LINEのMAツール7社を徹底比較。選び方も含めてご紹介
LINEを活用したマーケティングオートメーション(MA)は、現代のビジネスにおいて非常に効果的な手法です。
この記事では、LINEのMAツールを提供する7社を徹底比較し、選び方についても詳しくご紹介します。これを読めば、あなたのビジネスに最適なツールが見つかることでしょう。
Index
3-1. リード(見込み顧客)管理の自動化
3-2. 自動化機能
3-3. チャットボット機能
5-1. コストと機能のバランス
5-2. サポート体制
6-4. ④ DECA for LINE(株式会社ギブリー)
6-5. ⑤MicoCloud(Micoworks株式会社)
6-6. ⑥ Ligla(株式会社TimeTechnologies)
6-7. ⑦ DMMチャットブーストCV(株式会社Algoage)
7. まとめ
LINE友だち追加計測ツール
LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。
LINEでMAを行う理由は?
マーケティングオートメーションとは、マーケティング活動を効率化・自動化するための仕組みやツールを指します。
具体的には、顧客情報の収集・蓄積、見込み顧客の育成、施策の分析などを自動化し、効率的に行うことを目的としています。
従来、顧客とのコミュニケーション手段としてはメールが一般的でしたが、近年ではLINE公式アカウントを利用したコンテンツ配信が広がりを見せています。
LINEでMAツールを導入するメリットは?
ここでは、LINEを使ったマーケティングオートメーションの主なメリットを4つご紹介します。
それぞれ解説していきます。
メリット①高い開封率
引用:LINEキャンパス
多くの企業がマーケティング施策としてメルマガを利用していますが、開封率は必ずしも高くありません。
一方、LINEは日常的に使用されるコミュニケーションツールであるため、メルマガの3〜6倍の開封率を実現することが可能です。また、迷惑メールフォルダに振り分けられない点もLINEの強みです。
メリット②高い反応率
LINEでは画像や動画を組み合わせたビジュアル表現や、ボタン操作を用いたインタラクティブなコミュニケーションが可能です。
さらに、スマホ画面を提示して利用するクーポンの配布なども行えるため、テキスト中心のメルマガよりも高い訴求力を持ちます。ユーザーに「有用な情報が届く」と感じてもらえれば、自然と反応率も向上します。
メリット③簡単なアカウント登録
LINEはメルマガに比べてアカウント登録が簡単です。
メルマガではメールアドレスを紙に書いてもらったり、空メールを送ってもらったりする手間が発生しますが、LINEではQRコードをスキャンするだけで友だち登録が完了します。
メリット④アクションへの誘導が容易
LINEのメッセージ確認画面には「来店予約」や「資料請求」といったメニューを表示させることができ、そこから直接アクションにつなげやすいです。
メールのURLからWebページに遷移する必要があるメルマガに比べてステップ数が少ないため、途中での離脱を防ぐことが期待できます。
LINEマーケティングツールで実施できること
LINEマーケティングツールの具体的な機能とは?
LINEマーケティングツールは各社から提供されており、その機能はツールによって異なります。ここでは、一般的に利用される機能の例を3つご紹介します。(*機能の名称はツールによって異なる場合があります)
それぞれ解説していきます。
リード(見込み顧客)管理の自動化
顧客情報の収集・管理を自動化する機能です。
LINE公式アカウントでは、友だちになったすべてのユーザーに対して情報を収集・管理する機能は提供されていません。
しかし、LINE公式アカウントのユーザー情報を管理し、LINE内でのアクションやアンケートの回答内容を把握したいというニーズは高いです。
そのため、一般的なLINEマーケティングツールでは、顧客情報の収集・管理機能が提供されています。この機能を利用することで、ユーザー情報や行動を個別の管理画面に自動蓄積することができます。
自動化機能
LINE公式アカウントには、キーワードに反応してメッセージを自動送信する「応答メッセージ」や、友だち追加をきっかけにメッセージを自動送信する「ステップ配信」といった自動化機能があります。
しかし、「問い合わせ対応」や「お客さまのアクションに基づいた案内」などを行うには、これらの自動化機能だけでは不十分で、手動で対応する必要が出てきます。このような作業の効率化のために、LINEマーケティングツールの自動化機能が役立ちます。
チャットボット機能
自動応答機能(シナリオ配信/ステップ配信機能)
これらの機能は、LINE公式アカウントで提供されている機能よりも細かな設定が可能で、さまざまな運用プロセスで活用できるため、作業の効率化につなげられます。
アンケート・回答フォーム機能
アンケートや回答フォームを作成できる機能です。
LINE公式アカウントには「リサーチ機能」があり、選択式のアンケートを作成することができます(認証済アカウントでは自由回答も可能)。しかし、誰がどの回答を行ったのかまでは取得できず、匿名性のアンケートとなります。
LINEマーケティングツールのアンケート・回答フォーム機能を利用すれば、誰がどんな回答をしたのかを把握して自動保存できます。例えば、「製品についてのアンケート」から「会員登録を行うための個人情報の取得」まで、幅広く情報収集を行うことが可能です。もちろん、これらの情報はセグメント配信の条件として設定することもできます。
リッチメニュー機能(タブ式/切り替え式)
LINEマーケティングツールを利用すれば、より高度なリッチメニューの設定が可能です。リッチメニューはLINE公式アカウントの中でも重要な機能で、設定を工夫することでユーザーの満足度やエンゲージメントを向上させたり、送客数や成約数を増やしたりすることができます。
リッチメニューのボタンの位置や個数をカスタマイズ
ユーザーによってリッチメニューを出し分ける(例:会員向け/非会員向け)
タブ式/切り替え式のリッチメニューを用意して、タップで切り替えができるようにする
予約機能
LINE公式アカウントには予約機能がないため、LINE連携できる予約管理システムが必要な場合は、LINEマーケティングツールを利用することが推奨されます。ただし、ツールによっては予約機能が提供されていない場合もあるので注意が必要です。
LINEマーケティングツールの予約機能を利用することで、ユーザーはLINE内で簡単に予約を行ったり、LINEで予約のリマインダーを受信したりすることができ、予約数の向上やキャンセルの防止が期待できます。予約情報は自動で管理されるため、手動での予約対応業務を行う必要はありません。
LINE MAツールの費用は?
LINE MAツールの費用は、提供する機能やサポート体制によって異なります。一般的には、月額料金や利用する機能に応じた従量課金制が採用されています。具体的な費用については、各社の公式サイトや問い合わせフォームから確認することをおすすめします。
LINE MAツールを選ぶ基準は?
コストと機能のバランス
LINE MAツールを選ぶ際には、コストと機能のバランスが重要です。
高機能なツールは魅力的ですが、予算に見合わない場合は導入が難しくなります。自社のニーズに合った機能を持つツールを選び、コストパフォーマンスを考慮しましょう。
サポート体制
ツールの導入後に重要となるのがサポート体制です。
トラブルが発生した際に迅速に対応してくれるサポートがあるかどうかは、ツールの選定において重要なポイントです。サポート体制が充実しているかどうかを確認しましょう。
LINE MAツールのおすすめ7社
ここでは数あるCRMツールの中から、LINEと連携できるおすすめMAツール7選を紹介します。
① L Message(株式会社ミショナ)
引用元:L Message公式サイト(https://lme.jp/)
エルメは、6,000件以上の導入実績を持つMAツールです。
飲食店、エステサロン、EC通販、不動産、学習塾など、さまざまな業界で成功実績があり、アンケート、予約、決済機能を搭載しており、顧客情報をスムーズに収集できます。
フリープランなら初期費用・月額費用が無料で、月間1,000通の配信が可能です。
② Liny(ソーシャルデータバンク株式会社)
引用元:Liny公式サイト(https://line-sm.com/)
Linyは、約3,500社以上の企業に導入されているMAツールです。
幅広い業種に対応できるようアップデートを重ねており、経済産業省や金融庁などの官公庁でも利用されています。
徹底したセキュリティ対策が施されており、ユーザーの興味関心や属性を自動で収集・管理できます。専門スタッフによる導入から運用までのサポートも充実しています。
③ MAAC(株式会社クレッシェンド・ラボ)
引用元:クレッシェンド・ラボ公式サイト(https://www.cresclab.com/jp/product/maac)
MAACは、顧客情報を収集しAI分析を行うLINE CRMツールです。
登録日や性別、クリックURLなどを基に最大17項目でセグメント化し、タグごとに配信内容を調整でき、特定のタイミングでのシナリオ配信や、Google Analyticsとの連携による詳細な顧客分析も可能です。
流入経路の識別や重要KPIの追跡を通じて、施策の精度向上に寄与します。
④ DECA for LINE(株式会社ギブリー)
引用元:DECA for LINE公式サイト(https://deca.marketing/lp/line-tool/)
DECA for LINEは、LINE社の公式戦略パートナーが提供する1on1接客サポートツールです。
デザイン性に優れたメッセージ作成やドラッグ&ドロップでのチャットボット作成が可能で、質の高い接客を実現します。顧客情報を集める機能やCRM機能も充実しており、予約や商品購入などの問い合わせをLINEトーク内でシームレスに完結させるカスタマイズも可能です。
⑤MicoCloud(Micoworks株式会社)
引用元:ミコクラウド公式サイト(https://www.mico-cloud.jp/)
MicoCloudは、LINE公認テクノロジーパートナーが提供するMAツールです。
成長企業から大手企業まで幅広く導入実績があります。
専任チームが成功体制を構築するまで徹底的にサポートし、顧客データを管理・可視化します。お友だち登録の流入経路や配信時の反応率を分析し、顧客属性ごとにクロス集計を行う機能も搭載しています。
⑥ Ligla(株式会社TimeTechnologies)
引用元:Ligla公式サイト(https://timetechnologies.ltd/ligla/)
Liglaは、非会員や会員ID未連携ユーザーへのアプローチを可能にするLINE特化型MAツールです。
友だち登録されていないユーザーに対してもメッセージ通知ができ、機械学習アルゴリズムを用いたリアルタイム配信が魅力です。
直感的な管理画面と充実した配信結果レポートで効果測定を効率化します。
⑦ DMMチャットブーストCV(株式会社Algoage)
引用元:DMMチャットブーストCV公式サイト(https://chatboost.dmm.com/cv/)
DMMチャットブーストCVは、完全成果報酬型のLINE公式アカウント運用サービスです。
LPから離脱したユーザーにLINE上で接点を構築し、ニーズをヒアリングして有益な情報を提供します。
定期的なメッセージ配信で購買意欲を育て、業界ごとのシナリオ分析を通じて戦略的なシナリオ設計を実施します。
これらのツールを活用することで、LINEを通じたマーケティング活動を効率的に行うことができます。各ツールの特徴を理解し、自社のニーズに最適なものを選びましょう。
まとめ
この記事では、LINEを活用したマーケティングオートメーション(MA)ツールを提供する主要な7社を徹底比較し、それぞれの特徴や機能、費用、選び方についてご紹介しました。
LINEの高い開封率や反応率、簡単なアカウント登録、アクションへの誘導の容易さなどのメリットを最大限に活かすためには、自社のニーズに合ったMAツールを選ぶことが重要です。各ツールの特性を理解し、コストと機能のバランス、サポート体制を考慮して最適なツールを選び、効果的なマーケティング活動を実現しましょう。
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