LINEリッチメニュー画像の作成・設定方法｜よくある問題と解決策を紹介

LINEリッチメニューとは

LINEリッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に固定されるメニューです。

ユーザーがLINEを開くたびに目にする場所に表示されるため、求める情報やサービスへの導線としてとても重要です。

たとえばクーポンへの誘導、商品購入ページへのリンク、店舗情報の案内など、さまざまなアクションをスムーズに促すことができます。

ユーザー視点で見ると、必要な情報をワンタップで得られるという利便性があり、運営者視点では、広告や案内を確実に見てもらえるという強みがあります。

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リッチメニュー画像の役割

リッチメニューは公式アカウントの「顔」とも呼べる機能で、その中に使用する画像はユーザーに最初の印象を与える点でとりわけ重要です。

単なる見た目の飾りではなく、ユーザーがどこへ進めば欲しい情報や特典を得られるのかを直感的に示す、いわば「案内板」の役割も果たします。

「クーポンを受け取る」
「商品を購入する」
「店舗情報を確認する」

など、画像の一部をタップするだけでユーザーの目的が叶うようにデザインされていれば、公式アカウントの利用価値が高まるでしょう。

リッチメニューの画像には、ユーザーの関心を引きつける魅力と、求めるコンテンツへ導くわかりやすさが備わっていることが大切であり、アイコンやイラストを駆使して情報を簡潔に伝える工夫が必要になります。

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リッチメニュー画像の作成方法

ここでは、LINE公式アカウントのリッチメニューで使用される画像の作成方法について、詳しく解説します。

画像サイズとフォーマットを最適化する

使用する画像を、リッチメニューに合うサイズとフォーマットにする必要があります。

・テンプレート「大」のおすすめサイズ
【解像度高】2,500px ✕ 1,686px
【解像度中】1,200px ✕ 810px
【解像度小】800px ✕ 540px

・テンプレート「小」のおすすめサイズ
【解像度高】2,500px ✕ 843px
【解像度中】1,200px ✕ 405px
【解像度小】800px ✕ 270px

ファイル形式：JPG、JPEG、PNG

ファイルサイズ：1MB以下

画像編集ツールを使う

画像編集ツールを使うと、リッチメニューをさらに魅力あるデザインにできます。

以下に、代表的な画像編集ツールを3つ紹介します。

Canva

初心者でも簡単に扱うことができるツールです。豊富なテンプレートとドラッグ＆ドロップ機能を備えており、複雑な操作を覚える必要なくリッチメニューを素早く作成できます。

Adobe Photoshop

豊富な機能を備えた画像編集ソフトであり、細部の編集や高度なグラフィックデザインが可能です。多機能であるため学習は少々大変ではありますが、デザインにこだわりたい方には最適な選択肢と言えるでしょう。

Pixlr

初心者から上級者まで幅広く対応可能なオンライン画像編集ツールです。リッチメニューの作成には、豊富な機能を持つ上級者向けの「Pixlr E」と、簡単な操作ができる初心者向けの「 Pixlr X」があります。登録不要・無料で使用できるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

効果的なデザインを意識する

リッチメニュー画像を作るときに大切なのは、ユーザーにとってわかりやすく、誘導したいアクションを明確に示すという点です。

文字やアイコンを配置する場合は、適度な余白を取りながら大きめのフォントやコントラストのある色使いにするなど、視認性を高める工夫が必要です。

CTA（行動喚起）のフレーズを配置することで、「クーポンを使う」「商品を見る」など具体的な行動を起こしやすくなります。

ブランドカラーやロゴをうまく取り入れることで、印象に残りつつ統一感のあるデザインに仕上げることができます。

リッチメニュー画像の設定手順

次に、リッチメニューの画像を設定する手順について解説します。

LINE公式アカウントマネージャーにログイン

LINE公式アカウントマネージャーにログインし、「ホーム」を選択。ガイドメニューの中から「リッチメニュー」を選びましょう。

引用元：【公式】LINE公式アカウントの作り方｜作成方法や料金プランを紹介

リッチメニュー画像をアップロードする

次に、リッチメニューの「コンテンツ設定」を始めます。

まずリッチメニューのテンプレートから選択します。テンプレートは「大」7種と「小」5種があるので、自分の作るリッチメニューに合ったものを選びましょう。

テンプレートを決めたら、次は画像の設定を始めます。

「背景全体の画像をアップロード」を選択し、用意しておいた画像をアップロードします。

エリアマッピングを設定する

画像を設定したら、次に、各エリアそれぞれに「アクション」を設置します。

アクション：ユーザーがタップした際の動作の設定。

以下の5種類あります。

画像設定でよくある問題と解決策

アップロードエラーやサイズオーバー

リッチメニュー画像の設定時に発生する問題として、「アップロードエラー」と「サイズオーバー」があります。

アップロードエラーの原因と対策

①不適切なファイル形式
LINE公式アカウントでは特定の画像形式のみがサポートされています。JPEGやPNGといったサポートされている形式に画像を変換してください。

②通信環境の問題
不安定なインターネット接続が原因でアップロードに失敗することがあります。対策としては、安定したインターネット環境でアップロードを試みてください。

サイズオーバーの原因と対策

①画像解像度が高すぎる
リッチメニュー画像には最適な解像度が設定されています。対策として、画像編集ツールを使用して推奨される解像度にリサイズしてください。

②ファイルサイズが大きすぎる
画像ファイルの容量が大きすぎると、アップロードできない場合があります。対策として、画像の圧縮機能を用いたファイルサイズの縮小が挙げられます。

画像がぼやける

リッチメニュー画像がぼやける問題は、主に適切な解像度が設定されていないことにより生じます。

解像度が低すぎると、画像が拡大表示された際に画質が損なわれ、ぼやけて見える原因となります。

推奨画像サイズを参考にして、リッチメニュー画像の質を高めましょう。

メニューが反映されない

リッチメニューが反映されない問題にはいくつかの原因が考えられます。ここではそれぞれの原因とその解決方法を提示します。

サーバー処理の遅延

リッチメニューの更新後、サーバーによる処理が遅延している場合があります。この場合、しばらく待ってから再確認してください。

「表示しない」設定になっている

リッチメニューの設定画面で「表示しない」に設定されている可能性があります。設定を「表示する」に変更して、メニューが正しく表示されるかを確認してください。

表示期間の設定ミス

リッチメニューの表示期間が既に過ぎている場合、メニューは表示されません。表示期間を現在の日付以降に設定し直すことで解決できます。

まとめ

LINE公式アカウントのリッチメニュー画像の作成と設定について詳しく解説しました。

リッチメニューはユーザーの関心を惹くために非常に有効なツールであり、魅力的なデザインの作成でその効果はさらに高められます。

本記事を参考にリッチメニューの画像を整備して、ユーザーの反応率アップにつなげてみてください。