LINEの友だち追加CVを計測する方法を初心者にもわかりやすく丁寧に解説!うまくいかないときのチェックポイントも

2025年3月27日

LINE公式アカウントを活用したマーケティングにおいて、「友だち追加」は最も重要なコンバージョンの一つです。

この記事では、LINEで「友だち追加」のコンバージョン(CV)を正しく計測する意義を明らかにしたうえで、Googleタグマネージャー(GTM)やGA4を使った具体的な設定方法、注意点、そして補助ツール「L-ad」の活用方法までを徹底解説します。

LINE広告や友だち追加キャンペーンの効果を最大化したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。

LINEで「友だち追加」のCV計測はなぜ重要?

LINEで「友だち追加」のCV計測はなぜ重要?

LINE公式アカウントのマーケティング効果を正しく把握するためには、「友だち追加」というコンバージョン(CV)を計測することが欠かせません。

以下では、友だち追加のCV計測が重要となる理由を2つの観点から見ていきましょう。

広告・SNS・LPの成果を見える化するため

複数の広告チャネルやSNS、ランディングページ(LP)を活用している場合、それぞれの施策がどれだけ友だち追加につながっているかを知らなければ、どれが効果的なのか分かりません。

そこで友だち追加のCV計測を行えば、具体的にどの広告やどのSNS投稿からの流入が多いかを数値で示すことができます。

この可視化により、成果の高いチャネルに予算やリソースを投下し、成果の低いチャネルの改善点を洗い出すことが可能になります。

LINE公式アカウントを運用するうえで、限られたリソースをより効果的に活かすためにも必須のプロセスと言えるでしょう。

【DL資料】ー新規顧客獲得に悩む:美容クリニック・ジムなどの店舗をお持ちの企業様へ―LINE公式アカウント活用事例

CPAの最適化やLTV向上のさらなる改善を行うため

流入経路ごとに友だち追加のCVを正確に計測することで、「どの施策が本当に成果につながっているのか」を明確に把握できるようになります。

その結果、費用対効果の高いチャネルに予算を集中させるなど、CPA(Cost Per Acquisition)の最適化が図りやすくなります。

また、LINE上で継続的にユーザーと接点を持ち、配信内容を流入元や興味関心に合わせて最適化すれば、顧客ごとのLTV(顧客生涯価値)の向上にもつながります。

精度の高い流入分析は、広告や販促施策を成果に直結させるための土台となります。

友だち追加のCV計測に必要なツール類

友だち追加のCV計測に必要なツール類

LINEで友だち追加のコンバージョンをきちんと計測するには、いくつかのツールを組み合わせて利用します。

代表的なツールを4つ挙げて、その役割を簡単にまとめます。

Googleアナリティクス(GA4)

ウェブサイト全体のアクセス状況や、コンバージョンイベントの計測に不可欠なツールです。

LINE広告やWebサイト上の友だち追加ボタン経由で発生したアクションを、イベントとしてGA4に送信し、どの施策が最も効果的かを可視化できます。

Googleタグマネージャー(GTM)

GTMを使うことで、Webサイト内のさまざまなクリックイベントやページ遷移をトリガーにして、Googleアナリティクスへデータを送れます。

LINE友だち追加リンクをクリックしたタイミングを「発火条件」として設定すれば、GA4でコンバージョンが発生したことを認識させる形に。

LINE公式アカウント

友だち追加の対象となるのがLINE公式アカウントです。

まずはアカウントの基本設定を行い、友だち追加用のURLやQRコードを準備する必要があります。

LINE公式アカウントの管理画面からURLを取得し、これをサイトや広告に設置してユーザーを誘導します。

L-adなどの補助ツール(必要に応じて)

LINE友だち追加に特化したトラッキングや、URLパラメータ付与を簡単に行うためのツールです。

広告プラットフォームやSNSで運用している複数のキャンペーンをひとつの管理画面で集計するような機能もあるため、データのズレや計測漏れを防ぎたい場合に導入が有効です。

GTMで友だち追加CVを計測する手順(GA4対応)

GTMで友だち追加CVを計測する手順(GA4対応)

ここでは、Googleタグマネージャー(GTM)を使って、LINE友だち追加リンクのクリックをコンバージョンとして計測する一般的な流れを解説します。

① GTMでクリックトリガーを設定

まずGTMの管理画面で、新規トリガーを作成します。「クリック - リンクのみ」などのタイプを選択し、「リンクURLに指定の文字列が含まれている」条件を設定しましょう。

LINE友だち追加用のURLに特有のドメインやパラメータがある場合、それを識別条件として指定します。

② 計測対象のLINE友だち追加リンクを確認・設置

LINE公式アカウントの管理画面から、友だち追加用のURLを取得。

Webサイトの特定のボタンやバナーにそのURLを貼り付けます。

テスト用の環境かステージングサイトで試しにリンクをクリックし、GTMのプレビュー機能でトリガーが発火するか確認しておくとスムーズです。

③ GA4イベントタグを作成・設定

次に、同じGTMの管理画面で「タグ」を作成します。

タグタイプは「Google アナリティクス:GA4イベント」を選択し、メジャーメントID(GA4のプロパティID)を入力。

イベント名(例:\_line\_friend\_add\_clickなど)をわかりやすい名前にしておきましょう。先

ほど作ったクリックトリガーを紐付けておけば、ユーザーが該当リンクをクリックした際にこのイベントが発火し、GA4に送信されます。

④ GA4でイベントが計測されているか確認

GTMのコンテナを公開してから、実際のサイト上で友だち追加リンクをクリックし、GA4の「リアルタイムレポート」や「イベントレポート」でイベントがカウントされているかをチェックします。

計測ができていれば、後はコンバージョン設定(ゴール設定)を行うことで、友だち追加をコンバージョンとして追跡するように設定完了です。

必要に応じてレポート画面で日別・デバイス別などの分析を行い、広告効果やサイト改善に役立てましょう。

LINE友だち追加リンクの作り方と注意点

LINE友だち追加リンクの作り方と注意点

友だち追加リンクをWebサイトや広告に設置する際、正しいURLを取得しておかないとCV計測がうまくいかない場合があります。以下のポイントを押さえて適切に運用しましょう。

LINE公式アカウントのURLを正しく取得する方法

LINE公式アカウントの管理画面から、「アカウント情報」あるいは「プロフィール編集」などのメニューにアクセスすると、友だち追加用のURLやQRコードが表示されます。

こちらをコピーして、そのままWebサイトなどに貼り付ければ基本的にはOKです。

ただし、余計なパラメータが付いていないか、または不足しているパラメータがないかも確認しましょう。

リンクの形式とパラメータの付け方

通常、LINE友だち追加のURLは「https://page.line.me/xxxxx」などの形式です。

広告効果測定のために更にパラメータを付与したい場合は、URL末尾に「??utm_source=sns」などを加えたり、特定のキャンペーン識別用パラメータをつけたりするケースもあります。

ただし、長すぎたり複雑なパラメータを入れすぎると途中で切れて動作しなくなる場合があるので、テストを行いながら注意深く運用する必要があります。

「リダイレクトURL」や「短縮URL」の扱いに注意

Googleアナリティクスや一部広告ツールでリダイレクトリンクを使うことがあるかもしれません。

しかし、リダイレクトを多重に挟むとGTMのクリック計測が正常に機能しなくなる場合があります。短縮URLを使う場合も同様です。

できるだけ直接リンクまたは最小限のリダイレクトに留める、または計測用に作成した短縮URLを確実にテストするなど、導線の確保には慎重を期しましょう。

計測がうまくいかないときのチェックポイント

計測がうまくいかないときのチェックポイント

せっかく設定を済ませたのにコンバージョンがカウントされない、イベントが反映されないなどのトラブルが発生することがあります。

そんなときは以下の項目を確認しましょう。

トリガーが発火しているか(GTMのプレビューで確認)

GTMのプレビュー機能を使い、対象のボタンをクリックしたときにトリガーが正しく動作しているかをチェックします。

もし発火していないなら、リンク要素やドメイン指定などに誤りがある可能性が高いです。

クリック要素に対象のURLが含まれているか

ユーザーがクリックしたリンクが想定どおりのURLを保持しているかどうかも重要です。

ときどき、ボタンのHTMLが誤って別URLに飛んでいるなどのミスが原因で測定が行われない場合があります。

GA4でイベント名が正しく表示されているか

GTMが正しく発火していても、GA4側でイベント名が誤って設定されている、またはプロパティIDが異なるなどの理由でレポートに反映されないケースもあります。

リアルタイムレポートを使い、正しいイベント名がカウントされているかリアルタイムで確認しましょう。

L-adを利用すればCV数の乖離を解消できる!

L-adを利用すればCV数の乖離を解消できる!

友だち追加計測を行う際、GTMやGA4の実装だけでは正確にCV数を把握できないことがあります。

たとえば広告プラットフォーム上のクリック数やCV数と、GA4で計測した数字とが大きく食い違う状況です。

そこで役に立つのが、URL解析やクリック計測に特化したサービスである「L-ad」です。

【DL資料】LINE友だち追加計測ツール 「L-ad」導入事例集

これを使えば、LINE公式アカウントへの遷移を詳細にトラッキングし、トラブルや乖離を最小限に抑えられます。

定期的なレポートや可視化機能も充実しているため、CV数やCPAの確認・分析がしやすくなるでしょう。

特に広告の出稿先が多岐にわたる場合、どの広告がどの程度「友だち追加」につながっているかを正確に把握する意味は非常に大きいです。

L-adのようなツールを導入することで、最適なアロケーションを決定するためのデータも整備できるようになります。

L-adの公式サイトを今すぐ見る!

まとめ|LINEのCV計測でマーケティングの質を高めよう

LINE公式アカウントで「友だち追加」というコンバージョンを確実に捉え、どのチャネルからの流入が効果的なのかを知ることは、ビジネス成長における重要なステップです。

ぜひしっかりとLINE友だち追加のCV計測をしっかり行い、解析から得られた知見を元に、LINE広告やキャンペーンを洗練させていくなかで、結果的にユーザーとの関係を強化し、売り上げやブランド力を向上させていきましょう。

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萩原 理香子

編集者 萩原 理香子

CATS株式会社 マーケティング戦略室

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