LINE公式アカウントのステップ配信とは?設定方法や効果的に活用するポイントを解説!

2025年2月25日

LINE公式アカウントでステップ配信を導入すれば、友だち追加直後から段階的にメッセージを送り、高い開封率や継続的な購買意欲の喚起を期待できます。

本記事では、ステップ配信とは何かという基本の内容から、LINE公式アカウントでの具体的な設定方法や効果的な活用ポイント、そして注意すべき制限事項までを分かりやすく解説します。

LINEを使ったマーケティング施策をさらに強化したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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ステップ配信とは

ステップ配信とは

ステップ配信は、ユーザーが特定の行動を起こしたタイミングや登録日からの日数などをトリガーに、段階的にメッセージを配信していく仕組みを指します。

大まかには「登録直後→◯日後→◯日後…」という流れで自動送信するのが基本スタイルです。

たとえば、新規ユーザーに対しては1通目で「ウェルカムメッセージ」、2通目で「サービスの概要」、3通目で「キャンペーンの案内」など、段階を踏むことで購買や契約を促進しやすくなります。

このようにステップ配信は、ユーザーの理解度や興味度合いに合わせて情報をじっくり伝えられるため、商品やサービスへの好感度を高めるうえで非常に効果的です。

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LINE公式アカウントのステップ配信とは

LINE公式アカウントのステップ配信とは

LINE公式アカウントでのステップ配信は、友だち登録したユーザーに対して、あらかじめ決めたシナリオ通りに複数のメッセージを段階的に送る機能を指します。

たとえば、ユーザーが友だち追加をした瞬間を起点として、1日目にウェルカムメッセージ、3日目に商品紹介、5日目にクーポン送付といった具合です。

既存のメールマーケティングのステップ配信と似た考え方ですが、LINEの場合はプッシュ通知の効果やチャット形式の気軽さが加わるため、開封率・反応率の向上が期待できます。

LINEでステップ配信を行うメリット

LINEでステップ配信を行うメリット

LINEを使ってステップ配信を導入する3つの大きなメリットを挙げます。

開封率が高い

LINEは普段からユーザーが頻繁に使うアプリであり、プッシュ通知のおかげでメッセージの既読率が非常に高いという特性があります。

ステップ配信するメッセージがユーザーの興味関心にマッチしていれば、高い確率で開封され、必要な情報を確実に届けられるでしょう。

ユーザーごとに配信内容を分けられる

ステップ配信を組む際に、ユーザーの年齢や性別、登録日などでシナリオを分岐させれば、よりパーソナライズされた情報を届けられます。

購入履歴や興味を持った商品情報などを活用してメッセージを変えるのも効果的。こうしたカスタマイズが進むほどユーザーの満足度が高まり、リピート率や購入率の向上が期待できます。

自動化がしやすい

ステップ配信は一度設定すれば、登録直後から一定の日数後にメッセージを自動で送れるため、担当者の手間を抑えながらも継続的にアプローチできるのが利点です。

LINE公式アカウントでステップ配信を行う設定方法

LINE公式アカウントでステップ配信を行う設定方法

実際にLINE公式アカウント上でステップ配信を利用するためには、管理画面での設定が必要です。ここでは基本的な手順を紹介します。

ステップ配信をクリック

まず、LINEOfficialAccountManagerの管理画面にログインし、ホームから「ステップ配信」の項目を見つけます。

基本設定を行う

ステップ配信の画面を開くと、「タイトル」や「有効期間」などを入力するフォームが表示されます。基本的な設定を行いましょう。

メッセージ設定を行う

次にメッセージ設定を行っていきます。「開始条件の種類」「追加日」「追加経路」をそれぞれ設定します。設定ができたら「保存」をクリックします。

ステップを追加する

2通目以降を設定するには「ステップを追加」をクリックします。

特定の条件を設定せず、次のメッセージを送信する場合は「メッセージを配信」を選択しましょう。

次のメッセージの配信時間やメッセージ内容を設定できます。

条件分岐を設定する

特定の条件下でメッセージを配信したい場合は「ステップを追加」→「条件分岐を追加」とクリックしましょう。

条件を指定することで、ステップ配信を分岐させることができます。

利用開始をクリック

すべての項目を設定したら「利用開始」をクリックしましょう。ステップ配信の設定は完了となります。

LINEでステップ配信を効果的に活用するポイント4選

LINEでステップ配信を効果的に活用するポイント4選

ステップ配信の4つのコツを解説します。

ユーザーに合わせていくつかのパターンを作る

一律のシナリオではなく、ユーザー属性や行動パターンによってメッセージを変えることで、よりパーソナライズされた体験を提供できます。

たとえば購買履歴があるかないか、興味を示した商品カテゴリー、性別や年齢などで分類し、それぞれに合ったステップを用意しましょう。

顧客ごとのニーズに寄り添うことで、開封率・クリック率が一段と高まります。

次のメッセージを読んでもらいやすい仕掛けを作る

ステップ配信は段階的にメッセージを送るため、1通目で興味を引けなければその後のメッセージも読まれない可能性が高いです。

そこで最初のメッセージから「続きを読みたくなる」「サービスを試したくなる」要素を盛り込みましょう。

強いキャッチコピーや限定特典の案内などを上手に活用すると効果的です。

配信時間を気にする

ユーザーが最もスマホを触る時間帯を狙うのがセオリーです。朝の通勤時間帯、昼休み、夜のリラックスタイムなど、ターゲット層に適した時間をテストし、反応率が高い時間帯を分析しながら改善していきましょう。

また、頻繁に送ると「しつこい」と感じられるかもしれないので、数日〜1週間に1通程度のバランスで送るなど適度な間隔を意識してください。

大事な情報は繰り返し伝える

ユーザーは多くの情報に埋もれているので、大事な訴求ポイントは複数回のステップにわたって少しずつ角度を変えながら伝えるのが有効です。

初回に概要を示して、次回に詳しい特長や具体的メリットを紹介し、その次には限定クーポンを届けるなど、段階を踏むことで理解を深めつつ興味を持続させられます。

ステップ配信を行う際の注意点

ステップ配信を行う際の注意点

ステップ配信は便利な反面、いくつかの制約や注意事項もあります。LINE公式アカウント独自の仕様や、配信数の限度などを把握しておかないと、想定通りの運用ができないかもしれません。

詳細な条件分岐は難しい

LINE公式アカウントではシナリオ配信の機能自体はありますが、「属性」「オーディエンス」による条件分岐のみで、「この商品を購入したユーザーに配信する」などのような細かい条件でのフローを組むのは難しい場合があります。

詳細な分岐を設定したい場合は外部ツールとの連携を行うことで実現できる場合があります。

最大10通までしか送れない

LINE公式アカウントのステップ配信機能は、基本的に送れる通数が10通までに制限されています。

より長期的なナーチャリングシナリオを組みたい場合は、外部ツールを検討するのがよいでしょう。

配信時間を細かく設定できない

ステップ配信では時間帯をある程度指定できますが、分単位の細かい設定ができません。

そのため、業種やターゲットによっては思ったように最適なタイミングで配信が行えないケースもあり得ます。

配信時刻や間隔をどう調整するかを事前に考え、もし制約が強すぎる場合は外部ツールの活用を検討しましょう。

まとめ

LINE公式アカウントのステップ配信は、ユーザー一人ひとりの興味やタイミングに合わせて段階的にメッセージを届けられる強力なマーケティング手法です。

ターゲットにあったプランニング、魅力的な配信内容、そして継続的な分析・改善を行いながら、ステップ配信をフル活用してみてください。

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萩原 理香子

編集者 萩原 理香子

CATS株式会社 マーケティング戦略室

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