Case Study

実績・事例

(写真左)株式会社CLUTCH WEBコンサルティング事業部 マーケティングチーム マネージャー 野崎 雅史 様

(写真右)株式会社CLUTCH WEBコンサルティング事業部 開発推進ディレクター 島田 陽介 様

 

―いつもAFADをご利用いただきありがとうございます。まずは、AFADをご導入いただいたきっかけから教えてください。

 

島田:AFADのような計測システムの導入を検討したきっかけは、Cookie規制でした。

私たちは、広告運用において「運用の質」を非常に重視しています。そのためには、コンバージョン(CV)の中身を詳細に分析し、媒体の計測データから実際の売上成果に繋がったかどうかを確認する必要があります。

しかし、Cookie規制などの影響でデータの欠損リスクが高まってきました。

データが欠損すると、定量的なデータから「何を読み取るべきか」「何を実行すべきか」の基盤が不安定になり、運用方針の決定が難しくなります。

そこで、データの欠損を防ぐために計測システムを導入する必要があると感じたタイミングで、前職時代に関わりのあったCATSさんのことを思い出しました。

 

CATS:以前から弊社と関わりがあったとは驚きです!

 

島田:CATSさんがジーニー(株式会社ジーニー)の子会社として参画する前に、広告運用を担当しておりました。

 

CATS:今も変わらずお付き合いいただき、ありがとうございます。

 

―計測システムの中でも弊社のAFADを選んでいただいた理由はありますか?

島田:AFADは、コンバージョン件数のズレが許されないアフィリエイト計測用に設計されたシステムだったので、データ欠損の心配がありません。計測システムを入れる中核の目的をしっかり果たしてくれると思いました。

また、私たちの運用の質を高めるために「クリックIDを取得できる」という条件が必須だったので、それを実現できるAFADを導入することにしました。

 

CATS:クリックIDを取得することで可能にしたかったことは何でしょうか?

 

島田:媒体にオフラインのCVデータを返すことです。

例えば、買取業のクライアント様の運用において、媒体側で測定できるのはランディングページ上の「WEB申込」というCVまでですが、私たちは、「実際にアポイントメントが成立したか」というオフラインでの成果まで確認したいです。

AFADには「成果承認機能」があり、これを利用してアポイントメント可否で承認・非承認を操作することができます。

このオフラインの成果とクリックIDを紐づけることができるので、「実際にアポイントメントに繋がったクリックID」を元に媒体が機械学習を最適化してくれるわけです。

 

CATS:CVの中身までにこだわる運用に必要な機能だったわけですね。

 

―実際にAFADを導入した成果はありましたか?

 

島田:Yahoo広告において、40件以上のデータ欠損を計測することができました。この結果を見て、3rd party cookieの制限がここまで影響しているのかと、新たな気づきを得ることができましたね。

Google広告でも全体コンバージョンデータの約10%が欠損していましたが、AFADを通じてその欠損データを補完することができています。

 

CATS:Cookie規制により欠損していると予想はできたものの、それが具体的な数で可視化されたということですね

 

島田:クライアント様からお預かりする予算を運用するうえで、クライアント様が「安心感を持てるか」「予算の使い方に納得感を持てるか」という面も非常に重要だと考えています。

そのために媒体で用意されたものだけでなく有料ツールを活用しながら、しっかり1st party dataに基づいて運用ができているというスタンスをお客様に見せられるということ自体も導入してよかったことの1つですね。

運用者自身も「この広告を伸ばすためにあと少しだけ予算増額したい!」という場面で、より明確な根拠と自信を持ってクライアント様にご提案できています。

 

CATS:定性的な面でもお役に立てているようで嬉しいです!

 

島田:また、AFADのAPI連携機能を活用することで、オフラインの成果を媒体側に紐づける工程を自動化できるので、工数の削減にもなっています。

 

―今後もAFADを活用していただくうえで期待する成果や目標があれば教えてください。

野崎:多くの運用代理店が存在する中で、弊社の強みはクライアントにとって最も重要な「売上」にコミットする運用を行うことだと考えています。

目先のコンバージョン(CV)数を増やすことに注力するのは、どの代理店も同じです。その中で、CLUTCHはクライアントと共に売上成果を目指すことにこだわりを持つ姿勢を今後も続けていきたいと思っています。

 

島田:弊社内でよく話すのは、「クライアントとはCPA(顧客獲得単価)以外の話もどんどんできると良いよね」ということです。

同じCVの獲得方法であっても、「お客様によって」あるいは「お客様のフェーズによって」、それがイメージ通りのCV獲得なのかが変わってきます。

そのイメージを会話しながらすり合わせていくことで、本当の意味でクライアントの結果にコミットする広告運用ができると考えています。

CV数やCPAだけでなく、CVという数字をどのように読み取り、どのようにコンサルティングしていくかが重要です。そのための戦略立案の基盤となる正確な計測を実現してくれるAFADを、今後も活用していきたいと思っています。

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