Case Study
実績・事例
クライアントの幅を広げたピアラの成長戦略。 上場成功を支えたアフェリエイトシステムとは?
業種 D2C/EC
導入プロダクト

(写真)株式会社ピアラ Result+事業本部 執行役員 小野 真様
広告代理店として、取引クライアントの業種を広げながら成長を続けている株式会社ピアラ様。
特に、新規ユーザー獲得の支援において21年間の実績を持つ同社は、アフェリエイトシステムを活用し、「KPI保証サービス」の提供をしたことで東京証券取引所スタンダード市場へ上場成功を果たしました。
今回のインタビューでは、Result+事業本部の小野 真様(以下、小野)に、
本来の得意領域であったヘルスケア&ビューティ業界から、金融・不動産業界への領域拡大を果たした背景や、今後の展望についてお話を伺いました。
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CATS: いつも大変お世話になっております!
小野:CATSさんとはかれこれ15年の仲になりますね(笑)
ー本日はお気軽にお話ください!
まず、貴社の事業内容について教えていただけますか?
小野: 私たちはWeb広告を中心に、オンラインおよびオフラインの広告戦略を展開しています。
元々美容・健康や食品業界を中心に広告制作などの支援を行っていましたが、
2018年の上場を機に、事業拡大を目的としてクライアントの業種を不動産や金融、人材などへと広げました。
CATS: 上場を機に業種の幅を広げたのですね!
当初、美容・健康業界からご支援を始めた理由はなぜでしょうか?
小野: 美容と健康は常に需要がある市場だからです。
最近は、女性だけでなく、男性も美容に対する意識が高まっているので、
この市場の成長を見越して、最初に支援を開始しました。
ー現在は、幅広く金融や不動産業界の支援もされているとのことですが、
貴社の強みはどこにあるとお考えですか?
小野: やはり、クリエイティブ力だと思います!
Web広告にはGoogle、Yahoo!、LINEなどいろんな媒体があると思うんですけど、
私たちはそれぞれの媒体、調べに来る人に合わせたクリエイティブバナー制作ができるのが強みです。
媒体ごとに違うのはもちろん、その媒体の中でも時間帯によってクリック数や購入数が違ってくるので、効果的な時間を常にウォッチしながら最適化しています。
CATS:時間によっても違うんですね。
商材によっては、平日と週末の違いも大きそうです。
小野:おっしゃる通りです。
朝の通勤時間に効果の高いものもあれば、夕方に急にインプレッションが伸びてくる媒体もあるので、それぞれの時間・曜日に合わせて広告の入れ替えをすることが重要です。
ーどれくらいWeb広告バナーを制作しているのでしょうか?
小野:年間3万本ほど制作しています。
ただ、我々もむやみやたらに制作しているわけではありません。
過剰な表現や誇張を避け、モラルを守った広告を意識する必要があります。
過度に攻めた広告で無理に集客を行うことは、クライアントのためにもならないですし、我々としても望んでいません。
しっかり質を担保しつつ、制作から運用までPDCAを回しています。
CATS:月間だと2,500本ほどですね。
どのようにして質を担保した上で多くのWeb広告のバナー制作が実現したのでしょうか?

小野: AI技術を導入したおかげで、制作本数が1年で約3倍に増加しました。
CATSさんと兄弟会社のJAPAN AIを導入することで、制作チームは、制作に資する時間を大幅に削減でき、ユーザー導線の検証や改善により多くの時間を割くことが可能になりました。
さらに、AIは過去のデータから効果的な要素を分析し、具体的なインサイトを提供してくれるため、データに基づいた意思決定も実現します。単なる業務効率化だけでなく、PDCAサイクルの質の向上にも大きく貢献してくれています。
CATS:Japan AIをご導入いただき大変嬉しく思います!
ーCATSと貴社の出会いのきっかけはなんだったのでしょうか?
小野:弊社でクローズドASP型のResultPlusというシステムも持っておりまして、
そのシステムのベースとなっているのがAFADなんです!
当時、自社でシステムを新たにゼロから作るとなると莫大なコストがかかる点から、アフェリエイトシステム導入を検討したのがきっかけです。
CATS:AFADを選んでいただいた理由は何でしたか?
小野:AFADはカスタマイズ性に優れているため選びました。
当時、自社に合わせてカスタマイズ(個社開発)ができる計測システムが他にはなく、計測面での信頼性も高かったので、そこまで他社システムと比較検討せずに決めた記憶があります。
今は、媒体との連携やクライアントのシステムとの統合が進んでいるため正確な計測が可能ですし、クリエイティブの最小単位までしっかりと検索できる機能や、当社オリジナルの機能を導入できる点も気に入っています。
自社アフィリエイトシステムを徹底比較!選び方や導入時に気をつけたいポイントを解説します!
ーAFADの導入で得られた成果は何でしょうか?
小野:一番は弊社の株式上場に寄与してくれたところですね!
私たちが上場するきっかけとなったのが、「KPI保証」というサービスで、名前の通りクライアントのマーケティングKPIを保証するというサービスです。
正確な計測ができる基盤であるAFADがあったおかげで、クライアントのKPIを補償することができました。
CATS:今では多くの計測システムが世に出ていると思いますが、切り替えを検討されたことはありますか?
小野:15年間の蓄積されたナレッジがあるため、他社への切り替えは検討していません。
今後も当社から「こういう機能があるといい」といった意見をどんどんお伝えしながら、AFADの機能自体をどんどんバージョンアップしていってもらいたいと思っています。
CATS:ぜひ今後とも伴走させていただけたらと思います!
ーAFADのバージョンアップに求めることを教えてください!
(写真左)CATS株式会社 マーケティング部 森田 萌乃
小野: 今後は、キャッシュポイントまで追えるような、より深いデータ分析ができるようにしていきたいですね。
私たちは、どのクリエイティブでユーザーが獲得ができたのかを把握していますが、これはあくまで初回コンバージョンのデータに過ぎません。
来店型の場合、予約が入っただけでは、実際に来店したかどうかや契約に至ったかはわかりません。また、リード系でも面談を申し込んだり見積もりをしたりすることはありますが、最終的に契約に至ったかどうかは追えません。
CATS:初回コンバージョンで獲得したユーザーがキャッシュポイントまで達したかどうかを広告計測システム上できちんと把握することができれば、さらに最適化が進みそうですね。
小野:はい。現在でも、クライアントにキャッシュポイントでの成果が発生しているかどうかを、数か月ごとにフィードバックしてもらっています。
ただ、このような管理方法だと、数ヶ月後にやっと最終的な成果がわかり、そこからPDCAを回していくことになるため広告の最適化に時間を要してしまいます。もしデータが連携できていれば、定期的に情報が得られるので、よりスムーズに状況を把握し、より早いPDCAサイクルを作れると思います!
CATS:今後も弊社開発メンバー含め機能アップデートに努めて参ります。
ー最後に、今後の展望について教えてください。
小野:今年は社内でもアフィリエイトを強化する方針となっていて、
アフィリエイトを活用して外部のパートナーの数を増やしたり、そこでの売上をあげることに注力しています。
1つの業種に絞ってしまうと、そのクライアントの業績に左右されて、当社も同様に影響を受けてしまいます。
具体的には、1社、10社でなく、100社、さらには200社とクライアントを増やしていくことで、安定した売上を確保し、最終的には営業利益につなげていきたいです。
CATS:上場以降、業種を広げてきたのはそういった背景があったからなのですね。
小野:はい。あとは、クライアント数を拡大していくことに加えて、業務効率の改善も業績に直結してくるので注力していきたいです。
売上の増加に伴って採用人数を増やしてしまうと、販管費も増加してしまいますので、営業利益が圧迫される可能性があります。
なので、クライアントの数を増やすことと同時に、業務効率化を両立させて一人ひとりの生産性を高めることが、今後の課題だと考えています。
CATS:効率化の部分で言うとJapan AIの活用によって改善ができそうですね!
小野:おっしゃる通りです。
Japan AIだけでなく、CDPとかSFA等、CATSさんを含めてジーニー社のグループ内で資本提携をさせていただいているので、パートナーとして向き合っていきたいと思います。
CATS:本日は貴重なお話をありがとうございました!
■会社概要
会社名:株式会社ピアラ
代表取締役社長:飛鳥 貴雄
事業内容:
・ECマーケティングテック事業
・広告マーケティング事業
本社:〒150-6013 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー 13F
企業サイト:https://www.piala.co.jp/
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