
LINEでメルマガ配信のようにメッセージ送信を行う方法!LINEとメルマガの特徴の違いも解説します!
近年、企業や店舗による情報発信手段として、従来のメールマガジンに加えて「LINE公式アカウント」の活用が広まりつつあります。
LINEは多くのユーザーに対してリーチできるなど独自の強みがあります。
本記事では、LINEを使ったメルマガ的な配信が可能なのかという基本から、LINEとメルマガの違い、活用方法や成功事例までを詳しく解説します。
マーケティング施策をより効果的にするためのヒントとして、ぜひご活用ください。
Index
2. LINEとメルマガの違い
2-1. LINEのメリット
2-2. メルマガのメリット
3-1. 一斉送信
3-2. ステップ配信
4. ステップ配信の設定方法
4-1. ①ホーム画面のステップ配信をクリック
4-2. ②基本設定を入力
4-3. ③開始条件を設定する
4-5. ⑤ステップを任意の数だけ追加
4-6. ⑥設定完了
6. まとめ
LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。


LINEでメルマガ配信はできる?

LINE公式アカウントを活用すれば、従来のメールマガジンのように情報を一斉配信することが可能です。
登録している「友だち」に向けてキャンペーン情報や新商品案内、イベント告知などを送信でき、企業や店舗の情報発信ツールとして高い効果を発揮します。
LINEとメルマガの違い

メルマガとLINEはそれぞれ特徴と得意分野が異なります。LINEとメルマガの主な違いと、それぞれのメリットを整理してみましょう。
LINEのメリット
LINEはユーザー数の多さや高い開封率、そして便利な機能など、さまざまなメリットがあります。
それぞれ具体的に解説します。
LINEの利用者が多い
LINEは、日本国内で9,500万人以上(2024年時点)の月間アクティブユーザーを誇る、最も利用されているメッセージアプリです。
年齢や性別を問わず幅広い層が日常的に使っており、ターゲットユーザーに情報を届けやすいのが大きなメリットです。
開封率が高い
メルマガの開封率が10~20%程度にとどまるのに対し、LINEメッセージの開封率は平均60%以上とも言われています。
スマホの通知によりメッセージがすぐに表示されるため、タイムリーな反応が得られやすく、キャンペーンやイベントの告知にも適しています。
リッチメニューやクーポン・ショップカードなどの機能が充実
LINE公式アカウントでは、メッセージ配信だけでなく、リッチメニューやショップカード、クーポン、アンケート機能など、販促に役立つ機能が豊富に備わっています。
メールでは再現しにくい視覚的な訴求や、双方向のやり取りも可能です。
メルマガのメリット
メルマガは特にビジネス領域での活用や、情報量の多い配信に向いています。それぞれ具体的に説明します。
B to Bに強い
メールは、特にBtoB領域において今も有効なチャネルです。
企業の担当者は日々メールを確認しているため、ビジネス用途の情報伝達や商談への導入に強みがあります。
多くの情報を一度に送れる
メールでは、文章量に制限がないため、製品情報・価格表・資料請求など、複数の内容を1通にまとめて送ることができます。
じっくり読んでもらいたい内容や専門的な情報配信に向いています。
LINE公式アカウントはアカウント停止のリスクがある
LINEはガイドライン違反があるとアカウント停止や警告の対象となることがあります。
一方、メール配信ではある程度自由度が高く、誤送信などがあっても即座にアカウント停止されるケースは稀です。
この点では、メールの方がリスクが低いと感じる企業もあります。
メルマガとLINE公式アカウントの併用がおすすめ
LINEとメルマガは、それぞれの強みが異なるため、どちらか一方に偏るのではなく「併用」するのがベストです。
たとえば、イベント開催の告知はLINEで即時配信し、詳細情報はメールで丁寧に補足するという使い分けが効果的です。
LINEは“広く・早く”、メールは“深く・丁寧に”という視点で設計するのも有効な配信戦略の一つです。
【DL資料】成功事例付き|LINE公式アカウントがナーチャリングに効果的な理由とは?
LINEでメルマガのようにメッセージを配信する方法

LINE公式アカウントを活用すれば、メルマガのような一斉配信や自動配信が可能です。
具体的な方法を2つご紹介します。
一斉送信
最も基本的な機能が一斉配信です。
登録された友だち全員または一部セグメントに対して、日時を指定してメッセージを配信できます。
リッチメッセージや画像・動画などを活用すれば、視覚的な訴求力が高い“LINE版メルマガ”として活用できます。
ステップ配信
新規登録者に対して、一定のスケジュールに沿って自動でメッセージを送る「ステップ配信」もLINEで実現可能です。
たとえば「登録直後に挨拶メッセージ→翌日にサービス紹介→3日後にクーポン配信」など、接触頻度と内容を計画的に設計することで、エンゲージメントを高めることができます。
LinyやL Messageといった外部ツールを導入することで、より柔軟な配信設計も可能です。
ステップ配信の設定方法

LINE公式アカウントでステップ配信を開始するためは以下の6つのステップで行います。
①ホーム画面のステップ配信をクリック
管理画面のメニューから「ステップ配信」機能を選択し、設定画面に進みます
②基本設定を入力
タイトル、タイムゾーン、有効期間、配信数の上限など、配信の基本情報を入力します。
③開始条件を設定する
友だち追加時など、配信を開始するトリガーとなる条件を指定します。
④ステップを追加から「メッセージを配信」を選択
ユーザーに送るメッセージ内容や配信時間帯を設定します。
⑤ステップを任意の数だけ追加
複数のメッセージを順番に追加します。「条件分岐を追加」ボタンをクリックすると、条件に応じて配信されるメッセージを分けることができます。
⑥設定完了
画面下に表示されている利用開始のボタンをクリックするとステップ配信の設定が完了となり、順次配信が行われます。
【DL資料】LINE公式アカウントのタグ&ノート機能アップデート!
LINEでのメッセージ配信の成功事例

実際にLINE公式アカウントを活用して、メルマガ配信のように成果を出している企業や店舗も数多く存在します。
たとえば熊本市は、LINE公式アカウントを通じて、市民が関心のある情報を選択できる「情報配信」機能を導入しました。
市民は、イベント、スポーツ、文化芸術、健康、子育て、障がい、しごと、くらしの安全、生活、市政だより、お知らせの11項目から希望する情報を選択できます。
これにより、必要な情報を必要な人に届けるセグメント配信が可能となり、情報の過不足を防ぎ、市民の満足度を向上させています。
参考:https://www.lycbiz.com/sites/default/files/media/jp/case-study/dl-pdf/kumamoto.pdf
まとめ
LINE公式アカウントは、メールマガジンと同様に情報を一斉配信できるだけでなく、高い開封率や豊富な販促機能を活かして、より即時性・反応性の高いコミュニケーションが可能です。
LINEでは一斉送信やステップ配信といった手法を用いて、ユーザーごとに最適なタイミングで情報を届けることができ、導入も比較的簡単です。
LINEとメルマガを併用し、目的やユーザー属性に合わせて最適な情報発信を行うことで、エンゲージメントを高め、より効果的なマーケティングを実現していきましょう。

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