LINEの友だち追加広告(CPF)の事例を徹底解説!
LINE公式アカウントは、自社の情報を届けるための非常に有効なツールです。
しかし、アカウントに友だちがいなければ、その効果は発揮されません。友だちを増やすことは簡単ではなく、多くの方が悩んでいるのではないでしょうか?
「LINE公式アカウントを始めたけれど、友だちがなかなか増えない。」
「LINE広告を使って友だちを増やせると聞いたが、具体的な方法がわからない。」
このような悩みを抱えているWEBマーケターに向けて、LINE広告の「友だち追加広告(CPF)」を活用し、効率的に友だちを増やす方法をご紹介します。既にLINE公式アカウントを運営している方や、これから運営を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
Index
3-1. 1.オーディエンスセグメント配信
3-2. 2.オーディエンス配信
3-3. 3.類似配信
3-4. ターゲティングの注意点
4-1. 自動入札と手動入札の違い
4-2. 実際の友だち追加単価
5-1. 事例①:熊本ラーメン黒亭
5-2. 事例②:株式会社新出光
5-3. 事例③:株式会社小倉シティ
5-4. 事例④:株式会社UZUZ
5-5. 事例⑤:株式会社バルクオム
6. まとめ
LINE友だち追加計測ツール
LINEの友だち追加を媒体やクリエイティブごとに正確に計測し、広告施策の効果改善を実現するツール。
LINE友だち追加後の「予約」や「購入」などのユーザーアクションもCVとして計測でき、売上成果につながる広告媒体が明瞭化。施策は媒体別・キャンペーン別・クリエイティブ別に計測できるため、最適な予算投下が可能に。
▶LINE友だち追加広告(CPF)広告とは?
LINE広告の友だち追加広告(CPF)は、「Cost Per Friends」の略称で、LINE公式アカウントの友だちを獲得した際にのみ費用が発生する成果報酬型の広告形式です。
この仕組みにより、広告費用を効率的に使い、関心度の高いユーザーを自然なかたちで友だちとして獲得することが可能です。
さらに、ユーザーがLINE広告をクリックすると友だち追加画面が表示され、LINE公式アカウントの友だち追加へとスムーズに誘導することができます。
参考:友だち追加広告(CPF)の配信面や配信方法を徹底解説!
LINE友だち追加広告はどんなときにおすすめ?
LINE友だち追加広告は、特定のターゲット層にリーチするのに最適です。
例えば、若年層や特定の地域に住むユーザー、特定の興味・関心を持つユーザーなど、細かくターゲティングが可能です。これにより、広告の効果を最大化し、無駄な広告費を削減することができます。
LINE友だち追加広告のターゲット
「LINE広告」から友だち追加広告で利用できる以下の3つのターゲティング方法と注意について詳しくご紹介します。
1.オーディエンスセグメント配信
「オーディエンスセグメント配信」では、LINE独自の属性データを活用して、年齢、性別、地域、OS、興味関心などの条件に合致したユーザーに広告を配信できます。
これにより、特定のセグメントに対して効果的にリーチすることが可能です。
2.オーディエンス配信
「オーディエンス配信」では、自社サイトでユーザーがとった行動データをもとにオーディエンスを作成し、広告を配信します。
例えば、購入後のサンクスページに訪れたユーザーをターゲティングしたり、購入履歴のあるユーザーを除外して広告を配信することができます。
※この方法を利用するためには、事前に「LINE Tag」というタグをサイトに設置する必要があります。
3.類似配信
「類似配信」では、作成したオーディエンス(基になるオーディエンス)と類似するユーザーをLINE内から新たに探し出し、広告を配信します。
類似配信は「自動」と「手動」で設定でき、類似オーディエンスのサイズは1%から15%で指定可能です。1%の場合、類似度は高まりますが配信母数は少なくなります。15%の場合、類似度は低くなりますが、配信母数は多くなりリーチするユーザー数を増やすことができます。
ターゲティングの注意点
友だち追加広告を配信する際のターゲティングのポイントは、セグメントを絞りすぎないことです。
友だち追加ユーザーを限定したいがためにセグメントを絞りすぎると、広告表示数が少なくなり、結果として友だち追加数が減少します。これにより、友だち追加数を増やすために入札金額を高く設定せざるを得なくなり、友だち追加単価が高騰してしまいます。
友だち追加広告の場合、広告がユーザーに表示された時点で興味がないアカウントであれば友だち追加はされません。
そのため、広く認知してもらうために多くのユーザーに広告を表示させることが重要です。
ブランドや商品を知ってもらうことも念頭に置き、ユーザーにわかりやすく訴求できる広告を作成して配信しましょう。
LINE友だち追加広告の費用
友だち追加広告は、従量課金モデルの運用型広告であり、1万円から出稿が可能です。友だち追加の最低設定価格は入札方法によって異なります。入札方法には「自動入札」と「手動入札」の2種類があります。
自動入札と手動入札の違い
引用:LINEキャンバス
自動入札: 最低設定価格は75円です。システムが自動的に最適な入札額を設定します。
手動入札: こちらは2つの課金方法があります。
友だち追加ごとに課金: 最低設定価格は50円です。獲得したい友だち追加数を目安に広告予算を設定します。
インプレッションごとに課金(CPM): 最低設定価格は200円です。広告が表示されるたびに課金されます。
実際の友だち追加単価
実際の友だち追加単価は、ターゲティングの精度や日予算、入札金額、クリエイティブの品質などによって変動します。目安としては、1友だち追加あたり200円から400円程度となります。
友だち追加広告を効果的に運用するためには、これらの要素をバランスよく設定し、最適な広告戦略を立てることが重要です。
LINE友だち追加広告に関してより詳しく知りたい方は「LINE友だち追加広告とは?LINE公式アカウントへの効果的な広告集客法を徹底解説!」の記事をご覧ください。
LINE友だち追加広告の事例
具体的な事例を見てみましょう。
事例①:熊本ラーメン黒亭
LINE広告で友だち数7倍!顧客メリットを訴求する店舗とECでのLINE公式アカウント活用
熊本ラーメン「黒亭」では、販促と集客を目的に、ECショップと実店舗それぞれで公式アカウントを開設し運用しています。
ブランドイメージを伝えながら、顧客のライフサイクルに合わせた配信内容とタイミングで、友だち限定クーポンの配信などを行い、積極的にLINE公式アカウントを活用しています。
一時期は友だち登録者数が約500人で停滞していましたが、友だち追加広告を活用し始めたことで、約7倍の3,700名まで友だち登録者数を増やすことができました。
事例②:株式会社新出光
友だち追加を活用したファン獲得施策。ガソリンスタンドを地域に欠かせないコミュニティーへ引用:LINEヤフーforBusiness株式会社新出光
九州エリアを中心にガソリンスタンドを展開している「株式会社新出光」
株式会社新出光は、LINE公式アカウントを活用し、友だち数を2万人以上に増加させました。
目的は、One to Oneのコミュニケーションを通じて来店者数とロイヤルカスタマーを増やし、若年層にも訴求することです。施策として、会員情報との連携強化やLINE広告を利用したキャンペーンを実施。
結果として、友だち追加数が通常時の約10倍に達し、会員情報連携をした友だちが1万5千人に達しました。
事例③:株式会社小倉シティ
LINE広告(友だち追加)で効率の高い運用を実現!駅ビルのLINE公式アカウント活用法
引用:LINEヤフーforBusiness株式会社小倉シティ
JR小倉駅に隣接する複合商業施設、小倉シティでは、顧客の消費行動が受動的から能動的に変わったことを受け、公式アカウントを開設し、チラシの代替としてLINE公式アカウントの運用を開始しました。
しかし、友だち追加数が伸び悩んだため、LINE友だち追加広告の配信を開始した結果、13日間という短期間で1,650人の友だち登録者を獲得し、獲得単価はなんと180円でした。紙媒体を中心としていた時期と比べて、タイムリーな情報発信が可能となり、短期間で予想以上の効果を得ることができました。
その後も友だち登録者数は順調に増え、少ない予算でも大きな成果を上げることができたと、満足の声が寄せられています。
事例④:株式会社UZUZ
面談予約率55%! LINEのチャットボットを活用して求職者への情報提供をスムーズに
第二新卒者向けの転職支援サービスを提供する「株式会社UZUZ」は、LINE公式アカウントとチャットボットを活用し、友だち追加広告を出稿することで面談予約率の向上に成功しました。
オウンドメディア経由での面談申し込み数が伸び悩んでいたため、利用者の多いLINEを活用することで、より多くの第二新卒者にリーチできると考え、運用を開始しました。
LINE公式アカウントを通じて自社の転職支援サービスへの集客を図り、チャットボットを利用することで、簡単に面談予約ができる仕組みを構築したことが成功のポイントとされています。
事例⑤:株式会社バルクオム
CPAが257%改善!LINE広告とチャットボット活用によるナーチャリング施策引用:LINEヤフーforBusiness株式会社バルクオム
メンズスキンケアブランドを展開している「株式会社バルクオム」
LINE広告とチャットボットツールを併用し、友だち数を大幅に増加させました。具体的には、LINE広告を通じて友だち数が500名から3,700名に増加し、定期購入のCPAが257%改善しました。
バルクオムは、友だち追加を通じてユーザーとのコミュニケーションを深め、エンゲージメントとコンバージョン率を向上させる施策を実施。今後もLINEを活用した広告とチャットボットを組み合わせ、さらなるパフォーマンス向上を目指しています。
まとめ
LINE公式アカウントは、企業がユーザーと直接コミュニケーションを取るための強力なツールです。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、友だちを増やすことが不可欠です。この記事では、LINE広告の「友だち追加広告(CPF)」を活用して効率的に友だちを増やす方法を紹介しました。
具体的な事例として、数社様を取り上げました。これらの企業は、LINE広告を活用して友だち数を大幅に増加させ、エンゲージメントやコンバージョン率の向上を実現しています。
LINE公式アカウントを運営している方やこれから運営を考えている方は、この記事を参考にして、LINE広告を活用した友だち追加施策を実践してみてはいかがでしょうか。
効果的な広告戦略を立てることで、ブランド価値の向上や顧客との深いコミュニケーションを実現し、ビジネスの成長につなげることができるでしょう。
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