Case Study
実績・事例“WEB動画でモノが売れる仕組み”を築いたFlipNine 主力事業から生まれるベンチャーな環境とは
業種 広告
導入プロダクト
(写真)FlipNine株式会社 代表取締役社長 大竹 優策 様
YouTubeやTikTokなど、動画を用いたダイレクトマーケティングのパイオニアともいえるFlipNine株式会社様は、視聴者の心を掴むノウハウで売上を劇的に向上させる実績を誇ります。
そのような主力事業がある一方、社内メンバーが新規事業の創出に挑戦できる環境を用意し、様々なサービスを展開する一面もあります。
今回は、代表取締役社長の大竹優策様に、挑戦が歓迎される環境を提供している理由や、そのトライ&エラーを支える会社の基盤である「動画でモノ売れる仕組み」についてお話をお伺いしました。
ーまずは、貴社の事業内容について教えてください
大竹:弊社は、Web広告を軸に広告代理事業やWEBコンサルティングを提供しています。
最近では、クラウドファンディングの支援サービス「狼煙」を始めました。昨年8月に金沢の蒸留所と業務提携をして、自社でジャパニーズシングルモルトウイスキーも作りました。現在は日本らしさを出すためにヤマザクラ樽で熟成させています。ちょうど今年10月にクラウドファンディングも終了して無事、目標金額を達成することができました。
そのノウハウを活かして地方創生をもっと行っていこう思いクラウドファンディング支援サービスも狼煙の一部として初めました。日本文化継承・地方創生を主軸事業である広告代理事業で学んだユーザー心理やクリエイティブを見極めるノウハウが役に立っています。
FlipNineが事業展開する日本文化継承プロジェクト「狼煙」
CATS:広告代理店事業のみならず、様々な事業をなさっているんですね!
大竹:はい。当社は毎年社内で事業企画コンペを実施していて、自分のやりたいことを形にするチャンスがあります。
「狼煙」はそのコンペから生まれた新規事業です。
CATS:ベンチャー企業で働くメンバーとしては、そういう挑戦の機会があることで仕事に対するモチベーションもあがりそうですよね。
大竹:そうですね。ベンチャーならではの挑戦をしてほしいと思っています。
私自身は元々上場企業の大手ASP事業の立ち上げから営業統括としての経験・ノウハウをもとに独立をしています。
当時私が感じていた上場企業ならではの”しがらみ”や”自由度の低さ”を、社員には感じさせたくないんです。
こうした機会をメンバーに提供できるのも、創業当初から始めている「WEB動画による顧客獲得支援」からの収益が基盤になっているからこそだと思っています。
ー「WEB動画による顧客獲得」とはどのようなものでしょうか?
大竹:インフルエンサーやYouTuberを起用したプロモーションやTikTokの運用です。
動画の視聴者を購入に結び付けるために商品・サービスに関する動画を企画・作成・運用まで行っています。
先ほど申し上げたように私の素地はアフィリエイト事業ですので、そのノウハウを活かした事業で独立・起業することは前提でした。
しかし、世の中にアフィリエイト事業を展開する企業は多くありますので、差別化できるポイントが必要です。
そのようなとき、認知効果の高いYouTubeで、認知だけではなく「しっかり物が売れていく」状態を作っていくことに勝ち筋があるのではないかと考えました。
最近だとYouTube動画で獲得施策を実施することは一般的になりつつあります。
しかし、当時はPR表記などの法整備も進んでおらず、YouTubeという媒体が情報を得る場所ではなく「楽しむコンテンツ」という要素が大きかったのもあり、動画を獲得のための施策として実施する企業は少なかったんです。
CATS:今ではYouTubeを見てそのまま概要欄のリンクを踏むといった流れは一般的ですが、ここ最近の話なんですね。
まだ一般的でなかった頃にWEB動画による獲得施策の支援に乗り出せた理由はありますか?
大竹:当時から動画にはモノを売る力があると思っていました。
今でもテレビ通販などのインフォマーシャルが無くなっていないのは、動画によって物が売れるからなんですよね。
10分〜20分という尺で、商品を知ってもらうだけでなく、興味付けを行い購買までにつなげることができている。
これが地上波で可能であるならば、YouTubeやTikTokなどほかの動画コンテンツでも可能なはずだと思います。
CATS:たしかに、深夜でも昼でもまだテレビで見かけますよね。
大竹:実際に支援する中でも、WEB動画による獲得施策は非常にうまく行っています。
YouTubeで配信した動画から3日間で3000件の購入があったり、目標CPA1万円の商材が300円とかで売れたりしていますね。
ちゃんと商品の良さを伝えきれることが、購買に繋がっていると思います。
CATS:想像以上の結果でした。素晴らしいですね!
―WEB動画による獲得において重要だった要素はありますか?
大竹:WEB動画では、いかにユーザーへ適切な情報を届けられるかが最も重要な要素になるため、実施した施策の成果を観測することとPDCAが非常に重要です。従来YouTuber訴求を行うときにYouTuberや事務所サイドは、どの案件で何件獲得したか把握してない方々が圧倒的に多く、広告営業サイドは分析ができないことが課題でもありました。実績もわからないYouTuberに対して何百万円もお金を出す広告主は少ないですからね。
そのため、計測基盤となるトラッキングシステムは必要不可欠でした。
CATS:トラッキングシステム導入の際に弊社の「AFAD」を導入していただいたんですね。
大竹:はい。当初はクライアントの計測システムを使わせていただいていましたが、1年後くらいには案件も増えてきて自社で管理した方がよいと判断し、自社システムを導入しました。
ー必要不可欠なトラッキングシステムとして選んでいただいた決め手はなんでしょうか?
大竹:そんなにオーバースペックでも意味はないと思っていたのと、当時はお金もなかったのでコスト重視でしたね。
創業当時は「モノ」「コト」「カネ」すべてが不足している状態から始まっていますので、事業が成り立つ機能を低価格で提供してくれているAFADを選びました。
(写真右)CATS株式会社 マーケティング部 萩原 理香子
あとは、専属のサポーターがついてくれるというのがすごく大きかったですね!
私自身はエンジニアではないので、ひとりで事業を進めていくにあたって「マニュアルだけで設定する」には限界があります。
困ったときに人的なサポートを受けられるAFADのおかげで、計測課題でクライアントを待たせることも減りました。
CATS:貴社のお役に立てているようで、非常にうれしいです!
大竹:YouTube動画は他のWEB広告と違って、過去に配信した動画が今でもCVに繋がります。
3年前に配信したエステの動画が、今でも視聴されてそこから予約に繋がるというのは珍しい話ではありません。
CATS:YouTubeは長期にわたって集客効果を持つ「資産」になるんですね。
大竹:その通りです。
このような「資産」から生まれる売上を漏れずに計測することも売上成果創出の一助になっています。
ーFlipNine様の今後の展望について教えてください。
大竹:何かモノを売るときにプロモーションは絶対に必要になりますので、今後もFlipNineがWEBマーケティングという軸をもって事業を展開する点はぶれないです。
一方で、「FlipNine」というベンチャーな環境で働いているメンバーには引き続き、ベンチャーならではのチャレンジができる環境を駆使して自分がやりたいことを形にしてほしいと思っています。
「いっぱい人を増やして会社を上場させて何百億円も売上作って・・・」ということは全然考えていなくて。
メンバーが新規事業にチャレンジした結果、部署ができて、グループ会社になって大きな輪ができていく。その結果会社が大きくなって身丈にあった成長をしていくというのが理想です。
そういう
様々な事業を展開できているのも、アフィリエイト事業が安定基盤になっているからこそですし、アフィリエイト事業を支えてくれているAFADに感謝しています。
FlipNine株式会社
代表取締役:大竹 優策
事業内容:
インフルエンサー特化型ASP「FLIP」
日本文化継承NFTプロジェクト「狼煙」
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