大学運営におけるLINEの活用例!役立つ理由や運用の注意点も解説します!

2025年5月13日

大学運営において、情報発信や学生対応をいかにスムーズに行うかは、学校の信頼性や満足度に大きく関わる重要な課題です。そんな中、多くの大学で注目されているのが「LINE」の活用です。

LINEは高い普及率を誇るコミュニケーションアプリであり、その機能を大学運営に応用することで、入学希望者への情報発信、在学生との連絡、業務の効率化など、さまざまな場面でメリットを発揮します。

本記事では、大学におけるLINE活用の具体的な利点から導入手順、友だち追加を促す工夫、さらには活用事例や安全な運用のポイントまで、実践的な内容をわかりやすく解説します。

ぜひ参考にしてください。

Index

1. 大学運営でLINEが役立つのはなぜ?

1-1. 入学希望者への情報発信が手軽にできる

1-2. 学生とのコミュニケーションがスムーズになる

1-3. ペーパーレス化で業務を効率よく進められる

2. 大学でLINEを導入する際の手順

2-1. 公式アカウント開設

2-2. 運営体制の整備

2-3. ガイドライン作成

2-4. システム連携

2-5. テスト配信

3. 入学希望者向け大学のLINEの友だち追加を促す工夫

3-1. 大学サイトにLINEの案内を掲載する

3-2. オープンキャンパス、入試説明会の案内にLINEのQRコードを掲載する

4. 大学のよくあるLINE活用例

4-1. オープンキャンパスや大学イベントの告知を行う

4-2. 入試情報をLINEで配信する

4-3. 学生向けに休講や緊急連絡を通知する

4-4. 学生向けに授業や試験に関する情報を配信する

5. 学生支援・サポート業務としてLINEを活用することも可能

5-1. 個別の相談・問い合わせ対応をLINEチャットで効率化する

5-2. 学生の声を収集するアンケート機能の使い方

5-3. 就職活動やキャリア支援情報をLINEで提供する

6. 大学がLINEを安全に運用するための注意点

6-1. 個人情報保護やセキュリティの徹底管理

6-2. 学生に配慮した適切な配信頻度とタイミングを考える

6-3. LINEを運用するスタッフの教育と情報共有

7. まとめ|大学運営のLINE活用で業務と学生支援を効率化しよう

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大学運営でLINEが役立つのはなぜ?

大学運営でLINEが役立つのはなぜ?

近年、大学運営のデジタル化が進む中で、多くの教育機関がLINEの導入に注目しています。

ここでは、LINEが大学にとってどのような利点をもたらすのかを具体的に見ていきましょう。

入学希望者への情報発信が手軽にできる

オープンキャンパスや入試説明会など、大学が発信すべき情報は多岐にわたります。

LINEの「一斉配信」によって、友だち追加している入学希望者に対して手軽に最新情報を届けられ、メールよりも高い開封率・反応率が期待できます。

加えて、リッチメッセージや画像、動画を使った視覚的な訴求も可能です。

さらに、友だち追加時に学部志望や居住地域を選択してもらえばセグメント配信でニーズに合わせた情報提供ができ、志願度の高い学生を効果的にフォローできます。

学生とのコミュニケーションがスムーズになる

在学生とのやり取りも、LINEを使えば迅速かつフレンドリーに対応できます。

授業変更や学内イベントの連絡など、重要な情報をリアルタイムで届けられるため、学生の利便性と満足度が向上します。また、個別チャット機能を活用すれば、窓口業務の負担軽減にもつながります。

ペーパーレス化で業務を効率よく進められる

紙による掲示や配布物は、準備や管理に時間がかかる上、学生が見逃すリスクもあります。

LINEでの情報発信に切り替えることで、印刷・配布のコスト削減はもちろん、学生側もスマホで手軽に確認できる環境が整います。

特に学則や履修要項、ガイダンス資料などは毎年改訂があり印刷部数も膨大です。

これをPDFで配信すれば、最新情報を常に参照してもらえるうえ、修正が生じた場合も差し替え通知を送るだけで済みます。

大学でLINEを導入する際の手順

大学でLINEを導入する際の手順

LINEの効果的な活用には、計画的な導入プロセスが欠かせません。

以下では、大学がLINEを導入する際に押さえておくべき具体的なステップをご紹介します。

公式アカウント開設

最初のステップは、大学名義でLINE公式アカウントを開設し、認証審査を通過して認証バッジを取得することです。

認証アカウントはユーザーからの信頼度が高く、検索結果でも上位に表示されやすいため、取得するようにしましょう。

運営体制の整備

公式アカウントが開設できたら運営体制を整備します。

学内の広報部門や教務課、情報システム部門との連携を図り、配信スケジュールや承認フローを明確化することで、誤送信や情報漏えいのリスクを最小限に抑えられます。

ガイドライン作成

次に、運用ガイドラインを策定し、トーン&マナー・配信頻度・個人情報の取り扱いを明文化するのがよいでしょう。

学生・保護者・受験生など複数のターゲット層が存在するため、セグメント別に適切な表現を用いるルールを設定しておくと、ブランドイメージの統一が図れます。

システム連携

休講情報や出欠システム、学内ポータルとAPI連携することで、自動配信などより便利な活用が可能になります。

たとえば、休講管理システムと連携すると、登録された休講情報がリアルタイムでLINEに自動配信され、担当職員の手間を削減できます。

テスト配信

本格運用の前に、教職員向けテストアカウントで配信テストを行い、表示崩れ・誤字脱字・リンク切れを確認します。

複数のデバイス(iOS・Android)でプレビューし、リッチメッセージの画像サイズや改行位置が適切かをチェックすることが重要です。

【DL資料】LINE公式アカウントの開設手順ー今後必ず必要になるアカウントを準備しようー

入学希望者向け大学のLINEの友だち追加を促す工夫

入学希望者向け大学のLINEの友だち追加を促す工夫

LINEを通じた情報発信の効果を高めるには、まず多くの入学希望者に友だち追加してもらう必要があります。

ここでは、そのために大学が取り組める具体的な施策を取り上げます。

大学サイトにLINEの案内を掲載する

大学公式サイトのトップページや入試情報ページに、友だち追加ボタンを常設するのがおすすめです。

目立つ位置にバナーを配置し、「LINEで入試最新情報を受け取る」といったキャッチコピーを添えるとクリック率が向上します。

クリック後はスマホユーザーを直接LINEアプリに誘導させ、PCユーザーにはQRコードを表示してスムーズに登録できる導線を用意するのがポイントです。

オープンキャンパス、入試説明会の案内にLINEのQRコードを掲載する

オープンキャンパスや入試説明会のポスター・チラシ・申込フォームに、LINE公式アカウントのQRコードを掲載することも有力な施策の一つです。

「キャンパスマップ」「タイムテーブル」などをLINEから見られるようにすると、登録率向上につながるでしょう。

大学のよくあるLINE活用例

大学のよくあるLINE活用例

実際に大学でどのようにLINEが活用されているのか、具体的な使用例を見ることで、導入後のイメージがより明確になります。

代表的な活用シーンを見ていきましょう。

オープンキャンパスや大学イベントの告知を行う

LINEはイベントの告知に非常に適したツールです。

オープンキャンパス開催前にリマインドメッセージを送ることで参加率を向上させたり、当日のタイムスケジュールやアクセス情報を配信したりと、参加者の利便性を大きく高められます。

入試情報をLINEで配信する

受験生にとって、出願期間や試験日程、合格発表などの情報は非常に重要です。特に近年は入試方式が複雑化しており、変更点や注意事項も多くあります。

LINEであれば、最新情報をタイムリーに届けられ、誤解や見落としを防ぐことができます。

通知の即時性が高いため、変更や注意点を素早く伝えられるのもLINEの強みです。

学生向けに休講や緊急連絡を通知する

台風や地震などの災害発生時、あるいは教員の急病による休講など、学生に対する緊急の連絡は迅速であるほど価値が高まります。

LINEでの配信は、リアルタイムで学生の目に触れるケースが多く、迅速な情報伝達が可能です。

また、定期メンテナンスや施設の一時閉鎖など、学生生活に影響を与える連絡もLINEで完結できます。

学生向けに授業や試験に関する情報を配信する

履修登録の案内や変更、試験スケジュール、提出物の締切など、授業関連の情報は細かく、漏れが生じやすい領域です。

こうした情報をLINEで配信することで、学生へのリマインド効果が高まり、問い合わせやトラブルの防止にもつながります。

【DL資料】LINE公式アカウントの活用方法〜応用編(外部ツールで使える機能)〜

学生支援・サポート業務としてLINEを活用することも可能

学生支援・サポート業務としてLINEを活用することも可能

LINEは単なる情報発信ツールにとどまらず、学生一人ひとりのサポートにも役立てることができます。

ここでは、学生支援の観点からLINEを活用する方法を解説します。

個別の相談・問い合わせ対応をLINEチャットで効率化する

学業や生活面の悩みに対する相談窓口として、LINEチャットを活用すれば、学生は気軽に相談できます。

匿名でのやり取りや、時間を問わずに質問を送れる利便性は大きな魅力です。

学生の声を収集するアンケート機能の使い方

LINEでは簡単にアンケート配信ができるため、学生の意見やニーズを把握するのに役立ちます。

授業評価やキャリア支援に関する意見など、さまざまなフィードバックを得られるため、運営改善にもつながります。

就職活動やキャリア支援情報をLINEで提供する

合同企業説明会やインターンシップ情報、履歴書の書き方セミナーなど、キャリア支援に関する情報もLINEを通じて定期的に配信可能です。

学生の進路支援をタイムリーに行えるため、サポート体制の強化につながります。

大学がLINEを安全に運用するための注意点

大学がLINEを安全に運用するための注意点

LINEを活用する上で見落としてはならないのが、セキュリティや配信の適切性です。安全かつ効果的に運用するために、大学が気をつけるべきポイントを確認しておきましょう。

個人情報保護やセキュリティの徹底管理

LINEを大学業務に使う以上、個人情報の取り扱いには十分注意が必要です。

プライバシーポリシーの整備や、情報漏えいリスクへの対応策を事前に講じておくことが重要です。必要に応じて、外部委託業者との契約内容の見直しも検討しましょう。

学生の氏名・学籍番号をLINEのユーザープロフィールと連携する場合は、利用目的を明示し、利用規約への同意を取得することが必須です。

また、アクセス権限を細かく設定し、管理画面へのログインを二要素認証にするなど多層防御を徹底しましょう。

学生に配慮した適切な配信頻度とタイミングを考える

通知が多すぎると学生にストレスを与え、ブロックされてしまう可能性もあります。重要度の高い情報を中心に、時間帯や曜日に配慮して配信計画を立てることが大切です。

LINEを運用するスタッフの教育と情報共有

運用担当者には、LINEの機能理解だけでなく、情報発信におけるガイドラインの共有と教育が必要です。誤送信や不適切な内容を防ぐため、複数人でのチェック体制を整えるのも有効です。

まとめ|大学運営のLINE活用で業務と学生支援を効率化しよう

LINEを大学運営に取り入れることで、情報発信の迅速化、学生とのコミュニケーション強化、業務効率化など多くのメリットを得られます。

特に若年層との親和性が高いLINEは、入学希望者から在学生まで幅広く対応できるツールとして有用です。

導入手順や運用ルールをしっかり整え、安全かつ効果的に活用していくことが、今後の大学運営において重要な鍵となるでしょう。

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萩原 理香子

編集者 萩原 理香子

CATS株式会社 マーケティング戦略室

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