LINEでリマインド機能を使う方法!自社に合った方法が選べる実践ガイド

2025年4月18日

LINE公式アカウントを運用しているなかで、「予約の前日リマインドを送りたい」「特典の使用期限を知らせたい」といった場面に直面したことはありませんか?

しかし実は、LINEには「リマインド機能」そのものの機能は存在しません。ただ、予約配信やセグメント配信、ステップ配信といった柔軟な機能が揃っており、これらを組み合わせることで実質的なリマインド配信を実現することが可能です。

この記事では、LINE公式アカウントを使ってリマインド配信を行うための手法をわかりやすく解説し、自社に合った運用のヒントをお届けします。

予約忘れやクーポン未使用といった「もったいない」を減らし、顧客体験の向上とコンバージョンアップにつなげていきましょう。

LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。

LINEにリマインド機能はないけれど、代用はできる?

LINEにリマインド機能はないけれど、代用はできる?

LINE公式アカウントには「リマインド専用機能」として明確に用意されている項目はありませんが、

予約配信・セグメント配信・ステップ配信といった既存の配信機能をうまく活用することで、リマインドと同じような働きを実現することが可能です。以下で詳しく説明します。

【DL資料】成功事例付き|LINE公式アカウントがナーチャリングに効果的な理由とは?

予約配信で「前日通知」を自動送信

予約配信機能を使えば、あらかじめ設定した日時に自動でメッセージを送信することができ、これを「リマインド」として活用できます。

たとえば来店予約の前日に「明日がご予約日です」と送ることで、利用者がうっかり忘れてしまうのを防止できます。

特に、美容室やクリニックなどのサービス業では、無断キャンセルを減らす目的でこの機能が重宝されています。

セグメント配信で対象ユーザーにだけ通知

特定の条件を満たしたユーザーだけにメッセージを送れるセグメント配信を使えば、「予約した人」に絞ってリマインドを送ることもできます。

たとえば、予約フォーム経由で申し込みをしたユーザーにタグを付け、そのタグを持つ人にだけメッセージを配信するという設定が可能です。

これにより、無関係なユーザーにメッセージを送ることなく、関連性の高い通知だけを効率よく届けられます。

ステップ配信で複数回のリマインドを自動化

ステップ配信は、友だち追加や特定のアクションを起点として、一定の時間経過ごとにメッセージを送信できる機能です。

これを活用すれば、予約確定後に「1週間前通知」「前日通知」「当日確認メッセージ」など、あらかじめ設定したスケジュールで複数のリマインドを自動化できます。

また、来店後にフォローアップの案内を送るなど、リマインド以外にも活用の幅が広がります。

【DL資料】LINE公式アカウントのタグ&ノート機能アップデート!

LINEのリマインド機能を手軽に始めるなら外部ツールがおすすめ

LINEのリマインド機能を手軽に始めるなら外部ツールがおすすめ

標準機能でもリマインド配信に近いことはある程度行えますが、より細かい条件や日数設定、複雑なフローを必要とする場合は、LinyやLステップなどの外部ツールに頼るとスムーズです。

【DL資料】LINEマーケティングを加速させるおすすめツール5選

用途に応じたリマインド機能が簡単に設定できる

例えば特定の日時やステップを組み合わせたリマインド、クーポン有効期限が近づいたユーザーへの通知など、多様なシナリオを手軽に組めます。

あらゆる業種で必要となるセミナー日程の事前周知や支払いのリマインドなど、細かい部分まで手が届くのが特長です。

システムの知識がそこまでなくても、拡張ツールの管理画面でフローを設計すれば、自動的に条件に合ったユーザーにピンポイントでリマインドメッセージを送れます。

配信のタイミングや条件を自由にカスタマイズできる

LINE公式アカウント標準機能に比べ、外部ツールはセグメントや条件指定がより細かく設定可能です。

未使用のクーポンを持つユーザー、誕生日が近いユーザー、購入金額が一定を超えたユーザーなど、複合的な条件で抽出してリマインドを送ることで、より的確にターゲットを狙うことができます。

LINE公式アカウントだけでは難しい「特定タグを持つユーザーにのみ配信し、かつ一定日数経過後に再配信する」といった複雑な施策も構築しやすいです。

外部ツール導入のメリット

外部ツールを導入すると「顧客1人ひとりに最適化したコミュニケーションを取れる」点が大きな強みです。

メッセージの配信頻度、配信タイミング、セグメントごとの内容などを最適化することで、ユーザーからのブロック率を下げ、開封率やコンバージョン率の向上につなげられます。

キャンペーンやイベントごとに内容を少し変えるだけでなく、ユーザーの反応を見ながら自動的に次のメッセージを変える機能など、高度なマーケティングを展開できるでしょう。

外部ツール導入のデメリット

一方で、外部ツールは月額料金や初期費用などが発生します。機能やサポート体制も各ツールごとに異なるため、自社の要件や予算に合ったものを慎重に選ぶ必要があります。

特にリマインド機能に限らず、複数のマーケティング機能を使いこなす際にはオペレーションの変更も必要になるため、導入にあたっては運用チームのスキルやリソースも考慮しましょう。

LINEのリマインド機能を実現するLINEミニアプリ

LINEのリマインド機能を実現するLINEミニアプリ

リマインド施策のもう一つの選択肢として、「LINEミニアプリ」を活用する方法もあります。

LINEミニアプリ上で予約や注文などを完結させたユーザーに対して、サービスメッセージを自動配信する仕組みがあるため、予約完了通知や日程前日のリマインドなどが最大5回まで送れるのが特長です。

LINEミニアプリのサービスメッセージとは

LINEミニアプリ内で行われた行動(予約、購入、登録など)をトリガーにして自動配信されるメッセージのことをサービスメッセージと呼びます。

通常のLINE公式アカウントからの配信とは異なり、よりユーザーのアクションに寄り添ったタイミングで送れるのが強みです。

たとえば予約確定時と前日、当日にリマインドを送るなど、最大5回という回数制限はあるものの、利用シーンによっては十分な範囲でしょう。

サービスメッセージで送れる通知の種類

予約完了・変更・キャンセルなど予約に関する通知のほか、購入商品の発送完了通知や会員登録の確認など、さまざまな種類の通知をラインミニアプリから自動送付できます。

LINEミニアプリを導入すると、ユーザーとサービスのやり取りが一貫してLINE上で完結しやすくなるので、接触回数が自然に増えてリピーター育成にもつなげやすいです。

LINEミニアプリのメリット

通常のWebアプリ開発より短い期間で導入でき、運営コストも比較的低く抑えられます。

LINEユーザーが多い国内市場では、ユーザーが新たにアプリをダウンロードせずとも利用できる点が大きな魅力です。

多彩な拡張機能との連携やカスタマイズも期待できますが、カスタマイズの自由度は通常のネイティブアプリほど高くはありません。

あくまでも軽量かつ迅速な導入を目的とする企業に向いた選択肢と言えます。

LINEミニアプリのデメリット

機能制限やUI制限があり、作りたい機能が複雑な場合には対応しきれない場合があります。

たとえば高度なデザイン変更や固有のロジックを盛り込みたい場合、ミニアプリの仕様に縛りがあるので注意が必要です。

さらに、サービスメッセージの送信回数制限(最大5回)もあるため、ステップ配信など多段階のリマインド施策には不向きなケースがあり得ます。

LINEのリマインド機能を導入するための手順

LINEのリマインド機能を導入するための手順

1.LINE公式アカウントを開設する

いずれの方法でも、まずはLINE公式アカウントを持っていないと始まりません。

まだ開設していない場合は、LINEの公式サイトから無料で作成できます。ユーザー数の増加やメッセージ配信量に応じて有料プランへのアップグレードも検討しましょう。

2-1.外部ツールを導入する

拡張ツール(LinyやLステップなど)と契約して、リマインド機能を実装します。

料金プランや契約期間、サポート内容などを比較検討し、自社のマーケティング施策や予算に合ったものを選ぶことが大切です。

導入後はツールの設定画面でリマインドシナリオを組み立てれば、自動でユーザーにメッセージが送られるようになります。

2-2.LINEミニアプリを導入する

ミニアプリの場合は、既存のテンプレートを使ったパッケージ型か、完全に自社の要件に合わせた個別開発を選ぶ形です。

アプリ開発スキルや外部開発会社への依頼が必要となる場合が多いですが、開発コストや期間はネイティブアプリに比べて抑えられるのが利点です。

開発が完了すればサービスメッセージを設定し、予約や購入時のリマインドを自動的に行えるようになります。

LINEのリマインド機能を使った活用パターン

LINEのリマインド機能を使った活用パターン

サロンの予約忘れを防ぐリマインド配信

美容サロンやネイルサロンなど、予約制を採用している店舗では、利用者が予約をうっかり忘れてしまうケースを防止できるのがリマインド機能の大きなメリットです。

予約の2〜3日前や前日にLINEで自動メッセージを送ることで、当日のドタキャンや無断キャンセルを減らし、スタッフのスケジュール管理が安定します。

特典の受け取り忘れを防ぐリマインド配信

配布されたクーポンや特典の使用期限が近づいた時点で、「あと◯日で特典が切れます」というリマインドを送ると、ユーザーの利用率が高まります。

特にLステップのようなステップ配信機能があれば、クーポン受け取りから一定日数が経過したユーザーだけを対象に自動メッセージを送る形が簡単に組めるため、機会損失を大幅に防止できるでしょう。

まとめ:LINEのリマインド機能を自社に合った方法で活用しよう

ユーザーが予約や特典を「うっかり忘れてしまう」状況は、ビジネス上のロスになりがちですが、LINEのリマインド機能を上手に使えばこうしたロスを抑え、顧客体験を向上させることができます。

施策を実行する際にはユーザーの配信頻度や情報の見やすさを意識しつつ、定期的なPDCAを回してより効果的なリマインド施策へとブラッシュアップすることを意識しましょう。

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萩原 理香子

編集者 萩原 理香子

CATS株式会社 マーケティング戦略室

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