L-adっていったい何?

2025年1月9日

みなさんは「L-ad」というツールを聞いたことがありますか?

当社が提供するLINE友だち追加計測ツール「L-ad(エルアド)」は

最近特に、広告出稿数やセミナー登壇の機会を増やし、だんだんと多くの方にツール名を知ってもらえるようになってきました。

でも、実際には、「エルアド」という名前やロゴだけの認知が先行している実情もあります。

・「L-ad」という名前は聞いたことがあるけど、具体的には何をするものか知らない

・LINEに関するプロダクトだとは認識しているけど、実際に何ができるのかイマイチわからない

この記事をご覧いただいている方の中にもそのように思ったことがある方もいるのではないでしょうか?

そこで、「CATS株式会社の新入社員が執筆する知識録」の第1回目は、

「L-adは何ができるプロダクトなのか」について深堀していきます。

LINE友だち追加計測ツール

LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。

LINE友だち追加広告とは

「L-ad」とは、CATS株式会社が提供するLINE友だち追加広告用の計測ツールで、読み方は「エルアド」です!

LINE友だち追加広告施策とは

近年、効率よく新規顧客を獲得・集客するために広告ランディングページ(以下、LP)に「LINE友だち追加CTA」を設けLINE誘導し、LINE公式アカウントの友だち数を増やす「LINE友だち追加広告施策」がトレンドとなっています。

「L-ad」はそのような”LINE友だち追加広告の計測に必要なツール”と思っていただいて構いません。

「LINE友だち追加広告」というと、LINEヤフー社が提供しているLINEプラットフォーム上に「LINE友だち追加」をコンバージョン(以下、CV)ポイントとして掲載する広告を想起する方が多いかと思います。

しかし、LINEヤフー社が提供している「LINE友だち追加広告」は、LINE友だち追加広告の一部でしかありません。

LINE友だち追加広告には、LINEアプリ上に広告出稿をしてクリエイティブから直接友だち追加を促す「友だち追加直結型」と、MetaやGoogleなどの一般的な広告媒体出稿した広告からLPに遷移させ、LP上のCTAからLINE友だち追加に誘導する「LP遷移型」があります。

どちらもLINE友だち追加広告であるという認識をいただきたいです!

また、当社では「LP遷移型」を推奨しています。

「友だち追加直結型」では、バナークリックからワンタップで友だち追加されるため多くのユーザーが集まりますが、誤操作やニーズ違いによる友だち追加が頻発します。

せっかく集めた友だちの質が悪く、すぐにブロックされてしまうことも。

一方で「LP遷移型」は、一度LPに遷移することにより、広告の内容を詳しく理解し興味を持った上で友だち追加をしてもらうことが可能なため、見込み顧客の獲得が可能になります。

そのため、LINE友だちを集める施策でも、しっかり売上成果に結びつけるために「LP遷移型」で獲得することをおすすめしているのです。

LINE友だち追加広告とは

なぜL-adが必要なのか

ここまでLINE友だち追加広告について、説明しました。

では、なぜLINE友だち追加広告に「L-ad」が必要なのでしょうか?

結論、広告LPを利用したLINE友だち追加広告の計は特別な計測ツールがないと正確なコンバージョン数値が計測できないためです!

友だち追加広告の課題

MetaやGoogleなどの一般的な広告媒体を利用したLINE友だち追加広告は、広告LPのCVポイントを「LINE友だち追加」に設定することは前述しました。

この時、広告媒体側はCTA(本ケースで言うと「LINE追加でクーポンをもらう」等のボタン)を押下したことによるタグ発火でCVを計測し、そのデータを広告管理画面に反映します。

しかし、実際のLINE友だち追加は、LP上のボタンクリックで完了するわけではありません!

一度広告LP(WEBブラウザ)から離脱し、LINEアプリに遷移してから「友だち限定の情報をゲットする」というボタンを押下してやっと友だち数のカウントが増えます。

このように、広告媒体が認識できる「友だち追加数」と実際にLINEアプリで追加された友だち数に乖離が生じてしまうのです。

ここで起きる乖離が、LINE友だち追加広告のデメリットでもあり、私たちが解決しなくてはいけない課題でした。

乖離が生じる理由

この計測数値の乖離が生じる原因をより細かく考えてみると、大きく2つの要因があります。

1つ目は、計測タイミングの違いです。

先ほども少し触れましたが、広告媒体が計測しているタイミングは実際のLINE友だち追加のタイミングではありません。

LPのCV数と実際にLINE友だち追加をしたユーザーの数はイコールではありません!

LPに掲載されている情報が不十分であったり、魅力的でない場合、ユーザーはLPのCTAをクリックしたものの、LINEアプリ上での友だち追加までたどり着かない可能性があります。

広告LPでクリックがあっても、LINEアプリ上の友だち追加ボタンをクリックされない限り、友だち数としてカウントされないため乖離が生じてしまいます。

CV数値の乖離が生じる原因

2つ目はタグの多重発火や未発火が発生することです。

タグの多重発火は、同じタグが意図せずに複数回発火する現象を指します。これにより、同じイベントが何回もカウントされることになります。

タグの未発火は、特定のイベントが発火しているにも関わらず、タグが発火しない現象を指します。

多重発火と未発火により、データが不完全になる為、実際のCV数と計測数値が異なってしまいます。

乖離による影響

ここまで乖離の原因について述べましたが、では乖離が生じると具体的にどのような問題が生じるのでしょうか。広告運用をされている方にとっては釈迦に説法な内容になりますが、

媒体の管理画面と実CV数に乖離が生じてしまうことによる影響を3つに分けてまとめました。

❶実際の友だち登録数を確認する工数が必要

乖離が生じているということは、広告の管理画面のみで正確な友だち追加数を管理することができないということです。

そのため、実CV数以外のデータを各媒体からのレポートデータをエクスポートし、それぞれをシートにまとめてから友だち登録数を確認する作業が必要になります。

このような作業は工数が非常に多くとられ、時間も奪われます。

実際に私がインタビューした株式会社KIRINZ様も、この工数に課題を感じていらっしゃいました。

↓インタビュー記事を貼付しておいたので、是非こちらも読んでみてください↓

https://markecats.co.jp/case-studies/kirinz/

❷広告媒体の機械学習が正常に作動しない

データに乖離が生じていると、広告媒体の機械学習が狂ってしまいます。

広告の機械学習は、大量かつ高品質なデータを必要とします。データが不足している、またはデータに誤りや欠損が存在する場合、正常な機械学習ができません。

❸広告ごとの正確な成果を判断できない

乖離が生じると、各広告の効果を正確に判断できなくなります。

複数の広告を出稿しているなかで乖離が生じると、どの広告が効果的だったのかを判断することができません。

前述した機械学習(AI)が正常に作動しないことも重大な問題ですが、それと同様に、運用者がデータを確認した際にそのデータを信頼できないことも非常に大きな問題です。

運用者がPDCAサイクルを効果的に回すためには、広告のターゲットやクリエイティブ、キャンペーンそれぞれの成果が正確に反映されている必要があります。

広告ごとの正確な成果を判断できない

乖離は、大きければ大きいほど運用者のPDCAを疎外する重大な要因となります。

特にLINE友だち追加広告の計測においては平均で5倍〜10倍ほど乖離が発生しますし、アカウントによっては50倍も差があるケースも報告されています。

正しい広告運用を行うためには、これらの乖離を解消することが非常に大切だということがご理解いただけるのではないでしょうか。

乖離という重要課題を解消するのが「L-ad」

これらの乖離を解消するために、現時点(2024年1月9日)においてはLINE友だち追加計測ツールを導入する必要があります。

それ以外には難易度の高い自社開発をする方法があげられますが、費用や工数面で頓挫する可能性も高いです。

CATS社が提供している「L-ad」もこの機能を有していて、LINEアプリ上の友だち登録ボタン(「友だち限定の情報をゲットする」というボタン)のクリック数で友だち追加数を計測することが可能なんです!

また、この正確な計測数値を各媒体にポストバック連携する機能も付帯できるので媒体の機械学習の最適化が実現できます。

このように、LINE友だち追加広告を実施しようとした際にPDCAをしっかり回しながら運用しようとすると、必ずLINE友だち追加計測ツールないしは、L-adが必要になるということです!

L-adプロダクト概要

L-adを活用するメリット

「L-ad」は業界初のシステムですが、現在は数社ほどLINE友だち追加計測を可能にするツ-ルを提供しています。

「L-ad」は初期費用なし・月額費用が廉価という特長もありますが、独自の機能が充実していることもポイントです!

今回は3つに厳選してご紹介します。

LINE友だち追加後のCV数の計測が可能

L-adでは、LINE友だち追加CV以降のCV成果を計測することが可能です!

LINE友だち追加広告を実施するうえで最も懸念されることは、「LINE友だち」だけが増え続けて実際の売上成果は拡大しないことです。

L-adはこの課題を解決する方法を現在2通り用意しています。

1つ目は、メッセージマッチ機能です。

メッセージマッチ機能

この機能を活用することで、LINEトーク内で特定のメッセージが送信された際に、その成果を計測することができます。

例えば、「予約」や「購入」といった特定のキーワードを設定することで、ユーザーの行動をより詳細に追跡し、キャッシュポイントに直結するCVデータを媒体に通知することが可能です。

2つ目は、アプリ内ブラウザ上のアクション計測機能です。

アプリ内ブラウザ上のアクション計測機能

LINEアプリ内ブラウザのアクション計測機能も標準装備しています。

この機能を利用することで、LINEアプリ内で開かれたブラウザでLPにアクセスした際のCVデータを、媒体に通知することが可能です。

他のLINE拡張ツールと併用できる

L-adは他のLINE拡張ツールと併用することが可能なんです!

本来LINEに連携できるシステムは一つのみですが、L-adがLINEとその他システムのハブとして機能を持つため複数のLINE関連ツールを併用することができます。

ほとんどの拡張ツールと併用可能ですが、現在はL Messageのみ対象外となっています。

LINEブロック計測機能

L-adはLINE友だち追加後にブロックされたユーザーを判別することが可能です。

LINE友だち追加広告は前述したように集客したユーザー数が売上に直結しないという課題があります。

LINEマーケティングを実施するマーケターは、売上成果を最大化するために、友だち追加数だけでなくコミュニケーションの改善や質の高いシナリオ構築が求められます。しかし、いくら有効な改善策を実施しても、集客するユーザーの温度感が低すぎる場合や不正な友だち追加が多い場合は、効果的な改善が難しくなります。

特にアフィリエイト施策では、報酬目的の不正CVが増加し登録後すぐにブロックされるケースが問題視されています。

L-adでは計測期間を指定しその間にブロックされたユーザーを計測することができるため、獲得チャネルごとのブロック率を認識し、「ブロックする可能性が高いユーザーの友だち追加を防ぐ」ことを可能にします。

LINE友だち登録から指定期間内にブロックしたCVを計測

まとめ

今回のコラムでは「L-ad(エルアド)」に関してまとめました!

WEBマーケティングにおいて、効果的なPDCAを回すためには、データの正確性とその分析が必要不可欠です。各媒体の管理画面と実際のCV数に乖離が生じると、広告の最適化が難しくなり、結果としてROAS(広告の費用対効果)が低下する可能性があります。

これはCVポイントをLINE友だち追加にしても同様、むしろ、より注意しておかなくてはいけないことが本記事でご理解いただけたのではないでしょうか?

L-adを活用することでLINE友だち追加広告のPDCA運用をより効率的・効果的に実施することが可能になります。

計測システム関連は用語や仕組みの難易度が非常に高いので、私自身苦戦している部分も多いですが、今後このような記事にまとめていくことで、理解を深め、皆さんにもお役立ていただけたら幸甚です!

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森田 萌乃

編集者 森田 萌乃

CATS株式会社 マーケテイング部

CATS株式会社 マーケテイング部

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