
LINE広告のコンバージョンタグを徹底解説!設定方法や効果的な活用法とは?
LINE広告を運用する上で、「どの広告が成果につながっているのか分からない」「設定が正しくできているか不安」などと感じていませんか?
コンバージョンタグを適切に設定すれば、広告の効果を正確に測定し、より効率的な運用が可能になります。
本記事では、LINE広告のコンバージョンタグの仕組みや設定方法、計測結果を活用するポイントを分かりやすく解説します。
広告の成果を高めるために、コンバージョンタグの基礎を理解しておきましょう。
Index
1-1. コンバージョンタグとは
1-2. なぜコンバージョンタグが重要なのか
1-3. コンバージョンタグで計測できるデータとは
2-2. コンバージョンタグを設置するメリット
3-1. LINE Tagのコードは3種類
3-2. ①LINE Tagを取得
3-3. ②LINE Tagを設置
4. LINE広告でコンバージョンタグの計測結果を活用する方法
4-1. 計測結果の確認方法
4-2. 計測結果の分析&改善ポイント
5. まとめ
LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。


LINE広告のコンバージョンタグ基本情報

LINE広告を効果的に運用するには、コンバージョンタグの活用が欠かせません。
ここではコンバージョンタグの概要や重要性、計測できるデータについて解説します。
コンバージョンタグとは
LINE Tagの一種であるコンバージョンタグは、LINE広告を経由したユーザーが商品を購入したり、問い合わせをしたりといったアクションを完了したことを記録するためのタグです。
このタグをウェブサイトやアプリに設置すると、どの広告がどれだけ成果に結びついたのかをデータとして取得できます。
コンバージョンタグは、広告の効果を正しく分析し、運用の改善につなげるために欠かせない仕組みといえるでしょう。
なぜコンバージョンタグが重要なのか
コンバージョンタグを設定すると、広告をクリックしたユーザーがどのような行動を取ったのかを記録し、成果を明確に把握できるようになります。
たとえば、商品購入や資料請求といったアクションの回数を計測するので、広告のパフォーマンスを数値で評価できます。
さらに、取得したデータを活用することで、広告予算の最適な配分や、より効果的なクリエイティブの改善ができるでしょう。
ターゲットユーザー層の反応を分析し、次の施策に活かすことも可能です。
コンバージョンタグの動作状況を定期的にチェックすることで、広告の効果を維持しやすくなり、成果の向上にもつながります。
このように、コンバージョンタグはLINE広告のパフォーマンスを最大化するために欠かせない仕組みなのです。
コンバージョンタグで計測できるデータとは
コンバージョンタグを活用することで、以下のようなユーザーのデータを計測することが可能です。
・コンバージョン数:広告に誘導されたユーザーが、商品購入やユーザー登録など、設定した目標行動を取った回数
・クリック数:広告からウェブサイトやアプリへ誘導された回数
・インプレッション数:広告がユーザーの画面に表示された回数
・滞在時間:ユーザーがサイト内に滞在した時間
・ページ遷移:ユーザーがサイト内で移動した際の経路や閲覧回数
これらの計測データを分析することで、広告の効果を正確に把握し、改善策を立てることが可能となります。
たとえば、クリック数に対してコンバージョン数が少ない場合、サイトの導線やデザインの見直しが必要かもしれません。
また、滞在時間やページ遷移の情報をもとに、コンテンツの充実度や情報の整理を検討することもできます。
このように、コンバージョンタグを正しく設定することで、広告のパフォーマンスを詳細に評価し、より効果的な広告運用につなげることが可能となるのです。
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LINE広告でコンバージョンタグを設置すべき理由とは

ここでは、LINE広告において、コンバージョンタグを設置しない場合に生じる問題や、設置することで得られるメリットについて解説します。
コンバージョンタグを設置しない場合に起こる問題
LINE広告ではコンバージョンタグを設置しないと、どの広告が成果につながっているのか把握できなくなります。
ユーザーの行動を詳細に分析できないため、改善策の立案や広告戦略の見直しが難しくなる可能性があります。
また、データが不足することで、効果の低い広告に予算を割いてしまうなど、無駄な広告費が発生するかもしれません。
コンバージョンタグを設置するメリット
コンバージョンタグを設置すると、LINE広告の効果を正確に測定できるため、どの広告が成果につながっているのか把握することができます。
これにより、効果の高い広告に予算を集中させ、無駄な広告費を削減することが可能になるでしょう。
また、ユーザーの行動データを取得することで、ターゲット層の反応を分析し、広告戦略の最適化がしやすくなります。
データを活用してクリエイティブや配信設定を見直すことで、広告のパフォーマンスを継続的に向上させることができるでしょう。
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LINE広告でコンバージョンタグを設定する方法

ここでは、LINE Tagの説明と、コンバージョンタグの設定方法について解説します。
LINE Tagのコードは3種類
LINE広告で計測を行うには、LINE Tagの設置が必要です。
LINE Tagには、以下の3種類があります。
・ベースコード:計測したいすべてのページに設置が必要な、基本のコードです。
・コンバージョンコード:コンバージョンタグのことで、コンバージョン数を計測します。たとえば、商品を購入した後のサンクスページに設置します。
・カスタムイベントコード:特定のページを訪れたユーザーに対して、広告主が自由にラベリングできるコードです。たとえば、サイトに3分以上滞在したユーザーなど、特定の行動条件を指定して設定できます。
ベースコードの設置は必須で、コンバージョンコードやカスタムイベントコードだけでは計測できないので、注意が必要です。
①LINE Tagを取得
1.管理画面を開く
LINE広告の管理画面を開き、左上の「≡」をクリックし、広告マネージャーの「共有ライブラリ」にある「トラッキング(LINE Tag)」をクリックします。
2.タグをコピーする
「トラッキング(LINE Tag)」画面には「ベースコード」「コンバージョンコード」「カスタムイベントコード」の3種類のコードが表示されています。
それぞれの枠内にある右上の「コピー」をクリックして、目的に応じて使いましょう。
コードが異なる場合は正しく動作しないため、正確にコピーして設定することが重要です。
②LINE Tagを設置
LINE Tagのコンバージョンコードの設置方法には、Webサイトに直接設置する方法とGoogleタグマネージャー(GTM)を活用する方法の2種類があります。
Webサイトに直接設置する方法は、コードをコピーして貼り付けるだけなので、特別な知識がなくても簡単にできますが、ページ数が多い場合は手間がかかり、管理が難しくなるかもしれません。
一方、GTMを使えば、管理画面上でタグを追加・削除できるため、作業の負担を軽減できます。
ただし、GTMの操作にはある程度の知識が必要なため、導入前に基本的な使い方を理解しておくことが大切です。
Webサイトに直接設置する方法
1.ベースコードを設置する
「①LINE Tagを取得」に書かれた手順で、ベースコードをコピーします。
コピーしたコードを、計測したいWebサイトのHTML内で、タグとタグの間に貼り付けます。
2.コンバージョンコードを設置する
同じく、「①LINE Tagを取得」に書かれた手順で、コンバージョンコードをコピーし、先程設置したベースコードの直下にコンバージョンコードを貼り付けます。
なお、ベースコードとコンバージョンコードはセットで使用する必要があり、ベースコードが先に読み込まれるように配置することが重要です。
Googleタグマネージャーで設定する方法
1.ベースコードを設定する
「①LINE Tagを取得」に書かれた手順で、ベースコードをコピーします。
GTMを開き、左の「タグ」から画面右上の「新規」をクリックし、右側のメニューから「カスタムHTML」を選択します。
HTML欄に、先程コピーしたベースコードを貼り付けます。
トリガーをクリックして、「All Pages」にします。
2.コンバージョンコードを設定する
最初に、新しいトリガーを作成します。
左の「トリガー」から画面右上の「新規」をクリックします。
トリガーの設定で、トリガーのタイプを「ページビュー」に、「PageURL」の設定には計測するページのURLを入力します。
ベースコードと同じ手順でコピーした、コンバージョンコードを貼り付けます。
トリガーは先ほど作成した「コンバージョン」を選択します。
3.公開する
トップ画面に戻ると、作成したベースコードとコンバージョンコードのタグが表示されているので、画面右上の「公開」ボタンをクリックします。
設定後は、タグが正しく発火されているか確認するために、管理画面にあるコンバージョン一覧の「ステータス」が「利用可能」になっているか確認しましょう。
LINE広告でコンバージョンタグの計測結果を活用する方法

LINE広告の計測結果を正しく活用することで、広告運用の最適化につながります。
ここでは、計測結果の確認方法や分析のポイントについて解説します。
計測結果の確認方法
コンバージョンタグの計測結果は、パフォーマンスレポートをダウンロードすることで、管理画面よりも詳細なデータを確認できます。
1.パフォーマンスレポートを開く
LINE広告の管理画面から広告マネージャーを開き、「レポートと計測」にある「パフォーマンスレポート」をクリックします。
2.レポートを作成する
「レポート内容」と「レポート形式」から、それぞれ作成したい項目を選び、画面下にある「作成する」をクリックします。
3.レポートを確認する
ダウンロードしたデータはExcelで開くことができるので、グラフ化することで視覚的に分析しやすくなります。
計測結果の分析&改善ポイント
LINE広告の効果を最大化するためには、計測結果の分析方法や改善の進め方について理解することが重要です。
広告アカウント全体のデータを考慮して分析する
キャンペーンや広告グループごとのデータを分析する際は、広告アカウント全体の動向も考慮することが重要です。
個別の施策が一時的に成果を上げても、全体のパフォーマンスが低下していれば意味がありません。
それぞれの改善がアカウント全体にどのような影響を与えるのかを確認しながら、バランスの取れた運用を心がけましょう。
目標に応じた指標を深く分析する
コンバージョン数を増やしたいのか、それともコンバージョンにかかるコスト(獲得単価)を下げたいのか、まずは目標を明確にしましょう。
その上で、目標達成に必要な指標を特定し、データを詳しく分析します。
指標同士の関係性を把握しながら、どの部分を改善すべきかを見極め、最適な施策を進めていくことが重要です。
優先順位を決めて効率的な改善を行う
まずは、重点的に改善したい課題を明確にし、その課題に対して有効な施策を考えましょう。
もし分析すべき指標が増えた場合は、成果につながりやすい数値を優先的にチェックすることが重要です。
あれもこれもと複数の指標を追いすぎると、分析の方向性がぶれてしまう可能性があります。
優先順位を整理して、効率的に改善を進めていきましょう。
まとめ
LINE広告のコンバージョンタグを適切に設定し、計測結果をもとに分析と改善を行うことで、広告の効果を最大限に引き出すことができます。
データを活用することで、予算配分を適切に調整できるだけでなく、ターゲティングの精度も向上し、より高い成果を得られる運用が可能になります。
運用成果を安定して伸ばすには、継続的な改善が欠かせません。
データを正しく活用し、試行錯誤を重ねながら、自社に最適な運用方法を見つけていきましょう。

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