学校や塾でLINE公式アカウントを活用するメリットは?
スクール業界での集客において、LINEは非常に効果的なツールです。特に、LINE公式アカウントを活用することで、ターゲット層である生徒や保護者と効率的にコミュニケーションをとることができ、集客活動を大幅に強化することが可能です。しかし、LINE集客に取り組む中で、次のような悩みを抱えることも多いのではないでしょうか。
・生徒や保護者との連絡をもっと円滑にしたい
・新規生徒を効率的に集客したい
この記事では、スクール業界でLINE集客を成功させるための具体的な方法や活用事例を詳しく解説します。
Index
2. 塾・スクールでLINE公式アカウントはどんな時に使える?
2-1. 【効率化】生徒との連絡手段
2-2. 【集客】LINEを活用したマーケティング
3. 塾・スクールでLINE公式アカウントを使うデメリットは?
3-1. 一斉送信での既読確認ができない
3-2. 友だち追加後、タグ付け等手動で設定を行う必要がある
4. 教育運営(塾・スクール)でLINE公式アカウントを活用した事例
4-1. ①きめ細やかなフォローで退塾率28%減! 学習塾のLINE公式アカウント活用 〜ESOH個伸塾〜
4-2. ②来館記録はLINEチャット! コロナ禍の感染対策にLINEを活用する市民プールの取り組み 〜株式会社アクアティック〜
5. まとめ
LINE友だち追加計測ツール
LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。
塾・スクールでLINE公式アカウントは必要?
LINE公式アカウントは多くのビジネスで活用されており、近年塾やスクール業界でも導入が進んでいます。
生徒や保護者とのコミュニケーションも必要とされる教育現場でLINEを使用することは、連絡事項やイベント情報、授業スケジュールの通知を簡単に共有できるため、非常に便利です。
また、自動返信機能を使えば、よくある質問への対応や予約受付が自動化され、スタッフの負担を軽減させることも可能です。
ここでは、塾・スクールでLINE公式アカウントは必要なのか、解説していきます。
塾・スクールでLINE公式アカウントはどんな時に使える?
塾・スクールでLINE公式アカウントは主に下記3点において効果を発揮します。
・【効率化】生徒との連絡手段
・【集客】LINEを活用したマーケティング
・【売上向上】指定ターゲットに対してのメール配信
それぞれ詳しく解説します。
【効率化】生徒との連絡手段
塾・スクールでLINE公式アカウントを用いることで、生徒との連絡手段を効率的に確保することができます。
従来の電話やメールと比べて、LINEは多くの人が日常的に活用しているコミュニケーションツールであるため、情報の即時性と開封率が非常に高いです。
これにより、授業の変更やイベントの案内、緊急連絡などをリアルタイムで確実に伝えることが可能になります。
さらに、LINE公式アカウントでは一斉送信機能を活用し、全ての生徒や保護者に対して一度にメッセージを送信できるため、連絡業務が大幅に効率化されます。
自動返信機能を使えば、よくある質問や授業のリマインダーなどの定型業務も自動化でき、スタッフの負担が軽減されます。
例えば、体験レッスンの持ち物を知らせたり、キャンペーンのお知らせしたりすることで定期的なコミュニケーションが実現します。
【集客】LINEを活用したマーケティング
LINE公式アカウントを使用して、塾・スクールでマーケティングに活用することもできます。
LINEは多くの人が日常的に使っているツールであり、公式アカウントを通じて潜在的な生徒や保護者と直接繋がることができます。
例えば、LINE公式アカウントを利用することで、無料体験授業やキャンペーン情報を一斉に配信し、簡単に予約を受け付けることが可能です。
また、リッチメニューやリッチメッセージを使用してクーポンの配布や期間限定の割引情報を発信することで、ユーザーに視覚的に魅力的なコンテンツを提供し、興味を惹きつけることもできます。
加えて、LINE公式アカウントでは、友だち追加をしてもらったユーザーに対して、定期的に情報を発信できるため、長期的な繋がりを築くことができます。
これにより、潜在顧客との繋がりを維持しつつ、新規生徒の集客効果が期待できます。
【売上向上】指定ターゲットに対してのメール配信
塾・スクールでLINE公式アカウントを活用することで、指定ターゲットに対して効果的にメッセージを送信することができ、売上の向上を図ることができます。
LINEの「ターゲティングメッセージ機能」を利用することで、年齢や興味関心、過去の受講履歴などの条件に基づいて、生徒や保護者にピンポイントで情報を提供できます。このようにターゲットを絞ったアプローチにより、売上向上が期待できるのです。
例えば、受験を控えた高学年の生徒には受験対策講座の案内を送信し、低学年の生徒には基礎学力の向上を目指したコースの案内を送信するなど生徒一人ひとりに合った個別の講座案内を紹介することができます。
また、年齢や成績に応じて、アップセルを狙った新しいコースや個別指導の案内を送ることも可能です。こうした提案型のコミュニケーションは、生徒や保護者にとっても価値のある情報提供となり、受講の促進につながります。
塾・スクールでLINE公式アカウントを使うデメリットは?
塾・スクールでLINE公式アカウントを使用するメリットがたくさんある一方で、デメリットも存在します。ここでは、塾やスクールでLINE公式アカウントを使うデメリットをいくつか紹介します。
一斉送信での既読確認ができない
塾・スクールでLINE公式アカウントを活用する際のデメリットの一つとして、一斉送信での既読確認ができないという点が挙げられます。
一般的なLINEの個人アカウントでは、メッセージが既読されたかどうかが確認できるため、相手がメッセージを見たかどうか把握することが可能となります。
しかし、LINE公式アカウントでは一斉送信されたメッセージに対して、誰が既読したのかを個別に確認することはできません。
例えば、当日急に台風などの自然災害で緊急の閉校の案内をLINE公式アカウントで一斉送信した時、それぞれ誰がメッセージを見たかどうかが分かると安心できますが、LINE公式アカウントの一斉送信ではそれができません。
大きなデメリットになるケースは限られると言えますが注意しましょう。
友だち追加後、タグ付け等手動で設定を行う必要がある
LINE公式アカウントを塾・スクールで活用する際のデメリットの一つとして、友だち追加後、タグ付けや名前変更などの手動設定が必要であるという点が挙げられます。
LINE公式アカウントでは、友だち申請を受けた際にそのアカウントの詳細情報を運営側が自動的に把握することはできません。
つまり、友だちになったアカウントがどの学年かやどの講座を受講しているかなどは手動でタグ付けを行う必要があります。
LINE公式アカウントの「あいさつメッセージ」を活用して、受講者側に名前や受講クラスなどの情報を提供してもらい、その後手動で名前を変更したり、タグ付けを行うなどの工夫を行うことが重要です。
タグ付けを行うことで、メッセージの配信対象を簡単に絞り込むことが可能になるため、運営の効率化には役に立ちますが、自動で簡単にタグづけができる訳ではない点に注意しましょう。
教育運営(塾・スクール)でLINE公式アカウントを活用した事例
次に、塾・スクールでLINE公式アカウントを活用した事例を2つ紹介します。
①きめ細やかなフォローで退塾率28%減! 学習塾のLINE公式アカウント活用 〜ESOH個伸塾〜
千葉県内で3教室を展開する学習塾「ESOH個伸塾」は、「1人ひとりに寄り添う学習」をモットーに、生徒それぞれの学力に応じた指導を行っています。
2018年には主に既存の生徒に向けた連絡ツールとしてLINE公式アカウントを導入しました。
以前は電話とメールで保護者や生徒とコミュニケーションをとっていましたが、現在は生徒と保護者それぞれに対してメッセージ配信やLINEチャットを使ってやり取りを行っています。
生徒とのコミュニケーションは、テキストでは伝わりづらい部分を画像で補足したり、生徒からスタンプが送られたりとフランクなやりとりが特徴です。
一方で保護者とは、生徒を介さずにOne to oneのコミュニケーションを行っており、学習進度や進路の相談などを親密に行っています。
LINE公式アカウントを設立後、接触回数が増えたことで生徒や保護者との距離が縮まっているようです。
このような取り組みにより、退塾率が28%も軽減しました。
②来館記録はLINEチャット! コロナ禍の感染対策にLINEを活用する市民プールの取り組み 〜株式会社アクアティック〜
兵庫県相生市で水泳や体操など各種教室を開く「相生市温水プール コスモス」は、新規利用ユーザーの獲得やリピート促進を目指して、2020年1月にLINE公式アカウントを開設しました。
新型コロナウイルスの被害を受けた相生市温水プールでは、以前はエントランスに紙とペンを置き、利用者に氏名を記入してもらって来館記録を取っていましたが、接触をなるべく減らすために、相生市温水プールのLINE公式アカウントのトークルームでフルネームを送信してもらい、来館記録を管理するようにしました。
これにより、コロナ禍でも感染対策に気をつけながらプールの運営を続けることができました。
また、2カ月間の休館を決断した際、ユーザーが誤って来館しないよう当面の休業についてメッセージ配信で告知した結果、確実に情報を届けることができ、目立った混乱もありませんでした。
まとめ
塾やスクールでLINE公式アカウントを活用することは、効率的なコミュニケーションと集客に大いに役立ちます。
LINEは多くの人が日常的に使うツールであり、授業の案内や緊急連絡をリアルタイムで伝えることができます。
また、一斉送信や自動返信機能により、業務負担を減らしながらスムーズな対応をとったり、ターゲットを絞ったメッセージ配信で、新規生徒の集客や売上向上に繋げたりすることもできます。
LINE公式アカウントは塾やスクールにとって非常に有効なツールです。
みなさんも教室運用の際にはぜひLINE公式アカウントを活用してみてください。
Contact
マーケティングにお悩みの方は
お気軽にご相談ください