます。

顧客との接点をつくりやすい

LINEの友だち追加は、メールマガジン登録よりも手軽でスムーズです。

フォーム入力が不要で、ワンタップで登録が完了するため、ユーザーの離脱を防ぎやすくなります。

自社サイト訪問者をそのままLINE公式アカウントに誘導できれば、見込み顧客との継続的な接点を築くうえで大きな第一歩になります。

使い慣れたツールでユーザーとの距離を縮めやすい

LINEは日常的に使われているコミュニケーションツールであるため、企業からのメッセージも自然に受け取られる傾向があります。

公式アカウントではチャット形式の1対1対応も可能で、ユーザーとの心理的距離を縮めやすいのが特長です。

結果として企業への親近感が生まれ、エンゲージメント向上につながります。

リピーターの増加につながる

友だち追加したユーザーには、セールや新商品情報、クーポンなどを継続的に届けることが可能です。

こうしたプッシュ配信は再来店・再購入を促すうえで非常に有効です。さらにLINEのショップカード機能を活用すれば、ポイント制度によってリピート促進の施策も展開できます。

LINEは一度つながったユーザーを着実に育成できるツールです。

開封率が高く情報が届きやすい

LINEはプッシュ通知により高い開封率を誇ります。

平均して60%以上のユーザーがメッセージを開封し、その多くが受信から6時間以内に確認するといわれています。メールと違って埋もれることが少なく、即時性の高い告知が可能です。

時間帯に合わせた配信設定を行えば、キャンペーンや緊急情報の到達率をさらに高めることもできます。

コストを抑えた効率的なマーケティングができる

LINE公式アカウントは無料プランから利用可能で、メッセージ配信コストも抑えやすいのが特長です。

自社サイトを通じた友だち獲得であれば、広告費をかけずにLINEチャネルを拡大できます。

また、LINEはクリック率や反応率といった指標も取得できるため、効果測定や改善にも向いており、低コスト・高効率なマーケティングを実現します。

【DL資料】成功事例付き|LINE公式アカウントがナーチャリングに効果的な理由とは?

自社サイトで効果的な友だち追加施策を行うポイント

自社サイトで効果的な友だち追加施策を行うポイント

LINEの友だち追加をただ設置するだけでは十分な効果は得られません。

次に、自社サイト上で実際に成果を上げるための施策設計のポイントをご紹介します。

サイト訪問者の導線を意識してボタンを設置する

LINE友だち追加の導線は、ユーザーの動線に合わせて最適な場所に配置することが重要です。

たとえば、トップページのヘッダーや固定サイドバー、フッターなど、常に目に入りやすい位置にボタンを設置すると、自然な形で登録を促せます。

ECサイトであれば、購入完了ページやサンクスページに「LINE登録で配送通知を受け取る」などの案内を添えるのも効果的です。

また、サイト滞在時間が一定以上のユーザーや離脱直前のユーザーに向けて「LINE追加で限定特典をプレゼント!」といったポップアップを表示する方法も有効です。

ただし、ポップアップの表示頻度が多すぎるとユーザー体験を損なうため、適切なタイミングで表示する工夫が求められます。

訴求文やバナーのデザインを工夫する

友だち追加を促すには、コピーやデザインの工夫も重要です。「今すぐ登録」「友だち限定クーポン配布中」といった行動を促す短い文言を使い、訴求力を高めましょう。

バナーには商品やサービスの画像、LINEのロゴを配置し、視覚的に関連性を持たせると効果的です。

フォントは大きく、読みやすさを重視し、特典の内容や期限などは明確に表示しましょう。また、あれもこれもと情報を詰め込みすぎず、1つのバナーで1つのメッセージに絞ることがポイントです。

コーポレートカラーやサイトデザインと調和しつつも、しっかりと目立つような設計が理想です。

友だち追加後の特典やメリットを明示する

「追加したのに特典が届かない」といった体験はユーザーの不信感につながります。

事前に伝えたメリットは確実に提供し、登録直後のLINEあいさつメッセージで丁寧な案内を心がけましょう。

たとえば、「ご登録ありがとうございます!今すぐ使える10%OFFクーポンはこちらです」といった文言とともに、すぐ使える特典を提示します。

また、今後配信される情報やサービス内容についても簡潔に伝えることで、ユーザーに安心感を与え、ブロック防止にもつながります。

登録後の第一印象を丁寧に設計することが、継続的な関係構築の第一歩になります。

スマホ・PC別に適した表示形式を使い分ける

デバイスごとの表示最適化も友だち追加率向上に欠かせません。

スマホでアクセスしているユーザーにはワンタップでLINEが起動する「追加ボタン」が有効ですが、PCユーザーにはQRコードの掲載が適しています。

たとえば、レスポンシブデザインを活用して、モバイルではボタン、デスクトップではQRコードを表示するように設定することで、どちらの環境でも自然に登録へ誘導できます。

最近では、ユーザーエージェントによる出し分け機能を持つマーケティングツールもあるため、エンジニアでなくてもこうした工夫を実装しやすくなっています。

ユーザーの閲覧環境に合った登録導線を設計することで、無駄な離脱を防ぎ、友だち追加数を着実に伸ばすことができます。

自社サイト経由の友だち追加後にアクションを促す方法

自社サイト経由の友だち追加後にアクションを促す方法

友だち追加をきっかけにユーザーとつながった後は、次のステップとしてアクションを促す工夫が求められます。

ここでは、LINE上での関係構築をさらに深めるための具体的な手法を解説します。

あいさつメッセージに応答機能と特典を組み込む

友だち追加直後の「あいさつメッセージ」は、ユーザーに次の行動を促す絶好のタイミングです。

自動送信されるこのメッセージ内に、キーワード入力による応答機能や、特典提供の案内を組み込むことで、初回のエンゲージメント率を高められます。

たとえば「“クーポン”と送信すると割引情報が届きます」と促せば、自然とユーザーがアクションを起こすきっかけになります。

初回のクーポン提供や自動応答の案内により、ユーザーとの双方向のやり取りが始まりやすくなり、その後の関係構築にもつながります。

リッチメニューやカードタイプでアクションを誘導する

トーク画面下部に常時表示されるリッチメニューを使えば、ユーザーを目的のアクションにスムーズに誘導できます。

たとえば「商品を見る」「予約する」などのボタンを設置しておけば、自然な流れで購入や問い合わせへ導けます。

また、カルーセル型のカードタイプメッセージを活用すれば、複数のコンテンツを横並びで訴求でき、視覚的にも効果的です。

これらの機能を活用することで、友だち追加後の離脱を防ぎ、継続的なエンゲージメントとコンバージョン向上につなげられます。

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まとめ:自社サイトからの友だち追加施策を強化しよう

自社サイトを活用したLINE友だち追加の導線設計は、費用をかけずに効率的なユーザー獲得を実現する施策です。

友だち追加ボタンやQRコードの設置といった基本的な対応に加え、インセンティブの提示や記事・バナーによる自然な誘導を組み合わせることで、ユーザーの登録意欲を高めることができます。

サイト訪問者を確実に「つながりのあるユーザー」に変えていくためにも、今一度、自社サイト内での友だち追加施策を見直し、最適な導線づくりを進めていきましょう。

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萩原 理香子

編集者 萩原 理香子

CATS株式会社 マーケティング戦略室

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